吉田羊が大熱演、大人のためのラブコメディ『ラブ×ドック』





©2018 『ラブ×ドック』製作委員会 




こんにちは、八雲ふみねです。

今回ご紹介するのは、5月11日公開の『ラブ×ドック』。
笑って泣ける大人のためのラブコメディです。


八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.155




白を基調としたシンプルな空間に巨大な金魚の水槽。

年齢不詳の美女・冬木玲子院長と美青年の助手・桜木美木によって運営される恋愛クリニック「ラブドック」。

訪れたのは、人気パティシエの剛田飛鳥。人生で成功を収めながらも自らの恋の影響で仕事や親友を失った経験がある彼女は、ひと回りも年下の男性からの告白に戸惑っていた。

「遺伝子検査をすることで恋にまつわるすべてがわかる、不思議なクリニックでの処方を受け、飛鳥は恋も仕事も結婚も手に入れることが出来るのだろうか…。



©2018 『ラブ×ドック』製作委員会 



鈴木おさむ×吉田羊、初監督と単独初主演のコンビがこれまでにない大人のラブストーリーを生み出した!


この世の中に、「私は恋愛上手!」と胸を張って言い切ることが出来る人って、果たして存在するのでしょうか。

友だちの恋バナ相談にならアレコレと好き勝手言えても、いざ自分の恋愛となると…。理想と現実は、なかなか噛み合わないモノですよね。

それでもいくつになっても恋をしたい!幸せな毎日を送りたい!!そんな女性に贈る究極のラブコメディが『ラブ×ドック』なのです。

メガホンを取ったのは、人気構成作家の鈴木おさむ。約1年ほど前、とある映画イベントにて司会として大島美幸さんとご一緒させていただいた時、ご主人が映画を制作中だとお聞きし、その時からどんな作品が完成するのか、個人的にとても楽しみにしていました。

これまで『ハンサム★スーツ』や『新宿スワン』などヒット映画の脚本を手がけている鈴木おさむ氏にとって、監督を務めるのは意外にも本作が初めて。

しかしながらこれまで培ったキャリアを最大限に生かし、初監督作とは思えないオリジナリティあふれる作品となっています。

そして本作で単独初主演を飾るのが、人気女優の吉田羊。仕事人としてのクールさと恋に不器用な素顔を併せ持つ飛鳥役は、タフでカッコいい女性からコミカルな役どころまで幅広く演じる彼女にピッタリな役どころ。

そんな飛鳥の恋のお相手となるのが、3人の男たち。

ひと回りも年下の若手パティシエ・花田聖矢役に野村周平、飛鳥が以前働いていた洋菓子店のオーナーで不倫相手でもある淡井淳治に吉田鋼太郎、飛鳥の親友がひそかに恋心を寄せる整体ジムのトレーナー・野村俊介に玉木宏と、個性的な顔ぶれを揃いました。

さらに「ラブドック」の院長・冬木玲子役に広末涼子、飛鳥の親友で未婚のシングルマザー・細谷千種に大久保佳代子、玲子の下で働く桜木美木に成田凌、ほか唐田えりか、川畑要(CHEMISTRY)、音尾琢真らがスクリーンを彩り、鈴木おさむ作品ならではの強烈な個性を持つキャラクターを好演。

他作品では観ることが出来ない本作ならではのキャスト陣のハジけっぷりにも注目です。



©2018 『ラブ×ドック』製作委員会 



躊躇することなく前へ進め!不器用だけど誠実なヒロインの生き方が勇気を与えてくれる。


本作いちばんの見どころと言えば、やはり飛鳥と3人の男性の恋模様。

ピュアでまっすぐな年下男子、俺サマキャラの肉食系同世代男子、酸いも甘いも嚼み分けた年上男性。

本作で語られる恋バナは、“恋愛あるある”的な笑いが散りばめられながらも、心の底から笑い飛ばせない“渇き”のようなものがあります。

それは、形は違えども誰しも経験がある“痛み”が疼く瞬間なのでしょうか。

自分が抱える“痛み”に焦点を当ててしまうと、行動することに臆病になってしまったり、目の前にチャンスがやって来てもあと一歩が踏み出せなかったり。

それでも人生は一度きり。

不安で飛び込むことを躊躇して人生が終わってしまうより、とにかく当たって砕けろ?!

「人生に無駄なコトなんてない!」と前へ前へと踏み出す飛鳥の生き方は、女性のみならず男性にも(?!)勇気を与えてくれることでしょう。



<作品情報>


『ラブ×ドック』
2018年5月11日からTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
脚本・監督:鈴木おさむ
出演:吉田羊、野村周平、大久保佳代子、篠原篤、唐田えりか、川畑要(CHEMISTRY)、山田純大、音尾琢真、大鶴義丹、成田 凌、広末涼子、吉田鋼太郎(特別出演)、玉木宏 ほか
アートディレクション:飯田かずな
ミュージックディレクション&主題歌:加藤ミリヤ
©2018 『ラブ×ドック』製作委員会
公式サイト  http://lovedoc.asmik-ace.co.jp/

八雲ふみね fumine yakumo


八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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