フランス映画祭開催目前!“愛すべきおじさんたち”が主人公の3作品をチェック!

1993年から日本で開催されているフランス映画祭。昨年より舞台を横浜に戻し新たなステージを迎え、 本年度は6/20(木)-6/23(日)期間で「フランス映画祭 2019 横浜」が開催される。

フランス映画といえばおしゃれなイメージを持つ人も多いが、実際はそればかりではなく、人間の多様性をより深く描き出した秀作が多いところも魅力の一つ。今回はその中でも、これまで華やかな表舞台になかなか立 つことの少ない“愛すべきおじさん”たちをあえて主人公に添え、その人間味溢れる魅力をありのままに余すことなく引き出した“ザ・フランス映画”とも言える3作品をピックアップ。

突き出た太鼓腹でシンクロに奮闘する男性や、普段は強面だが女性には奥手すぎる中年、老齢になり全ての想い出を忘れつつある中、ただ1人本当に愛した女性に想いを告げられなかったことだけはどうしても忘れられない老人など、誰にとっても無関係ではいられない、身につまされるような人生の現実をスクリーンを通して突きつける3作品は、そのみっともない姿を全力で演じきる名優たちの姿を通して観る人の人生への勇気を与える。

『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』


おじさんシンクロチームが巻き起こす、七転八倒の生き様改革!
フランスのアカデミー賞と言われるセザール賞にて最多10部門にノミネート&動員400万人の大ヒット作!スウェーデンで実際におき、ドキュメンタリーも放映されるなど話題を 呼んだ“実話”を基に描く、サエないおじさんシンクロチームの人生リスタートをかけた感 動のヒューマンドラマ。

<注目ポイント>


夢にも希望にも見放され、現実に幻滅したおっさんシンクロチームが、人生の再起をかけて無謀にも世界選手権を目指す姿は思わず胸が熱くなる。「完全な美しさ、筋肉質で引き締まった体が絶大な権力を持つ時代において、腰回りやお腹など決して魅力的とは言えない身体をさらけ出す必要があると思いました」と監督が述べるように、いずれも主役級のキャリアを持つ役者たちが海水パンツ1枚の姿で悩み、弱音をはきながらも必死に前を向いて進んでいく「ありのままの中年男性」の姿は感動を覚えます。

公開情報

<7月12日(金) 新宿ピカデリー他全国ロードショー>
・フランス映画祭上映:6/20(木) 19:00 横浜みなとみらいホール

監 督:ジル・ルルーシュ 脚本・脚色:ジル・ルルーシュ、アメッド・アミディ、ジュリアン・ランブロスキーニ
出演:マチュー・アマルリック、ギョーム・カネ、ブノワ・ポールヴールド、ジャン・ユーグ・アングラード 2018/フランス/スコープサイズ/122 分/カラー/フランス語/DCP/5.1ch 日本語字幕:加藤リツ子/原題『Le grand bain』英題『SINK OR SWIM』配給:キノフィルムズ/木下グループ/PG-12
©2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions

『ゴールデン・リバー』


決して手を組むべきでなかった4人。 黄金が男たちを狂わせていく、一攫千金ウェスタンサスペンス!
ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)及び「フランスのアカデミー賞」と言われるセザール賞にて4冠(監督賞・撮影賞・美術賞・音響賞)を受賞、世界的に権威あるイギリスの文学賞の1つである“ブッカー賞”の最終候補作にもなり、様々なミステリ・ベスト10入りも果たすなど、世界中の読者に衝撃を与えたパトリック・デウィットの原作を基に映画化された、ジャック・オーディアール監督最新作。

<注目ポイント>


周囲からは「最強の殺し屋」と恐れられる存在にも関わらず、偶然出会った女性からもらったハンカチを肌身離さず持ち歩くロマンチストの中年を演じるのは、映画ファンから愛され続け、これまでも名作映画には必ずこの男ありと言われるほどの実力派俳優でもあるジョン・C・ライリー。彼が演じる「一見強面だが、現実の異性にはとてつもなく弱腰になってしまう」様子は、まさに“愛すべきおっさん”の一言!

「キャラクターの人生への向き合い方や、座っているときの姿勢や動き、仲間と一緒にいるときの様子、さらには誰かに話しかけるときは相手の目を見るのかなど細かいところまでしっかりと考えて、役作りをしていた。撮影現場に入ると、カメラの位置を把握し、なぜそこから撮るのか、自分がスクリーンにどのように映るのか、表情はどこまで細かく映るのかまでちゃんと理解していた。感心したし、感激したよ。」とオーディアール監督もそのリアルな役作りを絶賛!

公開情報

<7月5日(金) TOHO シネマズ シャンテ他全国ロードショー>
・フランス映画祭上映:6/21(金) 12:00 イオンシネマみなとみらい

監督:ジャック・オーディアール『君と歩く世界』
原作:「シスターズ・ブラザーズ」パトリック・デウィット (創元推理文庫刊)
出演:ジョン・C・ライリー『シカゴ』、ホアキン・フェニックス『ザ・マスター』、ジェイク・ギレンホール『ブロークバック・マウンテン』 『ナイトクローラー』、リズ・アーメッド『ナイトクローラー』『ヴェノム』
(C) 2018 Annapurna Productions, LLC. and Why Not Productions. All Rights Reserved.

『男と女III 人生最良の日々(仮)』


故フランシス・レイの音楽と「ダバダバダ…」のスキャットと共に、甦る『男と女』から 53 年。
ジャン=ルイは記憶を失いつつある。彼の息子は、父が追い求めている女性を探すことを決めた―。
2019 年、カンヌ国際映画祭正式出品

<注目ポイント>

「素直な悪女」(56)で共演、絶世の美女と名高いブリジッド・バルドーと交際し、話題を集めたこともある モテ男・ジャン=ルイ・トランティニャン。本作の第一弾である「男と女」(66)で世界中から注目を集めたあと、世界中の名誉ある映画賞を受賞、フランス映画界には欠かせない存在に。本作では、カーレーサーであった現役時代あらゆる女性にモテ続けながらも、本当に愛していたのは、何十年もその想いを伝えられなかったただ1人の女性だけ……という老年になってもピュアな想いを持ち続ける少年のような男性を演じる。

公開情報

<日本公開日未定>
・フランス映画祭上映:6/21(金) 20:00 横浜みなとみらいホール

監督:クロード・ルルーシュ
音楽:フランシス・レイ、カロジェロ
出演: アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン、スアド・アミドゥ、アントワーヌ・シレ
上映時間:90 分/配給:ツイン/製作国:フランス/
(C) 2019 ‒ Davis Films ‒ Les Films 13

全てフランス映画祭 2019 横浜が日本でのプレミア上映となる貴重な機会。是非、この機会に足を運んでみては?

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