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2019年08月04日

『荒野の誓い』ほか、ロザムンド・パイク出演作が続々公開

『荒野の誓い』ほか、ロザムンド・パイク出演作が続々公開




クリスチャン・ベール主演、ロザムンド・パイク、ウェス・ステューディ共演の映画『荒野の誓い』が9月6日(金)から全国公開される。 『悪党に粛清を』『ある決闘セントヘレナの掟』に続く、ウェスタン・ノワールの第3弾作品だ。

本作で人里離れた平原地帯でコマンチ族の襲撃にあい家族を殺され、シャイアン族を移送中の一行と行動を共にすることになる未亡人・ロザリーを演じるのは、デヴィッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』での演技が高い評価を受け第 87 回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたロザムンド・パイク。

そんな彼女について監督のスコット・クーパーは「本作品のロザムンド・パイクの演技は、もはや演技の領域を超えていました。あの演技は王立演劇学校やアクターズ・スタジオで学べるものではありません。もっと深い、原始的なところから来るもので、映画館を出た後も、心に残るものです。」と絶賛。




ロザムンド・パイクは本作で演じたロザリーについて、次のように語っている。

「私が今まで演じた中で最も魅力的な役でした。彼女は物語の冒頭で、耐えがたい悲劇に見舞われますが、ほとんどの人にとって悪夢とも言える出来事に立ち向かい、凄まじい力で自分の痛みと向き合います。自分の感情を露わにしながらも、威厳を崩さないまま前に突き進んでいきます。彼女は辛うじて自身を保っているところがありますが、尊敬せざるを得ないような態度を見せます。非常に演じ甲斐のある役でした。信じ抜くことと、希望を持ち続けること-。さらにこれは、再生の物語でもあります。取り返しのつかない悲劇が起こってしまったことを受け入れつつも、それでも彼女は生き続けることを選ぶのです。この体験をできるだけ、真実に近い形で、複雑さと繊細さをもって表現したいと思いました。そのため、この役を演じるにあたり膨大な下調べが必要でした。当時の歴史を知るだけでなく、この物語が始まる前に起きた悲惨な出来事も知る必要がありました。」

真摯に役作りに取り組み、キャスティングの際にプロデューサーが希望した姿を見事に体現してみせたロザムンド・パイク。常に周囲の期待を上回る演技で観客を魅了し続ける彼女の、これから日本で公開される出演作を紹介する。

『荒野の誓い』


◆2019年9月6日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー

1892年アメリカ。産業革命によって辺境の地が急速に開拓地や街へと変貌を遂げつつあるニューメキシコ州。インディアン戦争の英雄で、現在は看守を務める騎兵大尉のジョー・ブロッカー(クリスチャン・ベール)は、かつて宿敵関係にあり、寿命僅かなシャイアン族の酋長イエロー・ホーク(ウェス・ステューディ)とその家族を、部族の所有地があるモンタナ州へ護送する任務に就く。道中にコマンチ族の殺戮により家族を失ったトラウマを持つロザリー・クウェイド(ロザムンド・パイク)と出会い、彼女もこの一触即発の旅に加わることに。
一行は厳しい辺境地をなんとか乗り越え、1,000マイルほど移動した頃、遂にお互いの協力なしでは生きていけない状況に陥ってしまう。果たして彼らは敵意と恐怖心を押し殺し、手を取り合い、目的地まで辿り着くことができるのだろうか。

出演:クリスチャン・ベール、ロザムンド・パイク、ウェス・ステューディ、ベン・フォスター、ティモシー・シャラメ
監督・脚本・製作:スコット・クーパー(『ブラック・スキャンダル』『ファーナス 訣別の朝』『クレイジー・ハート』)
撮影:マサノブ・タカヤナギ(『スポットライト 世紀のスクープ』)
2017/アメリカ/135分/英語・シャイアン/シネマスコープ/DCP5.1ch/原題:HOSTILES
配給:クロックワークス/ STAR CHANNEL MOVIES
提供:東北新社
©2017 YLK Distribution LLC. All rights reserved.

『プライベート・ウォー』


◆2019年9月13 日(金)TOHO シネマズ シャンテ 他全国ロードショー

英国サンデー・タイムズ紙の特派員として、レバノン内戦や湾岸戦争、チェチェン紛争、東ティモール紛争などを取材してきた女性記者メリー・コルヴィン。スリランカ内戦で左目を失明し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながらも、黒の眼帯をトレードマークに、世間の関心を紛争地帯に向けようと努めた"生きる伝説"は、2012 年シリアで受けた砲撃で命を落とす――。

出演:ロザムンド・パイク、ジェイミー・ドーナン、スタンリー・トゥッチ
監督・製作:マシュー・ハイネマン(『カルテル・ランド』)
配給:ポニーキャニオン
©2018 APW Film, LLC. ALL RIGHTS RESERVED

『エンテベ空港の7日間』


◆2019年10月4日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国順次ロードショー

1976年6月27日。テルアビブからパリへ向かうエールフランス機が、4人のハイジャック犯に乗っ取られた。

240名近い乗客を恐怖に陥れたハイジャック犯のうち2名は、パレスチナ解放人民戦線のパレスチナ人メンバー。残り2名は、革命を志すドイツ左翼急進派メンバー、ヴィルフリード・ボーゼとブリギッテ・クールマンだった。

ハイジャック機は、悪名高き独裁者イディ・アミン大統領が待つ、ウガンダのエンテベ空港に着陸。乗客たちは空港の旧ターミナルに移され、武装犯の監視下に置かれる。犯人たちの要求は500万ドルと、世界各地に収監されている50人以上の親パレスチナ過激派の解放だ。

多数の自国民を人質にとられたイスラエルの首相イツハク・ラビンは、交渉の道を探りつつも、態度を保留し続けた。ハイジャック犯と交渉すべきではないと、国防大臣シモン・ペレスが強く進言したためだ。ペレスは秘密裏に軍事的解決をおこなうよう提案し、ウガンダに駐在した経験のある士官らと策を練っていく。

イスラエル人を除く人質の解放が段階的に進むなか、人質家族らの圧力や大量殺戮の脅威を抱えたラビン首相は、交渉のテーブルに着くと見せかけ、型破りな救出作戦を許可。そのエンテベ空港奇襲作戦(別名:サンダーボルト作戦)は、一瞬のタイミング、不意打ち、隣国からの協力を必要とする、大胆不敵な計画だった。
演習を重ねた末ついに、前例のない作戦を遂行するイスラエルのエリート特殊部隊が、エンテベ空港へ送り込まれる……。

出演:ロザムンド・パイク、ダニエル・ブリュール、エディ・マーサン、リオル・アシュケナージ、ベン・シュネッツァー、ドゥニ・メノーシェ
監督:ジョゼ・パジーリャ(『バス 174』『ロボコップ』)
配給:キノフィルムズ
©2017 STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC. All Rights Reserved.


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