なぜ日本人は『赤毛のアン』が好きなのか?その魅力に迫る!

こんにちは、八雲ふみねです。

今回ご紹介するのは、5月6日から公開となる『赤毛のアン』。

でも何故いま、赤毛のアン???

八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.103

アン・シャーリー、空想とおしゃべりが大好きな女の子

カナダのプリンス・エドワード島。

農場を営むマシュウとマリラ兄妹の家“グリーン・ゲイブルス”に、ひとりの少女がやって来た。

彼女の名前は、アン・シャーリー。

実は働き手となる11歳の男の子を孤児院から引き取るつもりだったが、手違いで女の子が来てしまったのだ。

そのことに戸惑いを隠せない兄妹だったが、追い返すわけにもいかず、アンに別の引き取り手が決まるまで家に置くことにする。

明るくて空想とオシャベリが大好きなアンは騒動を起こすことも度々。

しかし親友のダイアナやクラスメートのギルバート、そして愛情深いマシュウとマリラに接するうちに、いつしか“グリーン・ゲイブルス”にとって欠かせない存在になっていく…。

(C)2015 GABLES PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

不朽の名作がスクリーンに帰ってきた!製作総指揮はなんと、原作者の孫娘

カナダのプリンス・エドワード島を舞台に、アンが巻き起こす騒動と彼女の成長を描いた物語が、再びスクリーンに帰ってきました。

今作は原作の世界観を伝えるのにふさわしい人物のひとり、モンゴメリの孫娘ケイト・マクドナルド・バトラーが製作総指揮に参加。

世紀を超え、満を持しての決定版とも言える劇場版となっています。

世界中の誰もが知るヒロイン、アンを演じたのは、カナダの新星エラ・バレンタイン。

お下げ髪がよく似合ってクルクルと変化する表情が愛らしいエラ版アン・シャーリー。

生き生きとしたアンがスクリーンに息づいていて、観るほどに自然と笑顔に。

またマシュウ役にマーティン・シーン、マリラ役にサラ・ポッツフォードと名優が脇を固め、作品世界に彩りを与えているのも大きな見どころです。

(C)2015 GABLES PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

観る者を自然と笑顔にする、それがアンの魅力

「赤毛のアン」は1908年にカナダ人作家L・M・モンゴメリが1908年に発表した長編小説。

翻訳者・村岡花子の半生を描いたNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」が話題になったことも、記憶に新しいのではないでしょうか。

なんでも関係者の話によると、このドラマのオンエアがきっかけで3年経った今でも、原作本が売れ続けているんだとか。

だから「何故いま『赤毛のアン』???」という疑問は、実は愚問。

考えてみれば、日本では毎年ミュージカルが上演されていますし、「世界名作劇場」で放映されたアニメ版は高畑勲が監督、宮崎駿が作画スタッフで名を連ねていることで、アニメ史の伝説的作品にもなっています。

日本人にとって『赤毛のアン』は、時代を超えて身近な存在なんですね。

今回の作品は、本国カナダでテレビ映画として放送され、日本では劇場公開されることになったバージョン。

CM用のフェードが気になるのは否めないものの、バトラー女史の強い希望から原作に忠実なストーリー展開となっているため、原作の中でも特に印象深いエピソードがふんだんに盛り込まれています。

観るうちに、幼い頃に触れた「赤毛のアン」の世界観がムクムクと蘇ってくるような感覚は、とても楽しく心豊かな体験。

思えば私も小学生の頃、学校の図書館で借りた「赤毛のアン」に夢中になったものです。

風変わりだけど魅力的な女の子という印象で、今回改めて映画でアンの世界に触れてみて、まるで懐かしい友人に再会したような錯覚を覚えました。

ちなみにカナダでは今作の続編がすでに製作されていて、最終的には3部作になるとのこと。

そう、この映画には続きがあるんです。

出来ることならば、日本でも3部作すべて公開してほしいっ!

(C)2015 GABLES PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

“ふたりのアン”が初対面!お互いの印象は???

本作の日本語吹替版でアン・シャーリーを演じるのは、岡田結実さん。

声優初挑戦でアン役ということで、最初はプレッシャーを感じたという岡田さん。

しかしエラ・バレンタイン演じるアンのポジティブさや天真爛漫さに勇気をもらい、演じ切ることが出来たとのこと。

公開前に行われた日本語吹替版報告会イベントに、なんと来日中のエラ・バレンタインさんがサプライズ登場。

“ふたりのアン”が初対面となりました。

(C)2015 GABLES PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

「とても明るくて可愛らしい方ですね」と岡田さんの印象を話すエラさんに、「泣きそうです~」とウルウルする岡田さん。

事前打ち合わせでもエラさんの登場は知らせてなかったので、かなりビックリした様子。

サプライズ大成功~♪

イベント終了後の楽屋では、仲良くツーショット撮影に興じていましたよ。

エラさんはプロモーションの合間に、お花見に行ったりショッピングを楽しんだり、日本滞在を満喫した様子でした。

作品情報

赤毛のアン
2017年5月6日から新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督:ジョン・ケント・ハリソン
出演:エラ・バレンタイン、サラ・ボッツフォード、マーティン・シーン ほか
©2015 GABLES PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト http://www.anne-movie.jp/

(文:八雲ふみね)

八雲ふみね fumine yakumo

八雲ふみね大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com

関連記事

熱いぞ!ウザいぞ!『帝一の國』
キラキラ系ムービーと侮るなかれ!『ReLIFE リライフ』
ディズニー・アニメーションがもたらした奇跡とは……『ぼくと魔法の言葉たち』
ヴィゴ・モーテンセンが自ら航空券を手配し、来日した時の心温まるお話
結婚=幸せだけではない?『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』に見る恋愛&結婚観

    ピックアップ

    関連記事

    新着記事

    WP Facebook Auto Publish Powered By : XYZScripts.com