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濱口監督『ドライブ・マイ・カー』カンヌで拍手喝采「日本で西島秀俊、岡田将生、スタッフとも分かち合いたい」
濱口監督『ドライブ・マイ・カー』カンヌで拍手喝采「日本で西島秀俊、岡田将生、スタッフとも分かち合いたい」
『ドライブ・マイ・カー』カンヌ国際映画祭 画像ギャラリーはこちら
主演に西島秀俊を迎え、村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』。現在開催中の第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に日本映画として唯一正式出品されている本作の、公式上映前のレッドカーペット(フランス現地時間7月11日(日)14:30-15:00/日本時間同日21:30-22:00)頃)に濱口竜介監督、出演の三浦透子、霧島れいか、ソニア・ユアンが登場し、公式上映(15:00/日本時間22:00)から)でのワールドプレミアが行われた。
新型コロナウイルスの影響で去年は中止となり、2年ぶりの開催となったカンヌ国際映画祭。例年よりも2か月遅れの7月開催ということもあり、7月11日も夏日の晴天に恵まれた。そこへ、アクネ ストゥディオズのパンツスーツをスタイリッシュに身に纏うみさき役を演じた三浦透子と、花柄があしらわれたヴァレンティノの華やかなロングドレスを着用した家福音役の霧島れいかが登場。会場に詰めかけたマスコミからも、世界三大映画祭を席捲する濱口監督とその出演者の登場に歓声が上がった。初めてのカンヌ参加となる三浦、霧島も笑顔を振りまき映画祭を楽しんでいる様子『寝ても覚めても』以来、2度目の参加となる濱口監督も報道陣に手を振りながら3年ぶりのカンヌを満喫している表情をみせた。
場内に入ると、満席の客席からは大きな拍手が巻き起こり、コンペティション部門に出品されている本作への注目度の高さがうかがえた。上映終了後、拍手喝采のスタンディングオベーション。場内が明るくなった時には多くの観客が監督、キャストたちへ称賛の声を投げかけた。この大きなカンヌの歓迎に、監督は目を潤ませ「こんなに大きな拍手を頂けて感動しています。ありがとうございます」とコメント。三浦、霧島もカンヌでしか味わえない空間を笑顔で堪能している様子をみせた。
授賞式はフランス現地時間7月17日(土)19:25(日本時間7月18日午前2:15)から行われる。
公式上映直後のコメント
濱口竜介監督
こんなに大きな拍手を頂けて感動しています。ありがとうございます。初めて劇場で皆さんと観て、3時間近く一緒に旅をしているような気持ちで観ました。幸せな時間でした。この感激を日本に帰ったら、一緒に仕事させていただいた主演の西島さんや岡田さんたちキャスト、そして支えてもらったスタッフの皆さんと分かち合いたいと思います。皆さんが集中して観ていただけたという感覚があったので、すごく感激しました。三浦透子
すばらしい劇場で、たくさんの人たちと大きな画面でこの映画をみることができました。この映画を、この先の人生でもたくさん観るだろうけれど、この経験を超えるものは二度とないだろうなという、特別な空間で、特別な経験をすることができました。本当に幸せです、ありがとうございます。霧島れいか
非常に感動しました。一生の思い出になりました。今日ここにいるべきキャストの方たちがいないのが残念ですが、いっぱい報告すべきこともできました。いい経験をさせていただき、ありがとうございました。作品情報
西島秀俊三浦透子 霧島れいか
パク・ユリム ジン・デヨン ソニア・ユアン
ペリー・ディゾン アン・フィテ 安部聡子
岡田将生
原作:村上春樹 「ドライブ・マイ・カー」 (短編小説集「女のいない男たち」所収/文春文庫刊)
監督:濱口竜介 脚本:濱口竜介 大江崇允 音楽:石橋英子
製作:『ドライブ・マイ・カー』製作委員会 製作幹事:カルチュア・エンタテインメント、ビターズ・エンド
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド
2021/日本/1.85:1/179分/PG-12
公式サイト dmc.bitters.co.jp
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(C) Kazuko WAKAYAMA ©2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会