篠田正浩

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乾いた時代を撃ち抜き、やがて神話へ——3本で味わう「篠田映画」の振れ幅

篠田正浩の映画を観ると、奇妙な感触が残る。画面は端正で、構図は静かで、人物の動きもどこか節度がある。なのに、胸の奥にだけ“ざらつき”が残っていく——その違和感こそが、篠田映画の快楽だ。国立映画アーカイブは、篠田正浩が1960年の第2作『乾い...
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美は人を救わない——篠田正浩『美しさと哀しみと』『鑓の権三』で味わう“美の残酷”

美は、なぜこんなにも残酷なのか——『美しさと哀しみと』『鑓の権三』篠田正浩の映画を一本でも観ると、妙な感覚が残る。“美しいもの”を見届けたはずなのに、胸の奥に小さな刺が残っている。花ではなく、刃。救いではなく、決定的な一撃。今回の特集パート...
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本日公開『新解釈・幕末伝』で幕末がもっと好きになる。笑って、震えて、泣ける──年代順・幕末傑作5選

歴史の授業で何度も聞いたはずなのに、いざ説明しろと言われると、意外とうまく言葉にならない。「ペリー来航」「尊王攘夷」「新選組」「薩長同盟」──事件名は知っている。人物も知っている。けれど、“なぜ”その選択をし、何を背負っていたのかは、ぼんや...
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坂東玉三郎初主演『夜叉ヶ池』を改めてピックアップ!今では実現不可能なファンタジー超大作!

当代随一の歌舞伎界名優として知られる五代目・坂東玉三郎が一人二役で初主演した映画『夜叉ヶ池』がついに配信されます。泉鏡花の同名戯曲を原作に巨匠・篠田正浩監督がメガホンを握った1979年の異色幻想ファンタジー超大作。初公開後は長年ソフト化もさ...
映画コラム

『沈黙‐サイレンス‐』と篠田版『沈黙』、そして日本文学の海外映画化などなど

■「キネマニア共和国」(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.江戸時代初期のキリシタン弾圧を題材に、遠藤周作が66年に出版、谷崎賞を受賞した小説を原作にしたアメリカ映画『沈黙‐サイレンス‐』が...