全米公開に先駆け3月25日(金)に日本公開された、マイケル・ベイ監督最新作『アンビュランス』。本作に出演している注目の女優エイザ・ゴンザレスより、知られざる撮影についてのコメントが到着した。

LA史上最高額の銀行強盗を企てた血の繋がらない兄弟が逃走のために乗り込んだのは、瀕死の警官を乗せた救急車だった。警官を死なせずに大金を奪い逃げきれるのか、スリルたっぷりな超ド派手ノンストップ・アクションである本作。



銀行強盗犯が逃走のためハイジャックした救急車に不運にも乗り合わせてしまった救命士のキャムを演じるのがエイザ・ゴンザレス。『ベイビー・ドライバー』（17）ではフェミニンなピンクのファッションに身を包み、可愛らしい見た目とは裏腹に犯罪に手を染め、相棒バディ（ジョン・ハム）と銀行強盗を鮮やかな手口でこなすだけでなく両手に持ったマシンガンを同時にぶっ放す豪快な演技を見せつけた。

また、『ワイルド・スピード／スーパーコンボ』（19）では、ショウも頼りにする悪の組織から武器を奪って調達する武器ディーラー・マダムMという妖艶ながらもワイルドな役どころを好演するなど、話題作に引っ張りだこの注目女優だ。

そんな彼女がマイケル・ベイ監督の作品に抜擢され、本作ではロサンゼルスの救急隊員キャム・トンプソンという、プライベートな話を友人とするよりも、意識を失った患者を相手にする方が得意なクールなキャラクターを好演。



ゴンザレスは自身の役について「威張り気味で自分でもそのような地位を求めているけれど、次第にそれが崩れていく。その瞬間が面白かった。映画において救急隊員の美しさを描いたものはよくあるけれど、崩壊していく様子や救急隊員の感情が明かされることはほとんどないから。」と、救急隊員の美談ではなく、感情が壊れていく様が描かれているという部分に魅力を感じたと話す。

また、キャムが男性の救急隊員を支えるだけのような人物ではなく、自分をしっかりと持っている強い女性であることも魅力であると言い、銀行強盗犯のウィルを演じたジェイク・ギレンホールも、「キャムは強くて大胆な人物だ。ダニーにとってキャムはワイルドカードで、イラつきをも超えるほどコントロールできない存在。この作品は、誰にもバカにされない女性を演じるエイザがストーリーの中心にいる点が気に入っている。」と、キャムという女性をゴンザレスが演じ、それがストーリーの軸になる部分が気に入っていると明かす。

そんな強いキャムを演じることは大変だったそうでゴンザレスは「身体中、泥、汗、血だらけで、本当にストーリーの中にいるようだった」と撮影を振り返る。

「時速1,000マイル（約1,600km）で移動する中で演技をし、台詞を言うのは難しい。雨が降っていて、風も吹きつけてきたから、とても怖かった。そんな中だからこのシーンの目的を考えるのが難しかったけど、だからこそ最高の経験になったと思う。このシーンには私たちの心も血も汗も涙も注ぎ込まれているから、観客の皆さんが楽しんでもらえたら嬉しい。クルー、スタントチーム、キャストの全員がベストを尽くしていて、溢れるほどの献身と愛を感じたわ。」と、時速100キロで進む救急車の中で極限状態の演技をする恐怖とともに、このような撮影を乗り越えられたのは全てのスタッフ陣の渾身の想いと愛があるからであるとコメントを寄せている。

マイケル・ベイ監督による圧倒的な映像表現やアクションのスケールはもちろん、非日常化で表れる人間性も描くことで誕生した超ド派手ノンストップ・アクション『アンビュランス』は、3月25日(金)より全国公開中。

作品情報

監督：マイケル・ベイ  
脚本：クリス・フェダク
原作：デンマーク映画『25ミニッツ』（ラオリツ・モンク・ペターセン監督、ラース・アンドレアス・ペダーセン脚本）
製作：マイケル・ベイ、 ブラッドリー・Ｊ・フィッシャー、ジェームズ・ヴァンダービルト、ウィリアム・シェラック、イアン・ブライス 
キャスト： ジェイク・ギレンホール、ヤーヤ・アブドゥル＝マティーン二世、エイザ・ゴンザレス 
【全米公開日】4日8日（金）予定　
【原題】AMBULANCE
【配給】東宝東和
【公式HP】https://www.universalpictures.jp/micro/ambulance
【公式Twitter】https://twitter.com/universal_eiga　　#映画アンビュランス　＜PG12＞