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2023年02月27日

フィクション&ドキュメンタリー「VOGUE」の裏側を楽しめる映画3選

フィクション&ドキュメンタリー「VOGUE」の裏側を楽しめる映画3選


昨年1月18日に73歳で他界した、ファッション業界のレジェンド、アンドレ・レオン・タリーの生涯を描いたドキュメンタリー映画『アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者』を3月17日(金)よりBunkamura ル・シネマ にて公開される。

アフリカ系アメリカ人初のVOGUEクリエイティブ・ディレクターであるアンドレは、1998年にエディター・アット・ラージに就任し、アナ・ウィンターの右腕として活躍。〈格好良い〉とは何か、独自の美学を極めていく。

そこで今回は、フィクション・ドキュメンタリー両方で「VOGUE」の裏側を楽しめる映画3作品を紹介する。

『プラダを着た悪魔』

(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX

ジャーナリストを目指してニューヨークにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)が、オシャレに興味もないのに世界中が憧れるファッション誌「ランウェイ」編集部の仕事に就くことに。ボスである編集長ミランダ(メリル・ストリープ)は、理不尽な要求と膨大な仕事を突きつける悪魔のような存在で……。

2006年に日本でも公開され、大ヒットした『プラダを着た悪魔』。劇中に登場する、スタンリー・トゥッチ演じるナイジェルのモデルはアンドレ・レオン・タリー!「VOGUE」編集長のアナ・ウィンターをモデルとしたのが、メリル・ストリープ演じる鬼編集長のミランダとされている。

敏腕アートディレクターでミランダから全幅の信頼を寄せられているナイジェル。実際にアナがアンドレの仕事をどのように見つめていたかが、彼の魅力とともに『アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者』ではアナ本人の口から語られる。

『ファッションが教えてくれること』


アナ・ウィンターに密着し、秋のファッション特大号で”何か”が起きるとされる「VOGUE」9月号の制作を追ったドキュメンタリー作品。

当時アメリカ女性の10人に1人、約1300万人が購読する米「VOGUE」誌。その編集長であるアナ・ウィンターを通して働くことの厳しさや快感を描いた作品だ。本編にはアンドレも出演。妥協を決して許さない環境で、「VOGUE」に関わる人全てが格好良さを追求する姿は、『アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者』でアンドレが見せるファッションへの探究心や自身の美学を突き通す姿勢と重なる。

また、 『アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者』ではアナとアンドレがショーのフロントロウに座る姿なども映し出され、アンドレが「VOGUE」について語る。

『アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者』

©︎Rossvack Productions LLC, 2017. All Rights Reserved.

ファッション界の巨匠と呼ばれ、白人の占める割合の多いファッション業界において黒人モデルや非白人デザイナーたちの進出に積極的に貢献したアンドレ・レオン・タリー。

人種差別が色濃く残る時代のアメリカ南部で幼少期を過ごしたアフリカ系アメリカ人の彼が、如何に最も影響力のあるファッション・キュレーターにまでのし上がったのか。彼の人生と彼が残した数々の功績をマーク・ジェイコブス、アナ・ウィンター、トム・フォードなどファッション界を代表する人物たちのインタビューと共に振り返る。

昨年1月18日に73歳で他界した際にはミシェル・オバマをはじめ、ビヨンセ、ゼンデイヤ、マライア・キャリーなど各界の著名人が弔意を表したほど。本編では彼とVOGUEの深い繋がりや、アナ・ウィンターとの仕事もたっぷりと語られる。

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