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2021年11月01日

主人公が憑依される作品に名作アリ!『ヴェノム』『呪術廻戦』ほか憑依系作品4選

主人公が憑依される作品に名作アリ!『ヴェノム』『呪術廻戦』ほか憑依系作品4選



スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上最も残虐な悪<ダークヒーロー>として誕生、2018年に劇場公開され全世界興行収入940億円を超える大ヒットを記録したトム・ハーディ主演『ヴェノム』。その続編となる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が12月3日(金)日本公開される。

主人公・エディ・ブロック(トム・ハーディ)が、“シンビオート”と呼ばれる地球外生命体に寄生され、ヴェノムの宿主となっている本作。前作では、宿主エディとヴェノムの共存生活や関係性が時にシリアスに時にコミカルに描かれ、「ヴェノムが可愛い!」と観客の心を鷲掴みにした。

これまでも映画やアニメ、漫画で、主人公が人ではない何かに憑依されてしまったり、身体が乗っ取られてしまう作品が世に出され、多くの人気作を生み出してきた。人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を宿す高校生や右手がパラサイトに寄生された高校生、マスクに身を乗っ取られる銀行員、そして地球外生命体を宿すジャーナリストなど…憑依するものも、憑依されてしまう主人公も様々だ。

そこで今回、『ヴェノム』のように主人公が憑依される名作を特集!人ではない何かに憑依された主人公の作品の魅力に迫る。

『呪術廻戦』(漫画・アニメ)

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の芥見下々によるダークファンタジー・バトル漫画。主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)ら呪術師たちが、人に災いをもたらす化物「呪霊」と過酷な戦いを繰り広げる物語で2020年10月よりテレビアニメの放映が開始されると人気は加速!今年の年末には劇場版の公開も決定し、ますます注目が高まっている。

主人公・虎杖が、最凶最悪の呪いの王“両面宿儺(りょうめんすくな)“の指を呑み込み宿儺の器となったことで、宿儺は虎杖の肉体を器として現世に顕現するようになる…。しかしこの宿儺、宿主である虎杖の言うことをまったくきかないこともあり、最凶最悪の宿儺×主人公・虎杖の関係性は、まるでヴェノム×エディ?!更に、『ヴェノム』シリーズで主人公エディの声を担当する諏訪部順一が宿儺の声優を務め、ヴェノムの宿敵であるスパイダーマン/ピーター・パーカー役の声優である榎木淳弥が虎杖役ということもあり『ヴェノム』シリーズと『呪術廻戦』には多くの親和性を感じずにはいられない。

『寄生獣』(2014年)/『寄生獣 完結編(2015年)』


(C)映画「寄生獣」製作委員会

1990年代に一世を風靡(ふうび)した岩明均の人気コミックを実写化したSFサスペンス。人体に寄生しながら他の人間を喰らう新種の寄生生物「パラサイト」が出現。高校生・泉新一は、ある日右手をパラサイトに喰われ、寄生されてしまう。ミギーと名乗るそのパラサイトは、人間の脳を乗っ取って肉体を操り、急速に人間の文化や言語を習得していくのだが、泉新一と彼の右手に宿ったミギーは、生物パラサイトたちを相手に壮絶な戦いを繰り広げるー。謎の寄生生物・ミギーに寄生されてしまい当初は困惑しつつも友情に近い感情を抱いていく高校生・泉新一とミギーの奇妙な関係と、本作でヴェノムとエディが1つの体を共有する<We(俺たち)>の関係は通ずるものがあるだろう。

『マスク』(1994年)/『マスク2』(2005年)


90年代のコメディ映画の代表作とも言える、本作で一躍世界的コメディ俳優となったジム・キャリー主演の『マスク』。冴えない銀行員の主人公・スタンリーが、ある日拾った不思議な仮面をつけたとたん、超人的な力を持つ怪人マスクとなって騒動を巻き起こすドタバタコメディ。仮面の魔力でスタンリーは別人格のように過剰な本性を引き出され、不死身の身体、数々の超能力を身に着けるようになる…!仮面の力は自分の欲望を元にした力を引き出す事ができるため、もし悪人が仮面をつければ、悪人の欲望をより引き出してしまうといった部分は、宿主によって特性が変わる『ヴェノム』における“シンビオート”と重なる部分があるだろう。

『ヴェノム』(2018年)/『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年12月3日(金)公開)


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“シンビオート”と呼ばれる地球外生命体に寄生され、ヴェノムの宿主となった主人公・エディ・ブロック(トム・ハーディ)。ヴェノムは好戦的で獰猛な性格であるが、一人称を「俺たち」と呼ぶように宿主であるエディに対しては、元婚約者のアンとの仲を取り持とうとしたり、身を挺して彼を救う場面もあるなど、人間臭い部分を多々垣間見せる姿と鬼気迫るアクションが人気を博した!今作ではその関係性はさらに深まり、2人のやりとりはまるでカップルのよう?! 

上記作品のように自分ではない“何か”に憑依されてしまった主人公たちは、ヴェノムとエディのように共存生活をすることになり、困惑しながらも次第にバディとして息の合ったコンビネーションで敵に立ち向かっていく。そんな主人公と“何か”との共存生活は時にコミカルに描かれ人々を魅了し続けている。一人称を「俺たち」と呼ぶエディ×ヴェノムたちの活躍を大きなスクリーンで鑑賞する前に、これらの作品を観て気分を高めておけばより一層本作を楽しめるはず!

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