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『ネクスト・ゴール・ウィンズ』公開を前に、タイカ・ワイティティ監督作品をチェック!


『ジョジョ・ラビット』でアカデミー賞®︎脚色賞を受賞、世界を涙させたタイカ・ワイティティ監督の最新作『ネクスト・ゴール・ウィンズ』が2月23日(金・祝)より公開される。

独自の世界観とオリジナリティあふれるユーモアに酔う、タイカ・ワイティティ監督作品を大特集!

『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』(16)



問題ばかりを起こし、里親のもとを転々としていた孤児の少年リッキー(ジュリアン・デニソン)はある日、ニュージーランドの田舎で暮らす少し偏屈なヘクターおじさん(サム・ニール)とやさしいベラおばさん(リマ・テ・ウィアタ)2人の夫妻のもとへ預けられる。

馴染みのない地方での暮らしに最初は戸惑いつつも、少しずつ心を開いていき新生活に溶け込んでいたリッキーだったが、ある日、ベラおばさんの死亡をきっかけに、ひょんなことからヘクターと共にアウトローとして全国指名手配の対象となってしまう。

栄誉ある死を選ぶべきか、お互いの違いを理解し合い、家族として生き残るべきか決断の時を迎える彼が選んだ道とは……。

ニュージーランドの大自然を舞台にデコボココンビが送るコミカルな逃走劇である本作は、公開当時の2016年時点でニュージーランド映画史上最も高い興行収入を記録した。個性的でどこか愛おしいキャラクターとワイティティ監督の持ち味であるシュールなユーモアを堪能できる一作である。

『ジョジョ・ラビット』(20)

(C)2019 Twentieth Century Fox

舞台は第二次世界大戦下のドイツ。心優しい10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、空想上の友だちであるアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)の助けを借りながら、青少年集団ヒトラーユーゲントで、立派な兵士になろうと奮闘していた。

しかし、ジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、教官から“ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられてしまう。そんなある日、母親(スカーレット・ヨハンソン)とふたりで暮らしていたジョジョは、家の片隅に隠された小さな部屋で、ユダヤ人の少女(トーマシン・マッケンジー)がこっそりと匿われていることに気がつく。しかし、ジョジョの頼りとなるのは、ちょっぴり皮肉屋で口うるさいアドルフだけ……。臆病なジョジョの生活は一体どうなってしまうのか!?

監督の代表作ともいえる本作は第44回トロント国際映画祭で観客賞、第92回アカデミー賞®︎では脚色賞を受賞し、“タイカ・ワイティティ”の名を大きく世界に知らしめた。風刺を効かせながら、戦争の残酷さと人々の温かさを融合させ世界を涙に包みこんだ本作はワイティティ作品の入門編としてもぴったりな傑作。

『ソー:ラブ&サンダー』(22)

©Marvel Studios 2022

アベンジャーズの宿敵サノス(ジョシュ・ブローリン)との激闘の後、多くの大切な人々を失ったソー(クリス・ヘムズワース)は、いつしか戦いを避けるようになっていた。しかしある日、そんなソーの前に、神々の殲滅を目論む、神殺しのゴア(クリスチャン・ベール)が立ちはだかる。

ゴアを相手に苦戦を強いられるソーであったが、元恋人ジェーン(ナタリー・ポートマン)が、ソーのコスチュームを身にまとい、選ばれた者しか扱えない武器・ムジョルニアを手に取り現れる。ジェーンに対して未練を抱いていたソーは、彼女を思う気持ちを抑えながら、新たな“マイティ・ソー”となった彼女と共に、強敵ゴアに立ち向かうこととなる。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「マイティ・ソー」シリーズ第4作で、監督にとってシリーズ前作の『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)に続いてメガホンをとることとなった本作は、お馴染みの面々の他にクリスチャン・ベールやラッセル・クロウといった豪華キャストも新たに参戦。

シリーズを鑑賞済みの方はもちろんのこと、本作単体でも楽しめるスペースオペラ大作となっている。

最新作『ネクスト・ゴール・ウィンズ』 2月23日公開!

©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。そんな最弱チームに、破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)が就任し立て直しを図るが、サッカーというスポーツに対しての考え方がそもそも違うチームメンバーとトーマスはそりが合わずにいる。

厳しい勝負の世界を生き抜いて心に傷を抱えた孤独なコーチとのどかな島国の選手、果たしてこのバラバラなチームは奇跡の1勝を挙げることができるのか……!?

©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

2014年に『ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』としてドキュメンタリー映画化もされた奇跡の実話をベースに監督が作り上げた本作は、挫折を味わったものたちがそれぞれの人生と幸せに向き合う心の交流を描き出していき、困難に立ち向かうことへのカタルシスを味わうことができる。

また、太平洋諸島という監督自身のルーツにも触れられる仕上がりとなっており、サッカーファンのみならず、全ての“負けを知る”人々にエールを贈る、笑って、思わず涙する感動のヒューマンドラマである。

『ネクスト・ゴール・ウィンズ』作品情報

2024年2月23日(金・祝)全国ロードショー

【予告編】


【ストーリー】
2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが就任し、立て直しを図るが、果たして奇跡の1勝は挙げられるのか!?

【クレジット】
■監督/脚本/製作:タイカ・ワイティティ
■出演:マイケル・ファスベンダー(トーマス・ロンゲン)、オスカー・ナイトリー(タビタ)、エリザベス・モス(ゲイル)ほか

■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

■北米公開:11月17日 ■製作年:2023年 ■製作国:イギリス/アメリカ

■原題:Next Goal Wins

©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

■公式サイト: https://www.searchlightpictures.jp

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