特撮向上委員会

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2019年06月16日

俳優の力量を堪能できる一人二役!「電王」「ジオウ」ほか仮面ライダー&スーパー戦隊の二役キャストを語る

俳優の力量を堪能できる一人二役!「電王」「ジオウ」ほか仮面ライダー&スーパー戦隊の二役キャストを語る



さて、「ジオウ」に話を戻します。

渡邊圭祐さんも、白ウォズ黒ウォズとして二役演じました。

基本的にはほぼ同じキャラながらも本当に微妙な違いを繊細に表現し、その中で白ウォズの冷酷さをきっちり見せ、黒ウォズとの差別化をし、ジオウの中盤を支えました。

あとジオウ龍騎編にも出てきましたが龍騎の主人公・城戸真司と、リュウガに変身するもう一人の城戸真司を演じたのは須賀貴匡さん。

3の線のおバカな感じの真司と、真逆のキャラクターのリュウガを16年経っても見事に演じられていたのは記憶に新しいところです。

他にも平成仮面ライダーでは「鎧武」で志田友美さんが高司舞と始まりの女を、「ビルド」では高田夏帆さんが石動美空とベルナージュを演じていたりと、平成仮面ライダーシリーズにはなくてはならない要素だと言えます。



ちなみに僕が一番好きな一人二役はライダー作品ではなく、永井大さんが演じた『未来戦隊タイムレンジャー』のタイムレッドこと浅見竜也と、西暦3000年に存在する竜也の遠い子孫のリュウヤです。

一方は番組の芯を張るレッド、もう一方は終盤で明かされる事実により実質上一番の黒幕という、陰と陽の両極端から物語を支えた演技力は脱帽するばかりで、今見直してもそのすごさは色褪せることがありません。

俳優さんの力量を存分に堪能できる一人二役、今後また見れることを楽しみにしています。

(文:篠宮暁)

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