「あやしい彼女」就活生限定試写会レポート!面接で最も重要なこととは?

『あやしい彼女』就活生限定試写会が19日、都内で行われ就活本作家・霜田明寛が登壇した。

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同作は、73歳の瀬山カツが、ある写真館で写真を撮ると20歳に姿になっており、人生をやり直そうとするコメディ映画。

霜田は「あやしい蝶ネクタイしてますが、就活指導などをやっているので、皆さんの参考にできればと思う」とあいさつ。

映画について「おばあちゃんになり、やれることが少なくなってきたりとか、若者の夢を追うべきか、ちゃんと働くべきかといろいろ考える映画だった」と感想を述べた。印象に残ってるシーンについては「多部未華子が歌う『悲しくてやりきれない』のシーン。そのときに元ボーカルのアンナが、多部未華子たちが活躍してるところを悲しそうに見つめてるシーンが、自分とかぶった。傲慢な言い方だけど自分がいたかもしれない場所に他の人がいるというシーン。そういうことが就活ではよく起こる」とかつての自分の姿とダブらせていたことを話す。

夢について「僕はアナウンサー試験を受けてたがアナウンサーになれなかった。高校生の同級生にミュージックステーションのMCをやっていた子がいた。当時大学卒業したとき、毎週金曜8時ににテレビをつけると司会をしててやばいと感じていた。毎週見続けて、僕ジャニオタなのでチェックしないといけない。しかしテレビをつけると同級生が映ってて辛かった」と就活経験で苦い思いをしたことを振り返った。

就職のテクニックについては「ライブシーンは自己PRだったら間違い。ライブやったといえそうだけど、バンド映画の中でライブシーンを『ベック』型と『ソラニン』型と呼んでいる。僕は『ソラニン』が好き。どう違うかというと『ベック』のライブシーンは俯瞰型で会場を移し大勢の人が来てるというのを表す。『ソラニン』は友達とか一回彼らに声をかけたレコード会社の人がライブシーンでアップになる。自己PRだったら、誰か一人の表情を変えたという方がいい」と人をどれだけ集めたかより、人の心を動かすことの大切さを説明。「規模の大小ではなく、誰かの感情を動かしたり、否定していた人が認めてくれたという方が、再現性のある話にできる。ライブで人を集められたからといって、会社で再現できるわけではない」と再現性の重要さを指摘。

また「僕からしたらジャニーズやアナウンサーになりたかったが、いまのところに落ち着いている。22、23歳のときは自分の道がどこかわからない。それでもふて腐れず頑張っていくと、働く場所は希望と違っても、同じ目標の高さのところに立てるのではないか」と話した。

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来場者の感想を求めると「この映画まだ公開されてないけど見たのは2回目。3月の上旬の試写会に当選していて、今回も当選した。2回見て思ったのが、監督作品を何本も見てて、楽しく笑いながら作っていただろうな~と思った。ローマの休日が好きなので、小ネタが多くて面白った」という感想があがると、霜月は「宣伝会社なら受かりそうな模範回答」と絶賛。

最後に「この映画は人生をやりなおせたらというもの。映画は若返るという夢の時間。本当にやりたいことができる時代。賠償さんの時代はやりたいことができない時代。夢を見る時間の延長はできる。この会社で夢を続けていきたいという締めはどうでしょうか?」と就活生の面接時のアドバイスを送った。

『あやしい彼女』は4月1日から全国公開

(取材・文:波江智)


    ライタープロフィール

    波江智

    1978年生まれ。映画ライター。シネマトゥデイややcinema Ala Carteなどに寄稿。ジョージ・ルーカスとガイ・リッチーを敬愛。ベストムービーは『ロックストック&トゥースモーキングバレルズ」。

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