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2021年05月14日

ギークピクチュアズとシナモンAIの共同プロジェクト「アニメーション⾃動着⾊AI」に 東映アニメーションが参画

ギークピクチュアズとシナモンAIの共同プロジェクト「アニメーション⾃動着⾊AI」に 東映アニメーションが参画



株式会社ギークピクチュアズと国内でも有数の⼈⼯知能ソリューションを提供する株式会社シナモンとの共同プロジェクト「アニメーション⾃動着⾊AI」に、東映アニメーション株式会社が参画することが分かった。

東映アニメーションが本プロジェクトにAI開発のための学習素材を提供することでAIによる深層学習を加速し、アニメ業界のデジタル・トランスフォーメーション(以下、DX)をさらに加速。また今後、東映アニメーション作品での試験導⼊も予定している。
※本プロジェクトの運⽤はギークコミュニティでグループ会社であるアニメ制作会社、株式会社ギークトイズが⾏う。


「アニメーション⾃動着⾊AI」共同プロジェクトについて

アニメ制作には、30分ほどのアニメでも数千枚以上のセル画を描くことが必要で、そのセル画の着⾊には、⼀定のスキルを持った⼈間の⼿作業が求められる。これまで、多くのアニメ制作会社では、専⾨的なスキルを持った職⼈を⾃社で採⽤するか、セル画の⾊付けを専⾨的に扱う海外のアウトソーシング会社に依頼をすることが⼀般的だった。

アニメ産業は我が国のクールジャパン戦略の⼀⾓を担う、⽇本のソフトパワーを強化する重要な産業だが、アニメ制作現場における専⾨⼈材の不⾜は⼤きな課題となっている。これを受け、ギークピクチュアズは、産業レベルでの変⾰を⽣み出す DXの推進を⽀援しているシナモンAIと共同で、アニメ業界の⾰新に向けて本プロジェクトを推進していく。

「アニメ⾃動着⾊ AI」の活⽤により、正確かつスピーディーな着⾊と処理枚数の増量が可能となることで、その分アニメ制作者が⾼付加価値業務に⽐重を置けるという効果的なDXを実現。また、ギークトイズでは⾃社の制作にとどまらず、他アニメーション制作会社へも当サービスを展開することで、多くのアニメ制作現場の DX化を⽀援することを⽬指していく。

取り組みの概要

「アニメ⾃動着⾊ AI」は、業務負荷が⾼い⾊付け業務に対して AI を導⼊し、アニメ制作者の⽣産性を向上させることを⽬的としている。具体的にはセル画の前処理から着⾊までの各フローにおいて AI 技術を活⽤することで、ピクセル値単位における着⾊精度96%という⾮常に⾼い⽔準での着⾊ができ、セル画への⾊付け業務の時間を 1/10 に短縮、コストも 50%以上の削減が可能になる。今後は、必要に応じてペイントツールとの連携インターフェイスも視野に、システムの構築を検討している。


*イラストはイメージで、実際にAIが着⾊したものではありません。



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