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2023年06月02日

「ペンディングトレイン」7話:登場シーンは少ないのに、きっちり存在感を残す蓮見涼平(間宮祥太朗)

「ペンディングトレイン」7話:登場シーンは少ないのに、きっちり存在感を残す蓮見涼平(間宮祥太朗)

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山田裕貴主演の“金10”ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」が2023年4月21日放送スタート。本作は、山田裕貴演じる美容師・萱島直哉をはじめ、上白石萌歌演じる体育教師・畑野紗枝や、赤楚衛二演じる消防士・白浜優斗らが、乗車した電車内に閉じ込められ、近未来に飛ばされてしまうSFサバイバルストーリー。

本記事では、7話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

「ペンディングトレイン ー8時23分、明日 君と」7話レビュー

もともといた5号車から6号車へ移ると宣言し、向こうに行ってしまった萱島(山田裕貴)。その真意は定かではない。6号車のリーダーだった山本(萩原聖人)に変わって場を牛耳っている植村(ウエンツ瑛士)に対し、萱島は勝負を仕掛ける。商売道具のハサミを賭けて、5号車にも自由に魚釣りや塩の採取をさせる、それを条件に

サイコロを使った博打で見事に勝った萱島。自由に海や川へ行けるようになったことを、白浜(赤楚衛二)や畑野(上白石萌歌)を含めた5号車の人間は喜ぶ。おそらく、萱島は5号車のため、そして畑野や白浜のために場所を移ったのだ。素直じゃない萱島は、決してそうとは言わないけれど。


素直になれない、何に対しても憎まれ口を叩く萱島に対し、畑野は問う。なぜ、素直になれないのかと。5号車にいたい、元の世界に帰りたいと言えないのはなぜか、と。真っ直ぐすぎる問いかけに、萱島は返す。「なんでかって? 怖いからだよ」と。

自分と弟を置いて、どこかへ姿を消してしまった母親。親代わりとして面倒を見てきた弟も、問題を起こして警察に捕まった。

「みんなどうせいなくなる」

「大事な人は戻ってこない」

「期待しても裏切られる」

雨風が吹き荒れるなかに、悲痛な叫びを紛れ込ませる萱島。誰にも何にも期待しない、と強い気持ちを露わにする彼を、畑野はそっと後ろから抱きしめた。

これまでの萱島の態度や言動が、すべて憎まれ口だとしたら。彼が弟を思いながら白浜に告げた「俺のことは忘れていてほしい」「忘れて、今を笑って生きてくれてたらいいよ」の言葉も、強がりの嘘なのだろうか。

元の世界に帰りたい者と、帰りたくない者。双方の思惑が乱れ合うなかで、現実に戻る“カギ”が見つかる。砕かれ、各地に飛び散っている隕石と、ワームホールの存在だ。


ワームホール、時空の歪みのようなものを見つけられれば、それが現実世界へと繋がる扉になるのだという。タイムワープについて研究している教授・蓮見涼平(間宮祥太朗)の存在も、重要なキーパーソンになりそうだ。前回に引き続き、登場シーンは少ないものの、しっかり存在感を残している。

メタ的な話をしてしまうが、話数もすでに7話である。現実に帰れるのなら、そろそろ具体的な事象がないと間に合わない。視聴者がそう思うのを見越してか、終盤ではワームホールが発見されて終わった。おそらく次回は、そのワームホールを通って現実に帰るか、それとも帰らないかの問答が起こるだろう。

次回予告から推察するに、もしかしたら萱島は、一人この世界へ残る選択をするのかもしれない。映画『ブレイブ 群青戦記』で、新田真剣佑が演じた主人公・西野蒼が過去に生きる選択をしたように、萱島は未来を生きることになるのだろうか

(文:北村有)

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