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菅田将暉をもっと好きになる、厳選オススメ5作品!


「コントが始まる」より ©NTV

2021年早々から映画『花束みたいな恋をした』がクリーンヒットし、4月からのドラマ「コントが始まる』も好評。そして6月11日から『キャラクター』、8月6日から『キネマの神様』、10月22日から『CUBE』と新作映画が目白押しと、今年も絶好調の菅田将暉。

今回はそんな彼のキャリアをざっとさかのぼっていきながら、もっともっと彼のことを好きになっていただけたらと思います!

中島みゆきの名曲とともに
平成の恋を描く『糸』


(C)2020映画「糸」製作委員会

まずはやはり昨年のヒット作『糸』(20)から。

中島みゆきの同名曲をモチーフに、鬼才・瀬々敬久監督が平成元年に生まれた男女(菅田将暉&小松菜奈/両者は2016年の『溺れたナイフ』などでも既に共演していますね)が出会いと別れを繰り返しながら平成の終わりに再会するまでの軌跡を描いていきます。

単なるメロドラマではなく、冷徹に時代の推移を見据えながらも主人公ふたりに対する慈愛の眼差しを決して怠ることのないキャメラアイが秀逸で、そうした瀬々監督の演出に主演ふたりが真摯に応えた名演を示しているあたりも感動的な秀作。

また、この映画のラストのおよそ1年後にコロナ禍が起きてしまうわけですが、あのふたりは今の苦難の中どうやって生きているのだろう……といった想いを馳せずにはいられないほどのものすらあるのでした。

菅田将暉の記念すべき
2017年の名作『あゝ、荒野』


(C)2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ

『あゝ、荒野』『キセキ―あの日のソビト―』『帝一の國』『銀魂』『火花』といった2017年に公開された硬軟織り交ぜた多彩な映画たちにおける好演によって、菅田将暉の俳優としての地位は確固たるものになったと感じています。

特に岸善幸監督作品『あゝ、荒野』は寺山修司の同名小説を原作に、寺山が愛してやまなかったボクシングの世界をベースにしつつ、時代背景を1960年代から(本作の公開時から捉えた)2021年の近未来に変えて、混沌とした現代におけるハングリー精神の発露を菅田将暉とヤン・イクチュンが演じるボクサーに委ねているのが大きな特徴。

特に菅田はイクチュンと体格を合わせるために、体重を15キロ増量して肉体改造を行った上で撮影に臨みましたが、その甲斐あって、この年の映画賞の主演男優賞をほぼ総なめするという好評ぶりでした。

ちなみにこの作品、前後編の劇場公開版と、未公開シーンを加えて全6話に再構成したドラマ版の双方があります。

青春と暴力の連鎖の極み
『ディストラクション・ベイビーズ』


(C)2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会

主演も助演も問わず、等しく作品に対して鮮やかで好もしい印象を残し続けるのが俳優・菅田将暉の良き特徴ではないかと思えます。

そうした助演としての代表作の1本が真利子哲也監督の『ディストラクション・ベイビーズ』(16)でしょう。

愛媛県松山市を舞台に、道行く人々に次々と喧嘩をふっかけていく若者・泰良(柳楽優弥)を主軸とする青春ヴァイオレンス群像劇。

この中で菅田将暉は、そんな泰良に興味を持って行動を共にする高校生・裕也を演じています。

実話を基に構築された不良性感度が高いなどといったレベルを遙かに超えた衝撃的なまでの暴力の連鎖は、危険であるがゆえの魅力のエクスタシーを醸し出していくのでした。

本作でも菅田将暉は助演男優賞を多数受賞しています。

なお2016年に公開された彼の出演映画ですが、主演作が『セトウツミ』『溺れるナイフ』助演作が『ピンクとグレー』『星丘ワンダーランド』『二重生活』『何者』『デスノート Light up the NEW world』と、何ともすさまじい数だったのでした!

かくも美しい女装男子を
見たことがない『海月姫』



まるでカメレオンのように、どのような役でも巧みに演じることのできる菅田将暉。

その一例として是非見ていただきたい映画の中に、川村泰祐監督作品『海月姫』があります。

東村アキコの同名漫画を原作に、昭和レトロな男子禁制アパート「天水館(あまみずかん)」に住む月海(のん/当時は能年玲奈)らオタク女子たちの日常と、そこに絡む絶世の女装男子とのやりとりを描いたもの。

もちろん菅田将暉が演じるのは、その女装男子・蔵之介なのですが、その美女ぶりがもうハンパではない美しさ!

通常、男性が女装したときの何かがヘン?といった風情が皆無に等しいのです。

この役を演じるにあたり、彼は10キロ以上の減量と骨盤矯正を行い、また普段からハイヒールを履く生活を続けていったとのこと。

成程、そこまで努力して真の「美」というものは培われていくものなのですね!

これぞ菅田将暉の原点!
「仮面ライダーW 」


©2019.石ノ森プロ・東映

最後に、やはり菅田将暉の記念すべきデビュー作「仮面ライダーW」とその劇場用映画を採り上げないわけにはいかないでしょう。

2009年9月から1年間放送された平成ライダー・シリーズ第11作で、彼は桐山漣と文字通りのW主演。

私立探偵・左翔太郎(桐山漣)と記憶を失った謎多き天才少年フィリップ(菅田将暉)の「ふたりでひとりの仮面ライダーW」に変身し、巨悪と対峙していきます。

劇場用映画への登板も多かった中、彼らを主役として作られたのが坂本浩一監督作品『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリー』(10)。

設定としてはテレビシリーズの第44話と45話の間に挟まるエピソードといった扱いで、劇場公開時は2D版と3D版が同時に公開されています。

TV&映画の「仮面ライダーW」を見直して気づかされるのは、菅田将暉の出演作品はバディものが多いことで、その原点がデビュー作にして発掘されていたことに驚かされます。

きっと相手役を引き立てながら自身の魅力も同等にバランスよく発露していくのが、彼の俳優としての資質でもあるのでしょう。

(文:増當竜也)
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