YouTuberがついに劇場映画を!『スクールアウトサイダー』アバンティーズにインタビュー


個性あふれる動画で視聴者たちの心をつかむ、「YouTuber」の活躍に注目が集まっている昨今ですが、ついに彼らが劇場映画に進出。

4人組のYouTuber集団・アバンティーズの企画・主演による映画『スクールアウトサイダー』が2017年8月31日、丸の内ピカデリーで1日限定公開されました。

チャンネル登録者数70万人以上、日本のYouTube界でアイドル的人気を誇るアバンティーズ。公開当日は、映画館に多くのファンが駆けつけ、舞台挨拶に登壇したアバンティーズと他キャスト、監督陣に大きな歓声と拍手が贈られました。

今回は、アバンティーズの4人、そらちぃさん、エイジさん、ツリメさん、リクヲさんを直撃。初の映画制作への思い、今後の展望などを語ってもらいました。

(『スクールアウトサイダー』の動画は、この記事の最後に掲載しています。)

アバンティーズの「バカそう 楽しそう」のイメージで誕生したスクール映画

──まずは、お一人ずつ自己紹介をお願いします。

リクヲ:アバンティーズのリクヲです。グループ内では、リアクション担当っていうことでやっています。

ツリメ:アバンティーズのツリメといいます。自分でいうのもあれですけれど、異端児みたいな感じです。

そらちぃ:アバンティーズのそらちぃです。役割はリーダーをやっています。

エイジ:アバンティーズのエイジです。グループでは動画の編集を担当しています。

──みなさんは、中学生時代からの友人で、その頃に動画投稿を始めたとのことですが、最初に動画を撮ろうと提案した方は?

そらちぃ:みんなですね。全員サッカー部だったんですよ。

ツリメ:当時、YouTubeに動画を上げている人がいたので、「俺たちもやろう」と、遊び感覚ですべり台をすべるだけの動画をあげたのが最初です。そのときは、仮面をかぶってましたね。

──YouTubeのほうでもドラマなどを公開などしていますが、劇場映画を作りたいというのは、以前から思っていた?

そらちぃ:そうですね。映画館で何かやりたいとは思っていたんですが、いままではタイミングがあわなくて。少し前に一か月ほど活動休止期間がありまして、そこにあわせて今回やってみようということになりました。

──『スクールアウトサイダー』の学園もの、友情物語というコンセプトはどうやって生まれたのでしょうか?

そらちぃ:監督の花奈ちゃん(松本花奈さん)と学生ものをやりたいという話をしていたんですが、花奈ちゃんが僕たちの関係性をヒアリングして、それをもとに、僕たちのバカそう、楽しそうっていうイメージで(笑)、脚本を書いてくれました。

──では、学校のシーンなどは、みなさんの学生時代の思い出も反映されているんですか?

ツリメ:それは、自分たちの動画をベースにした感じですね。

リクヲ:トウモロコシだったり、ローションですべったりとか、普段の動画でやっている感じですね。

──それぞれの映画でのお気に入りのシーンを教えてください。

リクヲ:僕は、最初の夜のシーンです。ツリメが懐中電灯を持っているところ。

ツリメ:(ヒロイン)の百合ちゃん(演:小松もか)が倒れてしまって、そらが助けに来るところ。見ていてきゅんとしました。

そらちぃ:僕は、最初は仲が悪い雰囲気だったシュンと自分が草むらで会話して、実はお互いをわかりあっているよってっていうシーンが個人的には好きです。

エイジ:劇場でしっかり見てすごくよかったなと思ったのが、シュンとそらがお祭りのレースに出るって決めて、お互い全然違う方法で練習をするところです。挿入歌とあわせて流れていくトレーニングのシーンがかっこいいし、お互いが全然違っていて面白かったですね。

──今回、主役で一番出番やセリフが多かったのはそらちぃさんでしたが、役作りで苦労されたことは?

そらちぃ:今回は、僕という人間に監督の花奈ちゃんが主人公をあわせてくれたので、自分と違う役を演じたという感覚はあまりなく、わりと素で演じていました。ただ、シュン役の勧修寺保都くんとのライバルであり幼なじみという絶妙な関係性を、無言で見つめ合ったりして、二人が本当は仲がいい…という空気感で表現するシーンはがんばってみたので、注目してみてほしいです。

──そらちぃさんと勧修寺保都さんは一緒のシーンも多かったですよね。共演の感想は?

そらちぃ:最初に演技を見たときから、「めちゃめちゃうまいな、これが本物の俳優なんだな」っていう印象でした。クライマックスの二人のシーンでは彼がものすごくうまくて、いい刺激になりました。

──他のみなさんも、役作りでは苦労などはありましたか?

リクヲ:役柄は自分ではあるので、演技はしやすかったんですが、自身が体験したことのないことを演じるときは、語尾がどうしても不自然になってしまいましたね。いまいちリアルにならないなあと思って、でも、自然にしようとして沈めてもテンションが低い人になってしまうしって、その兼ね合いに苦労しました。

ツリメ:役作りはそこまでしなかったんですけれど、演技をしているときに「これであってるのかな?」って試行錯誤して…難しかったなあ。

エイジ:セリフの語尾がどうしても気になってしまいました。普段使わない語尾だと、どう終わらせていいのかなと。とりあえず何回も言ってみて強引に慣れよう!という感じでやりましたね。

──本作は、みなさんの他にもたくさんのYouTuberさんが出演されていて、特にはじめしゃちょーさんは相当インパクトが強い役柄でしたが、あの役はどのように決まったんですか?

そらちぃ:最初の段階で、映画に何人かYouTuberさんを呼びたいと話していたんです。それで、はじめしゃちょーさんにもお願いしたいということになって、花奈ちゃんが、あの役が一番合うのではと考えてくれました。あの役で出てもらえたのは、すごくよかったです。


    ライタープロフィール

    田下愛

    田下愛

    フリーランス・ライター。雑誌、書籍、Webメディアで、幅広いジャンルの仕事をこなして活動中。ファンタジー映画が大好物で、『オズの魔法使い』『ナルニア国物語』『アリス・イン・ワンダーランド』など、魔法やおとぎの国を扱った作品にはすぐ飛びついてしまいますが、一方、『レインマン』のような人間をきっちり描いたドラマも好き。石ノ森章太郎先生をリスペクトする昭和特撮フリークでもあります。

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