『運び屋』イーストウッド監督・主演最新作が公開決定!ポスター&特報も解禁



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数々のアカデミー賞®に輝く巨匠クリント・イーストウッド監督最新作にして、主演作が邦題『運び屋』として、2019年3月8日(金)日本公開が決定。ポスタービジュアルと特報映像が解禁された。

イーストウッドが自らの監督作品で主演を務めるのは『グラン・トリノ』以来10年ぶり。本作の原題は “THE MULE”。動物のラバを意味するが、転じて“運び屋”という意味も持つ言葉だ。ポスターに写っているのは、沈みかけた太陽が照らす荒涼とした土地をゆく1台のピックアップトラックとイーストウッドの横顔のみ。深く刻まれた皺の奥から、1950年代から走り続けてきた俳優、イーストウッド自身が歩んできた道を見つめているようにも見える。

本作のベースになったのは2014年6月に「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」に掲載された「シナロア・カルテルの90歳の運び屋」という1本の“仰天”記事だ。メキシコからデトロイトへ大量のコカインが運びこまれている。麻薬取締局が必死の捜査の末に掴んだのはたったひとりで大量のコカインを運ぶ伝説の“運び屋”の存在。追跡捜査の末、怪しまれないように通常の速度違反のように停車し、警察の前に現れた“運び屋”は、87歳の逮捕歴もないありきたりな老人レオ・シャープだった。

この記事をもとに『グラン・トリノ』の名手、ニック・シェンクが脚本化、麻薬捜査をめぐるサスペンスフルな展開で極上のドラマを見せきる傑作にしたてあげた。アールを追いつめる麻薬取締局の捜査官に『アメリカン・スナイパー』でアカデミー賞®主演男優賞にノミネートされたブラッドリー・クーパー。さらにローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・イーストといったアカデミー賞®の常連俳優が脇を固め、さらに実際の親子であるアリソン・イーストウッドが主人公の娘役として出演する。



解禁された特報映像は、路肩に停めたピックアップトラックの荷台をのぞき込む年老いた男、アール(クリント・イーストウッド)の姿から始まる。バッグの中の大量のコカインを見て苦い顔をしていると突然警官に声をかけられる。「姪に頼まれたナッツですよ」とごまかすが、激しく吠えたてる麻薬探査犬に動揺を隠せない。アールの人生は仕事一筋で、家族をないがしろにしてきた。自宅は差し押さえられ、大切な娘の結婚式でも妻と娘を悲しませた。後悔の念を抱きながらもトラックを運転し、メキシコ系の男たちから積み荷を受け取る。

一方、麻薬取締局の捜査官(ブラッドリー・クーパー)たちの捜査も徐々にアールに狙いを絞っていく。アンディ・ガルシア率いる麻薬カルテルもアールを監視している。「家族に謝りたい」という思いを噛みしめて、たったひとりで危険な荷物を運ぶアール。「これが最後だから」「あと一度だけ」という祈りは届くのだろうかーーー?

特筆すべきは この特報で『運び屋』というタイトルと「人は永遠には走れない」というコピーを読み上げる声だ。イーストウッドの独特の存在感を日本のファンに定着させた故・山田康夫の声質を受け継いだ俳優・声優の多田野曜平が特報のナレーションを担当している。

ストーリー概要


アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、孤独な90歳の男。商売に失敗し、自宅も差し押さえられかけたとき、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。それなら簡単と引き受けたが、それが実はメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だということを彼は知らなかった…。

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