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2022年11月15日

「舞いあがれ!」第32回:「もう限界なんよ」貴司は断崖絶壁で一晩過ごしていたのか

「舞いあがれ!」第32回:「もう限界なんよ」貴司は断崖絶壁で一晩過ごしていたのか

2022年10月3日より放映スタートしたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」。

本作は、主人公が東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、空を飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のストーリー。ものづくりの町・東大阪で生まれ育ち、 空への憧れをふくらませていくヒロイン・岩倉舞を福原遥が演じる。

本記事では、第32回をライター・木俣冬が紐解いていく。

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貴司が会社を

舞(福原遥)の「私、なんも知らんかった」は「おかえりモネ」の「私、何もできなかった」のオマージュでしょうか。

舞が知らなかったのは、貴司が限界に来ていたこと。昼夜問わず、しょっちゅう会社からケータイで呼び出され、「干からびた犬」を自分になぞらえるなどしていたとはいえ、「大丈夫」と終始穏やかに微笑んでいたため、舞は見逃してしまっていたのです。貴司の心の変化を。

貴司は会社を3日前に辞めて行方不明になっていました。舞が古書店デラシネを訊ねると閉店していて呆然……。

崖に置かれた貴司のケータイの着信音がブーブー鳴っているカットに、貴司、ケータイ置いて、海に??? と心配になりましたが、ちゃんと生きてました。

母・雪乃(くわばたりえ)の電話には出ないけれど、舞の電話には折返します。これは、舞の兄・悠人(横山裕)と同じ。

母からの電話は息子には面倒くさいもののようです。「舞いあがれ!」では父と子の関係のほうが良好で、母と子の関係はすごく悪いわけではありませんが、何か素直になれない感じがあるような気がします。

舞とめぐみ(永作博美)の場合、舞が子供の頃、めぐみに遠慮して言いたいことが言えなかったし、貴司と雪乃は、母が溺愛し過ぎているし、久留美(山下美月)は母と離れ離れになっていて、父・佳晴(松尾諭)とふたり暮らしです。母のほうが近くにいすぎて面倒な気持ちになるのでしょうか。

さて、貴司は以前、舞から送られた絵葉書の写真にあった五島の大瀬崎灯台にいました。「もう限界なんよ」と言う貴司を心配して、舞と久留美も五島に向かいます。

貴司と電話がつながった翌日に、舞は五島に向かいましたが、貴司は夜はどこかに泊まって、翌日もまた灯台に行ったのでしょうか。それとも一晩、灯台にいたのでしょうか。

また、舞が出かけにうめづに立ち寄らなかったら雪乃のお弁当はどうなったのでしょう。行きに寄ってねと頼んであったのかな。

無事に3人が出会えて何より。

五島の福江島・最西端の大瀬崎灯台は五島で一番日が落ちるのが遅い場所だそうです。きっと夕景がきれいなことでしょう。断崖絶壁にあるため最寄りの駐車場から行きは歩いて20分、帰りは40分!もかかるそうです。撮影はさぞや大変だったことでしょう。

五島市観光サイトには映画「悪人」のロケ地と記されていますが、今後、朝ドラ「舞いあがれ!」の名前も追加されるかもしれませんね。

【朝ドラ辞典 電話(でんわ)

ヒロインが地元から都会に出ると、地元とのコミュニケーションは電話か手紙になり、電話は大活躍。固定電話と手紙の時代は相手との間に距離があり風情を感じる小道具だったが、ケータイ時代になるといつでもどこでも気軽につながることができるので情緒は失せる。朝ドラでは現代ものが少ないのでケータイが登場する機会も多くはない。「舞いあがれ!」はケータイが大活躍中。


(文:木俣冬)

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