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2021-03-11

アニメ

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』でワンラスキスしそびれた話

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月曜公開という異例事態にもかかわらず、初日8億円という興行収入を叩き出した「シンエヴァ」こと『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。10日前に急きょ“シン(新)公開日”が決まったにも関わらず、劇場には多くの人が押し寄せていたと分かる。世の中の大人たちはどうやって休みをもぎ取ったのだろうか。

かくいう私も、仕事とか確定申告とか“逃げちゃだめ”なことはわりとたんまりあるのだが、とりあえず翌日以降の自分に全期待を寄せて公開2日目に観にいった。

そもそもエヴァンゲリオンシリーズについては用語や世界観が難しく、解説や考察をしているブログとかも見てきたのだが、それでも完全には理解しきれずに雰囲気で楽しんでいた節がある。それでも観にいかねばと思わせる力が、エヴァにはあった。

で、シンエヴァだ。

何を書いてもネタバレになる可能性があるので、何も書かないというライターとしてあるまじき暴挙に出ようと思う。

ただ公式が発表しているので、宇多田ヒカルが『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のために書きおろした主題歌「One Last Kiss」、エンディングにだけは触れるのをお許しいただきたい。



予告編で聴いた私は、「これラストに流れたら、絶対浸れるやつじゃん」と思っていた。しかしいざ劇場で観たら、浸れなかったのだ。

その理由はエンドロールクレジットに名を連ねるクリエイターと制作会社が、すっっっっっっっっっっっっっっっっっっっごかったからだ。

アニメ業界支えてきた人も今をときめく人も勢ぞろい、「そうそうたる」という言葉の具現化を見た気がする。
(個人的には総作画監督に錦織敦史さん、メカ作画監督補佐に亀田祥倫さん、第二原画にYostar Picturesを見つけて興奮した)

またエンドロールで下から上へただただ流れていく「そうそうたる」人と会社の文字を見て「作り手も『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開を心から待っていたんだろうなあ」とも感じた。

アニメ業界では、会社を越えた制作協力は当たり前だ。またフリーランスで活動する人も多い。だからといって、人にも会社にも余裕があるわけではない。昨今のアニメ業界は、年々増える制作本数に対して作り手が足りないなんてニュースを目にするくらい、人も会社も多忙と言われている。だからこそこれだけのクリエイターと制作会社が名を連なっていることが、作り手の完結への期待や想いそのもののような気がしたのだ。



ただ次こそは「One Last Kiss」を聴きながら映画の世界に浸りたい。だから映画を観たその足で券売機に向かい翌日の席も購入した。さて、あと何回劇場に足を運ぶことになるだろうか。

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(文:クリス)

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