「決算!忠臣蔵」堤真一×岡村隆史で2019年冬公開決定!予算内でいざ、討入り!
(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会
堤真一、岡村隆史共演の映画「決算!忠臣蔵」が2019年冬に公開されることが決定した。
時代劇の王道、年末の風物詩、日本人なら知らない人はいないあの「忠臣蔵」。江戸城・松の廊下で人傷騒ぎを起こし、その責任で切腹させられた赤穂藩君主・浅野内匠頭の仇討をするため、浪士となった四十七人の藩士達が立ち上がり、宿敵・吉良上野介に「仇討」した「武士の美談」とも言える物語。しかし、誰もが知るこの国民的ストーリーには、誰も知らない仰天秘話があった。
(C)新潮新書
原作は、東大教授・山本博文による新書『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)。江戸時代研究の第一人者が、大石内蔵助が実際に残した決算書を基に討入り計画の実像を記した話題作で、著者初の映画化となる。監督は、「殿、利息でござる!」「忍びの国」等、近年時代劇でもヒット作を連発する名匠、中村義洋。今回は自身で脚本も手がけ、今までに誰も見たことのない「本当の忠臣蔵」を描く。
主演・大石内蔵助(おおいしくらのすけ)を演じるのは堤真一。ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍する日本を代表する俳優が、主君の仇を晴らす為、四十七士を率いるお馴染みの人物を金欠に悩まされるリーダーという全く新しいキャラクター像で演じ、中村組初参戦。そして、大石内蔵助を支える勘定方・矢頭長助(やとうちょうすけ)にはナインティナインの岡村隆史。映画出演は「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」(2014)以来で、初挑戦の時代劇で中村組も初参戦。藩の現状をしっかりと見つめ、ひたすら身を粉にして節約をしながら、盟友・大石内蔵助を支え続けるワーキングプアなそろばん侍を演じる。
そして今回の忠臣蔵はなんと関西弁。舞台となった赤穂藩は現在の兵庫県に位置するので、ある意味当然なのだが、関西出身の2人が織りなす、ナチュラルな関西弁のお芝居も要注目だ。
元禄14(1701)年3月14日。事件は江戸城・松の廊下で起こる。「濁った水を綺麗にする」ことを強く願う清廉潔白な赤穂藩藩主・浅野内匠頭は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介の態度に据え兼ね、斬りかかる。通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、浅野家のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。突然藩主を亡くし、お家断絶となり、赤穂藩士たちは路頭に迷う。
いわば江戸時代の優良企業倒産事件。現代に置き換えると、藩は会社、武士はサラリーマンということ。筆頭家老・大石内蔵助(おおいしくらのすけ/堤真一)は、嘆く暇もなく、ワーキングプアな勘定方・矢頭長助(やとうちょうすけ/岡村隆史)の力を借り、ひたすらリストラに励む日々。その努力や幕府への働きかけも虚しく、お家再興の夢は断たれてしまう。それでも一向に討入る様子のない大石内蔵助。
しかし、江戸の庶民たちは赤穂浪士たちによる、吉良上野介への仇討を超熱望。いつの時代も物事を動かすのは、なんとなくの時代の空気感。それは現代でも変わりない。ただそこで発覚した大変な事実。なんと、討入りするにも予算が必要。その上限は8400万。討入るのか討入らないのか、迷っているうちに予算はどんどん減っていく。でも世間の空気的に仇討しないと絶対にまずい。どうする大石内蔵助。予算の都合で、チャンスは一回。果たして彼らは【予算内】で、一大プロジェクト【仇討】を、無事に【決算】することができるのか!?こんな忠臣蔵見たことない。涙と笑いの予算達成エンタテインメントとなっている。
下から突き上げられ、上に気を遣い、理想は高く持ちたいけれど、容赦なく突きつけられる現実…。これが本当に300年以上前の話なのかと思うほどに現代に生きる私たちと共通点満載。笑って泣けて共感度120%の、「決算!忠臣蔵」に注目したい。
キャスト・監督コメント
堤真一【大石内蔵助・おおいしくらのすけ役】
映画では初めての「忠臣蔵」、そして「大石内蔵助」役に挑みます。中村義洋監督とは初めてですが、お話をいただき、あまりにも面白い脚本ですぐお受けすることにしました。誰もが知る有名な物語ではありますが、立場によって見方は変わり、あの時代に命をかけて忠義を尽くしただけの話ではなかったのです。面白いだけではなく繊細な一面もお持ちの岡村さんと一緒に、関西弁で、誰も見たことのない「忠臣蔵」を皆さまにお届けいたします。ご期待ください。
岡村隆史【矢頭長助・やとうちょうすけ役】
また映画に出たいとずっと思っていました。普段はなかなかお会いできない役者の皆さんとご一緒する、緊張感のあるプロフェッショナルな現場が好きです。今回僕が演じるのは、貧乏なそろばん侍。減量し、小4でやめてしまった嫌いなそろばんも頑張ります!なので、2020年の日本アカデミー賞では僕に、スピーチのリベンジをさせてください。応援よろしくお願いします!
中村義洋監督
まさか自分が忠臣蔵を!?というのが最初にお話を頂いた時に思った率直なところです。かつて作られてきた映画、ドラマなど、あまたの『忠臣蔵』(三百本!?)の名に恥じぬよう、と思うとあまりのプレッシャーに脚本が一文字も書けなくなってしまったので、決して構えず、極力軽やかに、と心がけていたら、いつのまにか赤穂浪士は関西弁になり、「それ、なんぼ?」が口癖になった大石内蔵助をあの手この手で困らせることに夢中になっておりました。撮影に入っても堤さんと岡村さん演じる赤穂藩経理担当の面々を困らせ、追い込み、右往左往させていきたいと思います。これまで忠臣蔵モノをご覧になってこられた方々も、そうではない皆様も、そんな赤穂浪士を「はよ討入らんかい!」とツッコミながら応援して頂けたら嬉しいです。
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