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“差しブス”じゃなくて、まさかの“ゴリブス”(笑)『犬猿』ニッチェ・江上敬子インタビュー



──そんな由利亜の恋愛感情がストーリーの要になってきますが、江上さんとしては、和成くんと卓司さん、どちらがタイプですか?



(C)2018『犬猿』製作委員会


江上:ま、和成ですね。卓司さん、怖すぎるっしょ。どう考えても。

──刑務所で更生して戻ってきていても…

江上:いや、怖すぎるでしょ! それ一点です(笑)。

──劇中はなかなか張り詰めた部分もあったかと思いますが、現場ではどういう感じで過ごされていたんですか?

江上:監督が、みんなの緊張をほぐすようにずっとお話してくださってましたね。あと窪田くんがムードメーカーなんですよ、すごく。「俺、車好きなんですよね。車に乗ってるとき、生きてんな〜って気がするんですよ」って、自分のことなんかも気さくに話してくれて。

斎藤工はマブダチなんで別ですけど(笑)、他の役者さんとご一緒する機会があまりなかったので、どこまで踏み込んでいいんだろうって、距離の詰め方を迷ってたんです。でも、皆さんどんとこい、って感じだったので、「あ、行っちゃっていいんだ」って。すごく胸を借りた感じでしたね。

新井さんはもう、想像してたまんまでした。兄貴っぽくて、表裏のない方。筧ちゃんは一緒のシーンがいちばん多いので、撮影2回目くらいのときに、飲みに行こうって誘ったんですよ。そしたら、あの子も、天然で純粋なちょっとおバカな子なんですよ。それで大好きになっちゃって、すっごく仲良くなりました。今もちょいちょい飲んでます。ご飯に誘ってくれるし、私も誘うし。



(C)2018『犬猿』製作委員会


──そんな筧さんが演じる真子に由利亜は嫉妬しますが、江上さん自身は最近嫉妬したと思うことはありますか?

江上:最近かぁ…。嫉妬しなくなりましたね。自分の中の一番のコンプレックスが、男の人から好いてもらえないという自信の無さだったんですけど、結婚したことでそういう恋愛に関する嫉妬みたいなのが落ち着いちゃって。なんか、女子アナにもムカつかなくなっちゃったんですよね(笑)。

──昔はムカついてたんですか?

江上:今まで、すごいムカついてたんですよ(笑)! 女子アナがかわい子ぶって面白くないモノマネとかやったりしてても「まぁ、こういう子なんだろうな〜。うん、かわいいかわいい」って(笑)。芸人として突っ込まなきゃいけない場所なのに、受け入れちゃう自分がやばいなって思ってた時期もあったんですけどね。

あとは、すごく面白いネタをやっている人には嫉妬することもあります。「うわ〜! その発想、我々が先に思いつきたかった!」みたいな。あと、ひな壇ですごく上手にトークされてる方がいて、自分がうまくいけなかったときとか。嫉妬というか、自己嫌悪ですね。もっと勉強しなきゃなって。

──では、女同士のバトルはありますか? ご姉妹とか。

江上:小学生のころ、姉が雑誌の「りぼん」を買ってて、私は「なかよし」を買ってたんです。お互いのおこずかいで買った本だから、相手の漫画を読まないっていう約束のもとで。でも、私はこっそり姉の「りぼん」を読んでたんです。で、それをわかってた姉は怒りがつのっていたんだと思うんですけど、ある日、私が「りぼん」を読んでいるところに姉が来て、「私のお金で買ったりぼん読まないでよ!!」ってケンカになったことがあります。でも、そのくらいですね。



(C)2018『犬猿』製作委員会


姉はすごく真面目で、私はちょっとちゃらんぽらんなほうだったので、姉もそういう部分が許せなかったんだろうし、私は私で「ケチ!」って思ってたし。姉はやっぱり「あなたは真面目でいい子」って言われて、「ちゃんとしなきゃ」って思って生きてきたタイプだと思うんですよね。

──お姉さんが、まさに由利亜と重なっていたんですね。

江上:そう、逆なんですよね。でも、コンプレックス、嫉妬っていう部分では由利亜の気持ちがすごくわかるし、自分にもし妹がいて、あんな感じだったら、最悪だろうなって思います。ちゃらんぽらんなのに、人付き合いがうまくて、顔もスタイルもよくて、男なんてひくてあまたで…って考えたら、ぞっとします!

──自分の好きな人も奪われちゃうし…。

江上:もう、私、ぞっとする!! 由利亜はむしろ大人だなって思うくらい、私だったら、もっと切れてると思いますね。やっぱり、由利亜はお姉ちゃんで「しっかりしなきゃ」って思って生きて来た分、我慢しちゃうんでしょうね。私だったら絶対我慢できない。ぶん殴ってるかもしれない(笑)!




──女同士といえば、相方の近藤くみこさんとバトルをすることは…?

江上:10年くらい前、解散かも、っていうくらいのケンカをしましたね。全然面白いネタができなくて、近藤さんの部屋にずっとこもってネタを書いてたんです。そんなときに私がオナラをしちゃって。

それを聞いた近藤さんが「は〜ぁ」って、思わせぶりなため息をつくもんだから、「なんだよ!オナラくらいいいだろうが!!」って私が切れちゃって。そしたら近藤さんが「私だったら、オナラしていいって聞くけどね!」って反撃してきたので、「それはお前のものさしだろうが〜!!」ってヒートアップして。

もちろん今は仲よしですよ。オナラの件とか、いろいろ乗り越えての今なので、もうそんなケンカはしないです(笑)。

──では最後に、今後、演じてみたい役ってありますか?

江上:いや〜、考えたこともないですね。いただける役があれば、それを全力でやりたいな、という気持ちです。女優をやりたかったころの気持ちとは違うので、選んでもらったことに対しての喜びと、いただいた仕事をちゃんとした形にしたいという思いで、バランスよくいろんなことをやっていきたいですね。




映画『犬猿』は2018年2月10日(土)、全国ロードショーです。



http://kenen-movie.jp/

(撮影:HITOMI KAMATA、文:大谷和美)

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