『アラジン』ディズニー実写最高傑作になった「5つ」の理由!


4:日本語吹き替え版も絶賛するしかないクオリティ!
主演2人や山寺宏一はもちろん北村一輝や本業声優の活躍にも注目!


さらに絶賛するしかないのは、日本語吹き替え版のクオリティでしょう。実際に吹き替え版を観ると、中村倫也は野性味と愛らしさが同居しているアラジン役に、木下晴香も可憐さだけでなく芯の強さも感じさせるジャスミンの役にこれ以上なくハマっています。さらに、悪役のジャファーを演じる北村一輝も、悪どさと人間くささを兼ね備えた役にバッチリなのでたまりません。いずれも舞台俳優であることが、今回の見事な声の演技(および歌唱)の土台になったことも間違いないでしょう。特に木下晴香が「スピーチレス 〜心の声〜」において日本語で「叫べ」と歌った時には、もはや言語化が不可能なほどの感動がありました。劇中で披露される主題歌「ホール・ニュー・ワールド」でのデュエットも言わずもがなのクオリティです。



極め付けは、ディズニーアニメ版でもジーニー役を務めた山寺宏一が、今回も心から楽しそうに同役を演じているということ。山寺氏自身もジーニー役を「他の人には絶対に取られたくない」「オファーが来なかったら声優をやめる」と言うほどまで熱望していたそうで、実際に発表となった時には観客の反応をSNSでエゴサーチをしていて、ちょっとでもネガティブな声があったら落ち込んでしまったこともあったのだとか。

その山寺氏は今回「ウィル・スミスの声の演技および、映像に対して違和感のないように」という演技を心がけていたそうで、ディズニーアニメ版のジーニーの楽しさを引き続きつつも、“ウィル・スミスのジーニーならでは”の新たな魅力を引き出していました。「それな」や「神ってる」など現代らしい言葉が使われていることには賛否があるかもしれませんが、このジーニーの砕けた口調やキャラにはピッタリでしょう。もちろん、歌唱も最高です!



さらに脇を固めるのは、実力派の本職声優たち。多田野曜平がイアーゴ(インコ)を、平川大輔がおバカっぽい王子を、そして沢城みゆきが後述する実写映画版オリジナルキャラクターの侍女を、最高のクオリティで演じきっているのです。普段は字幕派という方も、すでに字幕版を観たという方も、この“プレミア吹き替え版”と銘打っただけのことも大納得できる最高の吹き替えを、ぜひスクリーンで堪能して欲しいのです。



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