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『おとなの恋は、まわり道』キャスト&スタッフのコメント独占解禁!撮影の舞台裏に迫る
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『おとなの恋は、まわり道』キャスト&スタッフのコメント独占解禁!撮影の舞台裏に迫る
キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが、個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女という、インパクト絶大のキャラクターで4度目の共演を果たす話題作『おとなの恋は、まわり道』より、撮影の舞台裏を明かすキャスト&スタッフのコメントがシネマズ独占で解禁された。
『マトリックス』シリーズで世界を制したキアヌ・リーブス、『シザーハンズ』で世界の恋人になったウィノナ・ライダー、約10年ぶり4度目の共演となる本作。キアヌ演じるフランクとウィノナ扮するリンジーは、出会い頭に空港で搭乗列の順番をめぐって言い争い、お互いの第一印象は最悪。その上、飛行機の席はまさかの隣同士。機内で口論を続けるうちに、2人が同じ結婚式に向かっていること、互いに花婿の異父兄・元婚約者であることを知り、ムードはより一層険悪に……。のどかなリゾート婚を舞台に、過去の失恋を引きずる女と、恋愛から手を引いたと豪語する男、二人のこじらせ男女が予想外の恋に翻弄される姿が描かれる。
そんな本作の舞台となるのはカリフォルニア南部。丘陵の緑とセントラルコーストに注ぐ陽光が魅力で、観光客からの人気も高い自然豊かなエリアだ。撮影のほとんどは“アメリカで最も幸福な都市”とも呼ばれる海沿いの街、サンルイスオビスポで行われた。
実はこの映画、なんと、撮影日数はたったの9日間という異例の短さ。このタイトなスケジュールでの撮影が実現したのは、徹底した事前準備と経験豊富なキャスト、スタッフの手腕あってこそ。キアヌとウィノナは膨大なセリフ量にも関わらず、現場では脚本を携えることもせず、撮影がスムーズに進行するよう、時には2テイクでOKになるほど集中して演技に挑んだ。9日間での撮影を見事完遂できたのは、主演の二人が並々ならぬ気合で演技に挑んだ成果と言える。特に、絶妙なテンポで繰り広げられるトークバトルは、息の合った二人でなければ成立しない抜群のコンビネーションが堪能できる。
監督のヴィクター・レヴィンと撮影のジョルジョ・スカリは、「この映画をさらに面白くて美しいものにしたい」と事前に長時間にわたる話し合いを重ね、数多くの映画をチェックして撮影に使うレンズを吟味。映像のシャープさよりも、柔らかく、絵画のように美しい映像に仕上げることを重視した。監督は、「そのときどきで移り変わる日光をきちんと押さえておきたかった。光がこの映画にどんな作用を及ぼすか、慎重に注意を払った」と、高級リゾート婚に参加した3日間の移り変わりを微妙な光の変化で表現した。「ジョルジョと撮影チームは全員努力し、一つ一つが信じられないほど美しい映像を作り出してくれた」という監督の言葉の通り、美しく切り取られたサンルイスオビスポの田園風景は必見だ。
結婚式などの一部のシーンは、内陸の街・パソロブレスで撮影された。320エーカー(東京ドーム約28個分)にわたって広がるデュボ・ワイナリーは、ロケ地を浜辺と想定していたレヴィン監督を「完璧なロケ地になる」と唸らせた風景。ワイナリーを見下ろす丘で開かれるのどかな結婚式のシーンは、製作のエリザベス・デルが「映画の創造性と資金面が見事につながった最高の場所だ」と絶賛するロケーションにも注目してもらいたい。
また、デルは「キアヌとウィノナを含めた誰もがセットから出ようとせず、ずっといてくれた。私が関わったほかの作品とはとても違うリズムの撮影だった」と語る。主演の二人は常に現場で撮影を見守り緊張感を保ち続け、忙しい中でも陽気でエネルギッシュな雰囲気で撮影が進んだと説明する。しかし、撮影日数が短いからといって急ピッチで撮影が進んだわけではない。キアヌ・リーブスは、「監督は特にペース配分を気遣っていた。ウィノナと二人で議論しあい、両方とも黙り込む間を見つけて欲しいと思っていたみたいだ」と撮影を振り返る。「そのシーンの音楽、テンポ、動きを見つけようとする優秀なオーケストラの指揮者のようだった」と監督の仕事ぶりを高く評価し、自身とウィノナから多くのものを引き出すために、決して急がず納得いく画を追求したのだと語った。
一流のキャストとスタッフが一丸となり、わずか9日間で撮り上げた本作は、12月7日(金)より、全国ロードショー。
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