『21ブリッジ』ほか、NY市警の”闇”に迫る本格派クライム映画4選!
1970年代以降、NYの治安は著しく悪化しニューヨーク市警察(通称NYPD)の腐敗も深刻化していると⾔われている昨今。⺠間との間で交わされる賄賂や、⿇薬取引の容認、警察内部の告発などNY市警の汚職をテーマにしたリアリティ溢れる作品も数多く描かれてきた。4⽉9⽇に公開となる最新作『21ブリッジ』をはじめ、NYPDの闇の実態を描いた4作品をピックアップして紹する。
NYPD ニューヨーク市警察【New York City Police Department】
1845年にアメリカで最初に組織化された法執⾏組織であり、NY市に本部を持つ⾃治警察。警察官約37,800⼈を擁する全⽶最⼤の警察組織。「世界の⾸都」と称されるNYの治安を維持するため、航空隊、港湾隊、⾼速道路隊を含む巨⼤な組織を有する。
『21ブリッジ』4⽉9⽇公開
NYPDの殺⼈課で働くアンドレ刑事は、8⼈の警官を殺した強盗犯を追跡するため、NYマンハッタン島に架かる21の橋を全て封鎖する。NYPD85分署のマッケナ署⻑、⿇薬取締班のフランキー刑事らと、事件の捜査を進めていくうちに事件とは別のある陰謀に気づき始めるー。汚職にまみれるNYPDの不正を正すべく、チャドウィック演じるアンドレ刑事が孤⽴無援の中、事件の真相に迫る̶。たった⼀夜の出来事がスリリングかつダイナミックに展開する本格派クライム・アクション︕
『セルピコ』(1973年)
アル・パチーノ主演。NY市警に蔓延する汚職や腐敗に⽴ち向かう警察官の実話に基づいた作品。ゴールデングローブ賞にて主演男優賞を受賞。アカデミー賞で主演男優賞と脚⾊賞にノミネートされた。警察学校を卒業後、NY市警・⿇薬課に配属されたセルピコ。しかし彼は地元の⿇薬を取り仕切るボスからの賄賂を拒否したために左遷させられる。汚職が公然とはびこる中、不正を憎むセルピコは裏切り者の烙印を押されながらもたったひとりで戦い続けるが……。
『16ブロック』(2006年)
ブルース・ウィリス主演。NY市警の落ちこぼれ刑事のジャックは、仮釈放中に悪事を犯した囚⼈をわずか16ブロック先の裁判所まで護送し、証⾔させるという任務を押し付けられる。しかし、護送中何者かによって襲撃されてしまう。証⼈であるその囚⼈は、NY市警の汚職に関わる裁判の証⼈で、それを阻⽌しようとする⼈々に命を狙われることになったのだった…。怒涛の銃撃戦が展開する迫⼒のアクション作品!
『クロッシング』(2009年)
リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードル出演。マスコミの⾮難にさらされたNY市警を舞台に、引退を1週間後に控えたベテラン警官、家庭のための資⾦に悩む⿇薬捜査官、危険な任務に難⾊を⽰す潜⼊捜査官ら、⽴場の異なる3⼈の警官たちの三者三様の苦悩を描くクライム・サスペンス。
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