失われた映画に出会う一夜限りのイベント『映画探偵の映画』10/27阿佐ヶ谷で開催

2015年10月27日(火)、阿佐ヶ谷にある小劇場・ザムザ阿佐谷で映画史に埋もれた幻のレア日本映画を発掘する“映画探偵”たちの物語とともに、貴重な発掘映画の数々を紹介していく一夜限りの特別上映イベント『映画探偵の映画―厳選超レア作ナイト』が開催される。

本イベントは高槻真樹著『映画探偵―失われた戦前映画を捜して』(河井出書房新社/2015年11月25日発売)の刊行を記念して行われる特別イベントとなっている。

20世紀前半のレア映画がずらり!


上映作品は『僕らの弟』(1933年/春原政久監督)、『荒木又右衛門』(1925年/池田富保監督)、『荒木伊賀越え三十六番斬り』(1930年/悪麗之助監督)、『一殺多生剣』(1929年/伊藤大輔監督)の4作品。

『僕らの弟』は若水ヤエ子の“おヤエ”シリーズや森繁久彌出演のサラリーマンコメディ『三等重役』の春原政久監督デビュー作。

『荒木又右衛門』は今年生誕140年となる日本映画史上最初期の大スター・尾上松之助主演による時代劇。上映されるのはわずか6分の断片的映像だが、クライマックスの立ち回りがほぼ残されている貴重な映像。

『荒木伊賀越え三十六番斬り』は28歳の若さで夭逝した悪麗之助監督の唯一の現存作品。虚無的な作風で映画史に名を残した悪監督だが、本作はその要素を感じさせない痛快なコメディ時代劇となっている。

『一殺多生剣』は“時代劇の父”と称された伊藤大輔監督による幻の剣戟映画。2012年京都国際映画祭で初公開されて以来、待望の関東公開となる。

物語の案内人は世界を舞台に活躍する活動写真弁士・片岡一郎とピアニスト・上屋安由美。厳選された超レアな映画をその目と耳で体感してみてはいかがだろうか。

特別上映イベント『映画探偵の映画―厳選超レア作ナイト』
■日時:2015年10月27日(火)19:00開演(開場18:30)
■会場:ザムザ阿佐谷(ラピュタビル地下1階)
■料金:3,000円

イベントサイト(ザムザ阿佐谷)
http://www.laputa-jp.com/zdata/data/samsa/151027.html

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