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2021年10月13日

『リスペクト』ほか、実在のミュージシャンを描いた映画6選

『リスペクト』ほか、実在のミュージシャンを描いた映画6選



すっかり夏の暑さもおさまり、秋の匂いが町に漂い始めているこの頃。アートへの関心が高まる“芸術の秋”にぴったりな、心揺さぶられる音楽映画をご紹介!世界に名を轟かせる実在のレジェンド歌手たちによる息をのむパフォーマンスをに負けない、俳優達の驚くべき歌唱力と演技力に拍手喝采を送りたくなる名作の数々。モデルとなった歌手について知識がなくても楽しめる、極上のエンターテインメント作品を堪能いただきたい。

『ボヘミアン・ラプソディ』(18)フレディ・マーキュリー


(C)2018 Twentieth Century Fox

全世界でセンセーションを巻き起こした伝説のバンド、クイーンのフロントマンであるフレディ・マーキュリーに焦点を当て描かれた知られざる物語。

コロナ禍前の日本でも、皆で声を上げて大合唱する応援上映が引き金となり大ブームに。公開年である2018年の公開作品興行収入ランキングで堂々の1位を獲得した。主演のラミ・マレックはアカデミー賞®とゴールデングローブ賞で主演男優賞を獲得。劇中でよみがえった不急の名曲には、主にフレディ自身の声、そしてラミと一部プロの歌手の声を使って、本物に近いサウンドトラックが製作された。映画の最後のライブ・エイドでの歌唱シーンは一緒に歌ってしまうこと請け合いだ。

『Ray/レイ』(04)レイ・チャールズ




盲目でありながらピアノを弾き語りする姿が有名で、ソウルミュージックの第一人者で“ソウルの神様”の異名を持つレイ・チャールズのドラマチックな半生を描いた作品。

アレサ・フランクリンがローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」の第1位であるのに対し、レイ・チャールズは第2位を獲得。ジュリアード音楽院出身のコメディアンであったジェイミー・フォックスが、レイ・チャールズ本人から直々に使命を受け主人公を熱演。彼の魂が乗り移ったかのような圧倒的なパフォーマンスを披露し、見事アカデミー賞®主演男優賞を獲得。ジェイミーの代表作となっている。

『ロケットマン』(19)エルトン・ジョン


(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

今なお伝説を残し続ける世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンと、彼の障害の友である作詞家バーニー・トーピンが歩んできた、山あり谷ありの人生を描いた作品。

『キングスマン』シリーズで人気を博すタロン・エジャトンが髪を剃り、エルトン役を好演。ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門で主演男優賞を獲得している。薬物依存にアルコール依存、セクシャルマイノリティの苦悩、さらには親との不仲、信頼していたマネージャーの裏切り等々…、輝かしい舞台の裏側で起こっていた闇の部分も明け透けに描きながら、バーニーの光る詞がエルトンの人生を鮮やかに描き出す。エルトンの歌自身が彼の人生を語りつくす、珠玉の音楽映画。

『ジュディ ~虹の彼方に~』(20)ジュディ・ガーランド


(C)Pathe Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019

『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズのレネー・ゼルウィガーが、『オズの魔法使い』知られる女優ジュディ・ガーランドに扮し、アカデミー賞®、ゴールデングローブ賞ほか主要な映画賞で主演女優賞を総ナメにする圧巻の演技を披露。

ミュージカル映画『シカゴ』でも美声を披露していたレネーだが、本作に挑むにあたり、リハーサルのさらに1年前からトレーニングに励み、歌はもちろんジュディの訛り、声音、パフォーマンスまで、ジュディの全てを完コピしたという。子役時代から多忙な生活を送り、ショービズ界の掟に染められてしまった悲しい生い立ちから、舞台から消え去ってしまった過去、それでもなお舞台への愛を忘れられないジュディの姿に涙なくしては観られない感動の一作。

『エディット・ピアフ ~愛の讃歌~』(07)エディット・ピアフ


(C)2007 LEGENDE-TF1 INTERNATIONAL-TF1 FILMS PRODUCTION OKKO PRODUCTION s.r.o.- SONGBIRD PICTURES LIMITED

「愛の讃歌」「バラ色の人生」など数多くの名曲を歌い、フランスで最も愛された伝説の歌姫、エディット・ピアフの波乱の生涯を描く。

ハリウッドでも活躍するフランス人女優、マリオン・コティヤールがその壮絶な人生を全身全霊で演じ切り、アカデミー賞®、ゴールデングローブ賞、セザール賞などの主演女優賞を獲得。「世界で最も美しい顔」ランキングで1位を獲得するなど美貌で有名なマリオンだが、ピアフに成りきるため特殊メイクの力を借り、晩年のピアフの姿からはマリオンの面影はすべて消し去られてしまっているほど、映画の中で変貌を遂げている。生涯をかけて愛を歌い続けた歌姫のあまりにも苛烈で儚い47年の人生は、観る者の心に響き続ける。

『リスペクト』(11月5日(金)公開)アレサ・フランクリン


(C)2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

この秋、感動必至の次なる音楽映画がついに日本で公開となる!その物語の主人公となるのは、ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」の第1位にも選ばれた、ソウルの女王アレサ・フランクリン。

グラミー賞を幾度となく受賞し、女性歌手として初めて「ロックの殿堂入り」も果たしたアメリカのシンボル的存在でもあるアレサ。アレサの波乱万丈の半生が、歌うことへの溢れんばかりの熱意、彼女を語るには切っても切れない神への厚い信仰心、そして映画『ブルースブラザーズ』でも歌われた「Think」や「リスペクト」をはじめ数々の名曲とともに紡がれる。

映画デビュー作『ドリームガールズ』でアカデミー賞®️助演女優賞受賞という快挙を成し遂げ、歌手としてもグラミー賞を制したジェニファー・ハドソンが、アレサ・フランクリン本人から「あなたが演じてほしい」というオファーを受け、運命的なキャスティングが実現。アレサの前座として舞台に立っていたジェニファーが、アレサをしのぐ貫禄の歌声で魅せる。前出の作品と同様に、ジェニファーの名演に賞獲得も期待がかかる。

世界一の歌声を持ちながらもその声がまだ何かを知らなかった少女が、自分を輝かせる術を見つけるまで――心震える感動のドラマを存分に味わえるエンターテインメント作、ぜひスクリーンと劇場の音響で楽しみたい一作となっている。


このように実在のミュージシャンの人生が描かれた作品は音楽だけでなく、心震えるエモーショナルなものが沢山!『リスペクト』を観る前に上記の作品を観て気持ちを高めればより一層本作を楽しめるはず。

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