10年ぶりに「仮面ライダー」にカムバックした、あの男に注目!

■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

2018年になっても、天井知らずに面白さを増していってる『仮面ライダービルド』。

容赦のないハードで重厚なストーリー。

しかし、そこを回を追うごとに絆を深めていく、戦兎と龍我の存在でファンは救われていく。

マスターの裏切りに傷つき、明かされた戦兎の正体に開いた口は塞がらずとも、龍我のまっすぐな感情に頬を緩めるここ最近。

面白すぎる「ビルド」にさらに朗報が。

あの男が、まさかまさかの仮面ライダーにカムバック。

10年前、『仮面ライダーキバ』で圧倒的な演技力を出し惜しみすることなく、紅音也という役でこれでもかとファンを魅了し男の僕をも見事に惚れさせたあの男が。

前年の『仮面ライダー電王』の爆発的ヒットで、「キバ」が霞んでしまうのではないかというファンの心配を、強烈なキャラクター作りを早々と成し遂げることで見事吹き飛ばした、仮面ライダーグリスに変身する猿渡一海役、武田航平。



(C)2017 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映


航平さん、おかえりなさい!

10年振りに見る、日曜朝の航平さんはやっぱり最高。

なんじゃあの変身。

人差し指クイクイすんのかっこよすぎやろ。

ってか全く老けてないやん。

どないなってんねん航平さんよ。





僕が惚れた武田航平さん演じる紅音也は、現代編と過去編が同時に進んでいく画期的なストーリーで見る者を虜にした『仮面ライダーキバ』の過去編の主人公で、現代編主人公の紅渡の親父でもあります。

「キバ」の魅力はストーリーの面白さもさることながら、とにかくこの音也の立ち振る舞いで週を追うごとに「キバ」という作品にどっぷり浸かっていきました。

女好きでめちゃめちゃチャラいがバイオリンの腕は超一流、コメディ担当の三枚目かと思いきや、芯の一本通った男気を見せたりと、とにかく演技の振り幅がデカい。

その演技は、監督に叱られようがアドリブを毎回放り込んでいってた、と当時のインタビュー記事で語ってたように、不思議な熱を帯びていて、今でもそれは冷めることなく確認することができます。




音也が仮面ライダーイクサに変身したシーンは、興奮のあまり何回も繰り返し見たせいか、見返さずとも鮮明にまぶたに焼き付いています。

あのご自身もアイデア出されたという変身ポーズが、またかっこいいのよ。

あれをやりたいが為に、即イクサベルトを買いに行きました。

冒頭から三角関係を展開する恋愛体質の音也ですが、後半にまた別の三角関係でストーリーを盛り上げます。

現代編では第一話目から音也がもうこの世にいないため、どこかで死ぬことはわかってたんですが

第46話でついにその時が。

これが切なすぎるったらありゃしない。




しかし音也、いや武田航平さんの魅力がぎっしり詰まった回でもあり、音也が見たくなったら今でもとりあえずこの回を見ることがよくあります。

ということもあって猿渡一海に期待せずにはいられません。

登場時はクールな感じでディケイド版の音也かと思いましたが、みーたん好きが判明した先週のラストシーンで、武田航平さんのその感じが欲しかったと思わず言った方も多かったんではないでしょうか。

猿渡一海の今後の活躍に注目しつつ、音也未体験の方は2018年で「キバ」が10周年ということで、Blu-rayも出ますので是非チェックを。

あ、音也だけでなく正夫もね。

(文:オジンオズボーン・篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】
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