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『火口のふたり』気鋭の演技派女優・瀧内公美から目が離せない!
『火口のふたり』気鋭の演技派女優・瀧内公美から目が離せない!
直木賞作家・白石一文による同名小説を原作とした映画『火口のふたり』が8月23日(金)より、新宿武蔵野館ほかにて全国公開される。
本作で、柄本佑とダブル主演を務める瀧内公美は、これまでにも体当たりの演技が映画評論家やライターを中心に高く評価されている女優。オーディションで瀧内をヒロインに抜擢した荒井晴彦監督は、「絡みが多い脚本で、大変な役柄だと思うんだけど、役に挑戦したい強い気持ちがこちらへ伝わってきた。それでいて、どこか全貌がわからない不思議な感じがして、奥深いところから底知れぬ何かを引き出せそうな予感があった。」と彼女の魅力を語っている。
瀧内本人は体を張って演技をすることに対して、「役者として、役に生きる、というより自分の基準が大きいです。お風呂に入るシーンがあれば、当然ブラは付けないし、ここでセックス、と脚本に書いてあるのに、裸にならないのはおかしいと思っています」と役者としての生き様、考え方をインタビューで明かした。
主演を務めた、『彼女の人生は間違いじゃない』(17/廣木隆一監督)では、第27回日本映画プロフェッショナル大賞新人女優賞、2017年度全国映連賞女優賞を受賞。また、ドラマ「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」(NHK)や、現在OA中のテレビドラマ「凪のお暇」(TBS)に出演中と、活躍の場を広げる瀧内の出演作品をピックアップして紹介する。
『火口のふたり』(8月23日公開)
十日後に結婚式を控えた直子は、故郷の秋田に帰省した昔の恋人・賢治と久しぶりの再会を果たす。新しい生活のため片づけていた荷物の中から直子が取り出した1冊のアルバム。そこには一糸纏わぬふたりの姿が、モノクロームの写真に映し出されていた。蘇ってくるのは、ただ欲望のままに生きていた青春の日々。「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」直子の婚約者が戻るまでの五日間。身体に刻まれた快楽の記憶と葛藤の果てに、ふたりが辿り着いた先は―。
作品情報
出演:柄本 佑 瀧内公美
原作:白石一文「火口のふたり」(河出文庫刊)
脚本・監督:荒井晴彦 音楽:下田逸郎
(C)2019「火口のふたり」製作委員会
公式HP:kakounofutari-movie.jp
レイティング:R18+
『グレイトフルデッド』(2013)
深刻化する高齢化社会を背景に、孤独老人観察を趣味とする女性と孤独死寸前の老人が繰りひろげる愛憎を描いた異色サスペンス。孤独な人生を歩んできた女性ナミは、孤独な人間を観察するという奇妙な趣味を持っていた。ある日、いまにも孤独死しそうな老人・塩見を見つけたナミは、彼を観察することに熱中していくが…。
瀧内は本作が映画初主演。主人公・ナミを怪演し、存在感を知らしめた。
作品情報
出演:瀧内公美、笹野高史、キム・コッピ、矢部太郎、酒井若菜
監督:内田英治
(C)GREATFUL DEAD(グレイトフルデッド) All Rights Reserved.
レイティング:R15+
『日本で一番悪い奴ら』(2016)
2002年に覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕され“黒い警部”と呼ばれた北海道警察の警部の、逮捕までの26年間を描く。大学時代に鍛えた柔道の腕前を買われて道警の刑事となった諸星は、強い正義感を持ち合わせているが、なかなかうだつが上がらない。敏腕刑事の村井から「裏社会に飛び込み『S』(スパイ)を作れ」と教えられた諸星は、その言葉の通りに「S」を率いて危険な捜査に踏み込んでいくが…。
瀧内は、綾野演じる諸星の同僚の婦人警官・廣田を演じ、大胆な濡れ場を披露している。
作品情報
出演:綾野剛、YOUNG DAIS、植野行雄、矢吹春奈、瀧内公美 ほか
原作:稲葉圭昭「恥さらし北海道警 悪徳刑事の告白」(講談社文庫)
監督:白石和彌
(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会
レイティング:R15+
『彼女の人生は間違いじゃない』(2017)
廣木隆一監督が、出身地の福島に暮らす人びとを描いた処女小説を自身のメガホンにより映画化。仮設住宅で父と2人で暮らすみゆきは市役所に勤務しながら、週末は高速バスで渋谷に向かい、デリヘルのアルバイトをしている。福島と渋谷、ふたつの都市を行き来する日々の繰り返しから何かを求め続けるみゆき、彼女を取り巻く未来の見えない日々を送る者たちが、もがきながらも光を探し続ける姿が描かれる。
主演を務めた瀧内は、デリヘル嬢役を熱演し、第42回報知映画賞主演女優賞ノミネート、第72回毎日映画コンクール主演女優賞ノミネート、第27回日本映画プロフェッショナル大賞新人女優賞受賞、2017年度全国映連賞女優賞受賞。
公開情報
出演:瀧内公美、光石研、高良健吾、柄本時生、篠原篤、蓮佛美沙子 ほか
原作:廣木隆一「彼女の人生は間違いじゃない」(河出書房新社)
監督:廣木隆一
(C)2017「彼女の人生は間違いじゃない」製作委員会
レイティング:R15+
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