弘兼憲史「獺祭の挑戦」冒頭無料配信!〜中興の祖・桜井会長対談とともに〜
酒の飲み方
獺祭を作る桜井会長と、食に関する書籍も上梓している弘兼さん。お二人はどのように獺祭を楽しんでいるのだろうか。
──先生は晩酌は日本酒だっておっしゃってましたよね。
弘兼:日本酒ですね。まあワインと日本酒を両方、交代で。
──使い分けは
弘兼:つまみによるね(笑)松前漬けがきたら「ワインじゃないだろう」みたいな感じなるし、生ハムとかサラミとかチーズがあったときには日本酒よりワインでいこうとか。
──桜井さんは晩酌はされますか?
桜井:しますよ。日本酒です。
弘兼:やっぱり自社ですか?それとも……?
桜井:だいたい、獺祭。よそのお酒も飲みますけれど、あんまり本気で飲んでいない(笑)
ウチの若い連中に言わせると、酒を飲んでいるときに私の機嫌が良いと、その酒があまり大したことないということのようです(笑)
弘兼:なるほどね。まだまだウチの方がいいな、ということですね(笑)
桜井:結構渋い顔をしているときには……
弘兼:そうとう旨いの飲んだな、みたいな。ちょっと落ち込んでるわけですね(笑)
桜井:他社の酒はよく見える。ウチの酒はすぐ欠陥が見える(笑)
──ほぼ毎日飲まれますか?
桜井:ほぼ毎日ですね。休肝日、なし。
弘兼:僕もないですねえ。
桜井:僕はそんなには飲まないですよ。2合飲んだら最近はもうだめですね。
弘兼:僕も2合飲んだらやめますね。
──獺祭にあうアテは?
桜井:あの……(少考)チーズかな。乳製品がすごくよく合うんですよ。一番わかりやすいのがね、あそこ(店内の冷蔵庫)にアイスクリームがあるでしょう。あれって酒粕とアイスクリームを合わせてるんですけれど、何が合うって、酒とおそらく乳脂肪が合うんです。
弘兼:日本酒のアテでもはやってるのが、いぶりがっこにマスカルポーネチーズを乗せるのがある。
あれが非常に合うじゃないですか。
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。