新作映画レビュー

映画コラム

<考察>『関心領域』問い直される「悪の凡庸さ」について

▶︎『関心領域』画像を全て見る5月24日(金)よりホロコーストを題材とした異色作『関心領域』が公開されている。2023年・第76回カンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞したほか、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞、音響賞の二冠に輝いた作品で...
映画コラム

『碁盤斬り』草彅剛という稀有な俳優

▶︎『碁盤斬り』画像を全て見る草彅剛という稀有な俳優を、どう言い表せばいいのか。彼の演じる役柄を見ていると、「この人は本来こういう人ではなく、これは演技である」ということを忘れてしまう。トーク番組やバラエティ番組で見る彼は、明るく無邪気で時...
映画コラム

『トラペジウム』を支えた“声の表現” 元乃木坂メンバーもゲスト声優に

▶︎『トラペジウム』画像を全て見る夢を叶えるということは簡単なことではない。挫折や失敗、周りからの反対など、乗り越えなければならない障害は数多くある。しかし、それでも諦められない夢がある。私たちを駆り立てる情熱や、目標に向かって突き進む力は...
映画コラム

『猿の惑星/キングダム』を観て『ゼルダの伝説』の実写も任せられると思った「10」の理由

▶︎『猿の惑星/キングダム』画像を全て見る2024年5月10日(金)より『猿の惑星/キングダム』が劇場公開されている。本作はSF映画『猿の惑星』シリーズの最新作。初代映画が公開されたのは1968年。あの『スター・ウォーズ』よりも長い歴史を誇...
映画コラム

『不死身ラヴァーズ』見上愛と佐藤寛太が生み出す“究極のラブストーリー”

▶︎『不死身ラヴァーズ』を観る松居大悟監督の、「恋愛暴走機関車童貞編」シリーズが帰ってきた。もちろんそんなシリーズはない。筆者が勝手に命名した。だが松居監督は、しばしば恋に暴走して荒れ狂う童貞たちを描いてきた。デビュー作の『アフロ田中』(2...
映画コラム

『バジーノイズ』奇跡と呼んでも大げさじゃない、映画のマジックが起こっていた「3つ」の理由

▶︎『バジーノイズ』画像を全て見るむつき潤による同名コミックを映画化した『バジーノイズ』が2024年5月3日(金)より公開中。テレビドラマ「silent」の風間太樹が監督を、人気ボーイズグループ「JO1」の川西拓実と桜田ひよりがW主演を務め...
映画コラム

<比類なき傑作>『悪は存在しない』 濱口竜介が紡ぐ、現代の“風の谷のナウシカ”

▶︎『悪は存在しない』画像を全て見る黒い背景に赤と青のフォントで映し出される、“EVIL DOES NOT EXIST”の文字。まるで『女は女である』(1961)のような、もしくは『気狂いピエロ』(1965)のような、スタイリッシュなタイト...
映画コラム

『ゴジラxコング 新たなる帝国』4DXでもはや爆笑できる“4つ”の理由

▶︎『ゴジラxコング 新たなる帝国』画像を全て見る『ゴジラxコング 新たなる帝国』が4月26日から公開中。本作は世界観を共有する「モンスターバース」シリーズの通算5作目で、『ゴジラvsコング』の続編だ。前置き1:お祭りに4DXを盛ることで、...
映画コラム

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を4DXで見るべき「4つ」の理由

▶︎『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』画像を全て見る『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が大ヒット上映中だ。今回も公開初日の興行収入が9.6億円を突破する超ロケットスタートとなり、シリーズ最高の138.8億円の興行収入記...
映画コラム

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』観れば観るほどジワジワくる見事な1本

▶︎『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』画像を全て見る4月12日(金)、遂に劇場版『100万ドルの五稜星』が公開となりました。怪盗キッドの真実が明かされるということもあり、公開前から期待度MAXで最速上映に足を運びました。毎年大興奮の劇場...