【徹底解説】スパイダーマン新タイトル『No Way Home』に決定!「ワンダビジョン」好評のマーベルの未来はこうなる!
フェーズ4の映画、えらいことになりそうな、スパイダーマン第三弾
フェーズ4の映画は『ブラック・ウィドウ』『シャン・チー・アンド・レジェンド・オブ・テンリングス』『エターナルズ』の三作が決まっていて、その後も複数のタイトルが控えていますが、その中で特にえらいことになりそうなのがスパイダーマン第三弾『Spider-Man: No Way Home』。『ファー・フロム・ホーム』をご覧になっている方はご存知かと思いますが、マーベル映画お馴染みのエンドロール後のおまけ映像にJ・Kシモンズ演じる鬼編集長JJJことJ・ジョナ・ジェイムソンが登場したのです。
これはサム・ライミ×トビー・マグワイア版でのJJその人であることは変わりないとのことで、いったい何が起きているのかと見る側を大混乱させました。ここで思い出していただきたいのが長編アニメーション『スパイダーマン:スパイダーバース』。
平行世界から多くのスパイダーマンが集結するという映画でしたが、これと同じことを実写のMCUでもやって見せるのではという見方が拡がっています。一説には『スパイダーマン2』のヴィランでアルフレッド・モリーナが演じたドクター・オクトパス、『アメイジング・スパイダーマン2』のヴィランでジェイミー・フォックスが演じたエレクトロ、さらにベネディクト・カンバーバッチのドクター・ストレンジが登場予定だとか…。
こんなことがあるのかと驚かられる方も多いと思いますが、この並行世界の手法、アメコミでは“マルチバース”という言葉を使って、よく使われる手法の一つだったりもします。コミック版「スパイダーバース」には100人近いスパイダーマンが一堂に会し、日本の特撮実写版のスパイダーマンも登場しています。
DCコミック&ワーナー・ブラザースが先行してこの手法を映画やドラマに取り込み始めていて、例えばドラマ「ARROW/アロー」の最後のお祭り企画「クライシス オン・インフィニット・アース」では新旧のドラマから映画まで平行世界として取り込んでいろんなスーパーマン、いろんなバットマンが登場しています。昨年ホアキン・フェニックスがアカデミー賞主演男優賞を受賞した『ジョーカー』もマルチバース扱いの作品で、前後のバットマン映画などとは繋がっていませんでしたね。
どうやらMCUも20世紀FOX案件を取り込む至り、このマルチバース路線に舵を切ることになりそうです。見る方は追いかけるだけで大変ですが…。
ちなみに『Spider-Man: No Way Home』の脚本を読んだトム・ホランドは“最も野心的な単独ヒーロー映画になる”と表現しているのでどんなことになるのか楽しみです。
また、このスパイダーマンの独自路線=ソニー・ピクチャーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクターからはトム・ハーディ主演の二作目『ヴェノム:レット・ゼア・ビ・カーネジ』とジョーカー俳優ジャレッド・レト主演の『モービウス』の二作品がすでに公開待機中。本来ならもう公開されているのですがコロナ禍で延期延期となっています。キアヌ・リーヴスのスピンオフ『クレイヴン・ザ・ハンター』への登板の噂もありますが、果たしてどのタイミングになるのでしょうか。
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