石田ゆり子が2016年から始めたインスタグラムに投稿してきた日々の記録が、「ハニオ日記」として書籍化されることが決定した。5月31日に全3巻が同時発売される。

ハニオというのは石田が共に暮らす複数の猫たちの中の一匹である、茶トラの牡猫の名前。ハニオの視点から世の中をシュールに見つめた「ハニオ日記」はハッシュタグをつけてインスタグラムの中で連載され、多くのファンの心を掴み続けている。



「ハニオ日記」というタイトルはそのハッシュタグのみならず“石田ゆり子”の世界観を代弁している言葉だ。著者である石田が本書の中で描きたかったのは目に見えない「時間」というもの。「誰にでも平等に流れていく時間というものを描く術は、日々の些細なことを正直に綴っていくしか方法がないのです。わたしが文章を書くのが好きなのは一瞬一瞬の積み重ねだけが時間を描き出す手段だと信じているからなのです（著者）」

人間ひとりと「毛だらけの彼ら」との5年間の記録は膨大な量の写真と膨大な量の正直で独特な文章で綴られている。どこから開いても楽しめる作りになっており、老若男女全ての皆さんにお勧めしたい。

コメント

石田ゆり子

５年間の日々の記録をまとめたらびっくりするほどの量になり
自分でも驚いています。
この本のテーマは「時間」。
悲しいことも嬉しいことも全てを飲み込んで続いていく
目に見えない「時間」を捕まえたくてわたしはいつも文章を書いています。
（でも時間は絶対に捕まえられない！）
この本は
小さな小さな日々の記録の積み重ねによって形になりました。
私を取り巻く全ての人と愛おしい「毛だらけの彼ら」たちに
心からの感謝と愛をこめて。
そして
この本の印税を全て、
保護犬、保護猫たちのために使うことを決めています。
このことが、私がこの本を作る一番の動機でした。
私と彼らの日々が、保護犬、保護猫たちを少しでも支えるのであれば
こんなに幸せなことはありません。

あなたの本棚に末長く置いていただけますように。

2021年5月1日　石田ゆり子

書籍情報

・著者名：石田ゆり子　・発売日：5月31日　(月)　　
・出版社：扶桑社　
・タイトル・定価・仕様：
『ハニオ日記　I  2016 -2017』　1,980円（本体1800＋税10％） 464ページ
予約サイト：https://www.amazon.co.jp/dp/4594087884
『ハニオ日記　Ⅱ  2018 -2019』 1,980円（本体1800円＋税10％） 416ページ
予約サイト：https://www.amazon.co.jp/dp/4594087892
『ハニオ日記　Ⅲ 2019 -2021』　 1,870円（本体1700円＋税10％） 328ページ
予約サイト：https://www.amazon.co.jp/dp/4594087906
＊特製ボックス入り３巻セットがAmazon、楽天ブックス、一部書店にて発売予定（詳細は後日）