『ゲティ家の身代金』世界一の大富豪ジャン・ポール・ゲティが語った“金”にまつわる名言集



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5月25日(金)に全国公開となる映画『ゲティ家の身代金』。1973年に実際に起きた世界一有名な誘拐事件を映画化した本作だが、そのモデルとなった世界一の大富豪、ジャン・ポール・ゲティが残した“金”に対する名言をピックアップした。




世界一の大富豪である、ジャン・ポール・ゲティ。孫の身代金を支払わないなど、一般人には理解しがたい価値観を持っている反面、大富豪へと上り詰めた彼の商才の高さは疑いようが無い。そんな彼が残した“金”に対する言葉から、億万長者の考えを学んでみよう。

【事業の始まりは情報である】


如何に人より早く情報を集められるかが、ビジネスにおいての最重要項目とも言えるが、劇中においても、秘書が孫の誘拐を告げに来た際、株取引の報告が始まっていたため、目も離さない。秘書に一瞥もくれずに出ていくことを命じる姿からは、ビジネスマンとしては一流でも、他のことに対しては冷酷な心を持つことが伺える。

【いま自分の銀行にどれだけのカネが入っているのか知っているようじゃ、本当の金持ちじゃないね。】


劇中でも記者から総資産額について尋ねられた際に同様の言葉を返しているが、この言葉からも、幾ら持っているかを把握しているような凡百の金持ちとは次元が違うことが伝わってくる。さらにゲティは、交渉人であるチェイスに「いくら稼げば気が済むんだ」と聞かれた際に、「もっとだ!」と世界一の大富豪となっても満足していない面も見せている。

【金は肥料に似ている。分散しておかないと臭ってしまう】


ゲティはこの言葉通り、稼いだ資産を投資や美術品の収集につぎ込み続ける。金が金を産むマネーゲームの中心にいる彼らしい言葉である。その反面、どんなものでも湯水のように大金を使うわけではない。劇中でも描かれているが、ホテルでルームサービス等を利用せず、「下着を洗ってもらうのに10ドルも払えない」というなど、そういった自らの価値観の中でお金を使用する先をしっかりと見極めているからこその大富豪となり得たのであろう。

【私の成功の方程式は何かだって?早く起きて、遅くまで働き、油田を掘り当てる。ただそれだけさ。】


仕事のこととなると、他を顧みずに突き進む彼らしい言葉だが、これを実際に行えるかが凡人との差とも言えるだろう。世界一の大富豪となった後でも、上記の言葉通り仕事に徹する姿は劇中でも確認することができる。それに加え、孫の身代金の支払いを求める声に対しても「無駄遣いする金はない」と一刀両断するなどの“守銭奴“とも言える面が、彼を世界一の大富豪となし得た理由のひとつ言える。

【自分で100%の努力をするよりも、むしろ100人の1%ずつの努力を味方につけたいところだ】


他人を信用しないゲティであったが、こういった言葉も残している。1人の力はたかが知れており、如何に他人の力を利用するかが、個人の能力を遥かに超えた成功を手にする秘訣とも言えるが、彼はそれが長けていたことが見て取れる言葉である。

一般人とはかけ離れた感覚を持つゲティではあるが、上記で挙げた言葉の中には、私達の日々の生活にも活かせる名言も多数ある。こういった彼の一流のビジネスマンとしての一面も頭の片隅にいれつつ、本作を楽しんでみてはいかがだろうか。


ストーリー概要




“世界中のすべての金を手にした”といわれる大富豪ゲティ。17歳の孫ポールが誘拐され1700万ドルという破格の身代金を要求されたゲティは、こともあろうことかその支払いを拒否。彼は大富豪であると同時に稀代の守銭奴だったのだ。離婚によりゲティ家を離れ一般家庭の人間となっていたポールの母ゲイルは、息子のために誘拐犯のみならず【世界一の大富豪】とも戦うことに。警察に狂言誘拐を疑われ、マスコミに追い回され、疲弊していくゲイル。一方、一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身に危険が迫っていた。それでもゲティは頑なに支払いを拒む。愛する息子を助け出すため、母は一か八かの賭けに出るのだった…。

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