【年末年始に】今こそ観ておきたい、Snow Manの隠れた名作


ここ数年で、メンバーが個人で映画やドラマに出演する機会が増えたSnow Man。特に2023年後半は、デビュー後初めて単独出演するというメンバーのドラマ出演や告知が相次いだ。

本記事では露出がさらに増えたこのタイミングだからこそ改めて観てほしい、メンバーが出演した隠れた名作をご紹介しつつ、各メンバーの最近の活躍や近々放送・公開予定のある作品への期待を綴りたい。

[※本記事は広告リンクを含みます。]

▼他作品を扱った記事はこちら
【関連コラム】Snow Manの主演映画を「映画×主題歌」で振り返る

『ラスト・ホールド!』

(C)松竹

まだ6人だった時代、全員で出演しているのが『ラスト・ホールド!』。塚田僚一(A.B.C-Z)が主演、Snow Man共演の、ボルダリングを題材にした物語だ。塚田演じる主人公・岡島は、引退を前に廃部寸前のボルダリング部を存続させるべく、6人の新入部員をなんとか勧誘。だがこの6人、1人を除いて初心者で、かなりクセも強い。

初めに入部を決めてくれた新井(深澤辰哉)は、田舎から出てきてかなり訛りが強い(津軽弁)。山が好きらしく、山で練習できると期待して入部。深澤本人は自然が好きそうではないが、いつの間にかコンタクトに標準語とキャラ変しているところに深澤辰哉らしさを感じた。

彼女をボルダリング野郎にとられたと喧嘩をふっかけてきた桃田(渡辺翔太)は、ちょっとチャラい感じがそのままだ。恋愛脳っぽい桃田が、ボルダリングや仲間との交流を通じてどんな風に成長するのか。

身体を鍛えているっぽい高井戸(宮舘涼太)は、筋肉の話題で岡島と通じ合う。だが岡島によると、高井戸の筋肉は使っていない“見せ筋”だという。高井戸はもともとドラマーで、バンドを辞めてから筋肉を使えていないのだという。

(C)松竹

ゲーマーの中道(阿部亮平)は、練習する部員たちを見て何かのゲームだと思い声をかけてくる。ゲームにしか興味がなく、滑り止めのチョークを手につけることを拒むほどの潔癖症だが、頭の中で先を読んでいくところは頭脳派の阿部っぽい。もしかしたら6人の中でいちばん成長するキャラクターかもしれない。

河口(岩本照)は唯一の経験者で岡島とも顔見知りのようだが、ボルダリングには苦い過去があるようで……もうやらないと言ったのだが、ボウリング対決で負けて入部することになってしまう。彼の過去は、作中で少しずつ明かされていく。ある意味裏主人公。

(C)松竹

桑本(佐久間大介)は明るい雰囲気で、すでにダンスサークルに入る予定があると断ったものの、河口とともにボウリング対決に負け、掛け持ちする羽目に。彼に起こったある悲劇が、その後の流れを変えると言ってもいいかもしれない。

筋肉といえば岩本、ゲームといえば深澤なのでは?という印象もなくはないが、それぞれにらしいところがある役だった。また、岡島のアイデアで「それぞれの得意を活かし協力する」という方向に舵を切るのだが、これぞまさしくSnow Manだなと、今振り返ってもらしさを感じる内容だった。

ストーリー全体も、仲間や熱中できるものに出会うことの大切さ、それぞれの得意を活かし合うこと、失敗してもやり直せることなど、大切なメッセージが詰まっている。



また「なぜここでこんな天気に!?」など、ちょいちょいツッコミを入れたくなるポイントがあるのも、この作品の楽しいところだ。演技はまだ荒削りだが、現在の成長と照らし合わせせるという意味でも楽しめる。

▶︎『ラスト・ホールド!』を観る

また『ラスト・ホールド!』を観た後は、『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』を観てみるのもおすすめだ。

彼らが先輩から引き継ぎ、2018年からメインキャストを務めた舞台「滝沢歌舞伎」は2023年にFINALを迎えた。コロナ禍には映画『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』として制作され、今もNetflixで鑑賞できる。

『ラスト・ホールド!』では後輩役だった彼らが、6人から9人体制となり舞台を引っ張る姿には刺さるものがあるだろう。演劇のほか、ショーやライブ要素も楽しめる作品なので満喫してほしい。

▶︎『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』を観る

個人での出演が増えた2023年、期待が募る2024年



深澤辰哉は相葉雅紀主演の「今日からヒットマン」で、10年ぶりの連続ドラマレギュラーに。相葉演じる十吉の部下・山本役で、いつも何かやらかすうえに悪びれもしない問題児だが、何だか憎めないのだ。TELASAで配信されるスピンオフ「今日からラブリーマン」では主演を務めている。

2024年1月から岩本が主演するドラマ「恋する警護24時」では、無骨でストイックなボディーガードという役を務める。「ほとんど本人では?」という印象を持ちつつも、恋愛要素や事件を追う作品ならではのミステリー要素にも期待したい。

渡辺翔太は「ウソ婚」で菊池風磨演じる主人公・匠の親友・進藤役を熱演。2024年1月には主演ドラマ「先生さようなら」がスタートする。主演な上に、教師である現在と高校時代の両方を観られるというのだから嬉しい。切ない予感がするストーリーにも注目だ。

宮舘涼太は2023年初めに、新春歌舞伎公演「SANEMORI」に重要な二役を演じ分けた。また2024年1月から放送のフジテレビ「大奥」に出演が決定している。ずっと目標にしていた時代劇出演の夢を叶えたばかりでなく、憧れの先輩・亀梨和也のライバル役で、どのような絡みがあるのかも注目したい。

向井康二は中島健人主演の「リビングの松永さん」でバーテンダー・鈴木健太郎役を演じる。シェアハウスに住む女性に優しいバーテンダー役ということで、なんとロン毛。チャラそうな役をどう演じるのか想像がつかないが、未知の向井康二が見られそうで楽しみだ。

佐久間大介は2024年2月に公開の映画『マッチング』に出演。マッチングアプリで土屋太鳳演じる主人公と知り合い、ストーカーへと変貌する男を演じる。既に声優としての主演作品がある一方で、実写映像の演技経験は多くはない佐久間。彼がどんな風に「世界一静かな佐久間(本人談)」を演じるのか期待したい。

目黒蓮は2023年、映画『わたしの幸せな結婚』公開やドラマ「トリリオンゲーム」と、2022年に続き大活躍だった。また昨年公開・放送の映画『月の満ち欠け』やドラマ「silent」「舞いあがれ!」などの演技が評価され、数々の賞を受賞。今後の作品にも期待が高まる。

阿部亮平とラウールは直近の単独出演はないものの、すでにそれぞれ単独出演作品はある。それぞれ別のジャンルで活躍しているためそちらも応援したいし、次に彼らが単独出演するとしたらどんな役なのかも気になるところだ。

2024年もそれぞれが単独の演技仕事でより一層活躍しつつ、グループとしてもさらに羽ばたいていくことを祈っている。

(文:ぐみ)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

RANKING

SPONSORD

PICK UP!