長門裕之

金曜映画ナビ

樋口可南子の妖気、高島礼子の凛――いま観たい『陽炎』シリーズの濃密な魅力

昭和初期の花街。男たちの欲望が渦を巻く賭場に、ひとりの女が現れる。名は、城島りん。通り名は“不知火おりん”。背に刺青を負い、札を切り、勝負の場に立つ女胴師である。1991年に公開された映画『陽炎』は、五社英雄監督が樋口可南子を主演に迎えて描...
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“池波正太郎”が誘う――闇に潜む義と掟を映画で観る

秋は、しっとりとした時間に物語の世界へ没入するのが似合う季節だ。先週の司馬遼太郎特集に続き、今週は“司馬と双璧”と称される歴史・時代小説の名匠 池波正太郎 に焦点を当てたい。『鬼平犯科帳』『雲霧仁左衛門』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』……...
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〈五社英雄 没後33年特集〉血と紅(べに)と、微笑の刃——「薄化粧」「十手舞」「陽炎」「女殺油地獄」

2025年8月30日で没後33年。五社英雄の名を口にすると、画面から立ちのぼる熱気——豪奢で、残酷で、どうしようもなく官能的な映像が脳裏に戻ってくる。テレビ時代劇で鍛えた構図のキレと、映画で開花した色彩と匂いの感覚。暴力と慈しみ、虚飾と真心...
俳優・映画人コラム

カツドウヤ一家の申し子として俳優人生を全うした長門裕之

■「キネマニア共和国」写真家『早田雄二』が撮影した銀幕のスターたちvol.14現在、昭和を代表する名カメラマン早田雄二氏(16~95)が撮り続けてきた銀幕スターたちの写真の数々が、本サイトに『特集 写真家・早田雄二』として掲載されています。...