金曜映画ナビ

SPECIAL

2021年06月25日

ディーン・フジオカ「青天を衝け」で再び五代友厚を演じる〜彼の軌跡を振り返る〜

ディーン・フジオカ「青天を衝け」で再び五代友厚を演じる〜彼の軌跡を振り返る〜


「青天を衝け」より ©NHK

画像ギャラリーはこちら

NHK大河ドラマ「青天を衝け」ですが、いよいよディーン・フジオカが本格的に登場してきました。

しかも、何と彼の当たり役でもある「あさが来た」(15~16)と同じ五代友厚役!

「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一(吉沢亮)と同時代を駆け抜けた実業家でもあった五代を再び演じるというニュースは、お茶の間のファンにも改めて感慨深いものがあることでしょう。

では今回はそんなディーン・フジオカの軌跡をざっと振り返ってみたいと思います。

衝撃の初監督&主演映画
『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』


『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』より  (C)2013「I am ICHIHASHI 逮捕されるまで」製作委員会


ディーン・フジオカは1980年8月19日、福島県の生まれ。

2004年に香港のクラブでラップを踊っていたところを現地のファッション雑誌編集者にスカウトされ、香港を拠点にモデルとして活動を開始。

2006年には17歳の少女のひと夏の恋を描いた『八月の物語』で香港映画デビュー。

また同年より台湾ドラマに出演するようになり、俳優としての評価を高めていきます。

日本でも「サマー・テイル 夏のしっぽ」(07)などで、当時の彼のみずみずしい魅力にひたることができます。

2008年からはインドネシアで音楽活動も始めました。

日本で彼の存在が注目されるようになったのは、日本統治時代の台湾を背景にした映画『セディック・バレ』に彼が出演し、続いて『夢のむこう側~ROAD LESS TRAVELED~』(11)『ハーバー・クライシス(湾岸危機)Black & White』(12)と、出演映画が日本公開されるようになったあたりからでしょうか。

そして2013年、何とディーン・フジオカが主演のみならず監督・主題歌も務めた日本映画『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』(13)がお披露目されました。

これは千葉県市川市で起きた英国人女性殺害事件犯の逃亡の軌跡を描いた実録映画で、整形手術を施し、名前を幾度も変えつつ、常に逮捕の恐怖に怯えているうちに、いつしか現実と妄想の狭間に陥っていく主人公犯人を熱演していました。

台湾では善人役を演じることが多かった彼は、このとき周囲から実在の殺人犯を演じることに反対の声が多かったにも関わらず、さまざまなリスクを覚悟した上での挑戦として、作品に臨んだとのことです。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

RANKING

SPONSORD

PICK UP!