名ドラマ再び!マンガ誌編集長の死の謎に迫る!


こんにちは、八雲ふみねです。
今回ご紹介するのは、WOWOW「連続ドラマW 闇の伴走者〜編集長の条件」。
松下奈緒演じる調査員と古田新太演じる漫画編集者、名コンビ復活です!


八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.149

かつて一世を風靡したマンガ誌編集者が、ビルの屋上から転落死した。中堅出版社の漫画雑誌の復興を依頼され、強い意志を持って編集長に就任した矢先の出来事だった。

遺書も不審な点もないことから、警察は早々に「事故死」として処理。しかしその死には不可解な点が多く残されており、優希と醍醐は事件の解明に乗り出す。手がかりは故人が残した作者不明の古いマンガ稿。

調査員・水野優希と漫画編集者・醍醐真司の2人は調査を進めるうちに、戦後最大の謎と呼ばれている「下山事件」にたどり着き…。

反響を呼んだ異色ミステリードラマ第2弾、編集長の死の真相に迫る!


2015年春に放送された異色のクライムサスペンス「連続ドラマW 闇の伴走者」。

原作は「MASTERキートン」などの漫画原作・脚本を手がける長崎尚志の小説「闇の伴走者-醍醐真司の猟奇事件ファイル-」。伝説の漫画家が残した未発表のマンガ原稿に潜む迷宮入りの失踪事件の真相を掴むため、元警察官の調査員と漫画編集者の異色コンビが画稿から犯人を手繰り寄せる…という、漫画の持つ虚構の世界とリアルな世界が融合したドラマとして評判を呼びました。

その原作シリーズ3作目「編集長の条件-醍醐真司の博覧推理ファイル-」が出版されたことを受け、連続ドラマ化第2弾の制作が実現。前作で初めてミステリードラマの演出を務めた三木孝浩監督が、今作でもその手腕を発揮。松下奈緒と古田新太のダブル主演コンビが再タッグを組み、複雑怪奇な事件を解明していきます。


松下奈緒演じる元警察官の調査員・水野優希と、古田新太扮する奇才漫画編集者・醍醐真司。2人のユーモラスで風変わりなやり取りも健在。噛み合っているのか噛み合ってないのかよく分からない、そんなテンポの良い会話が作品世界を盛り上げます。

前作をご覧になってない方でも楽しめるのはもちろんのこと、前作からのドラマファンは優希と醍醐の関係性の変化を堪能するのも一興に値しますよ。

ドラマを盛り立てる個性的なキャスト陣、そして劇中の漫画にも注目!


優希と醍醐を取り巻くキャストの面々も、賑やかな顔ぶれとなっています。

醍醐が編集長を務める「漫画ブレイブ」の関係者として、広告宣伝部長・堀尾智役に津田寛治、編集部アルバイト・伊東昇太役の白石隼也、編集者・綿貫義正役の今野浩喜。

そして「漫画ブレイブ」を発行する出版社・想起社の二代目社長・小城利勝役に平泉成、“伝説の編集者”と呼ばれている「漫画ブレイブ」前編集長・南部正春役の岩松了が今作から参加。

加えて、八木亜希子、小宮浩信(三四郎)、田中泯らが独自の個性を放っています。さらに温水洋一、前野朋哉、野間口徹、真野響子、森本レオらが、前作から続投。おなじみのメンバーの意外な“事実”も判明、すみからすみまで楽しめること請け合いです。


サスペンスのドキドキ感に加え、注目なのが劇中に登場する漫画雑誌の連載作品や画稿。これら漫画原稿で協力しているのは、森秀樹、田中圭一、土山しげる、平松伸二といった超一流の漫画家陣。

ドラマの特質上、漫画誌面が画面にしっかりと映り込むため、その画力の素晴らしさに目が釘付けになることも度々。漫画マニアにとってはまさに垂涎モノの注目ポイント、どの画をどの作家さんが描いたのか、ファンなら見分けられるかもしれませんね。

松下奈緒、古田新太、三木孝浩監督が思う「◯◯の条件」とは…。


第1回放送に先駆け、都内で開催された完成披露試写会にW主演の松下奈緒、古田新太、三木孝浩監督が舞台挨拶に登壇。
八雲ふみねが司会を務めました。

3年ぶりの凸凹コンビ復活とあって、トークの息もピッタリな松下さんと古田さん。ダブル主演のお二人も三木監督も、今シリーズの完成度にさらなる手応えを感じているようです。

そんな中、トークはドラマのタイトルにちなんだ話題に。
「◯◯の条件」にちなみ、松下さん、古田さんには「役者の条件」を、三木監督には「監督の条件」を語っていただくと…。

「セリフをちゃんと覚えること」(松下さん)「監督に注文されたことに『出来ません』とは言わないこと」(古田さん)と、お二人ともとても真摯なお答え。

その素晴らしさにお客様から感嘆の声が漏れると「監督に『テレポーテーションしろ』と言われたら、やってみます!15メートルぐらいの高さから飛び降りても、死ぬ気がしません!!」と、古田さん。

「要は“根性”ですっ!!!」と言い切る役者魂あふれるコメントに、会場は大爆笑でした。

ちなみに三木監督が思う「監督の条件」は、本作で回を追うごとに明らかになっていく「編集長の条件」にリンクする部分が多いとのこと。
古田さんも「演じながら、編集長と監督は役割が似ているなと感じました」と、大きく頷いてらっしゃいました。

戦後漫画のルーツや“漫画編集にまつわるウンチクや出版社の内情も随所に盛り込まれていて、見応えたっぷりの本作。“人間の再起”をテーマにした謎解きと人間ドラマが交錯し、最終回まで観た時には深い感銘を覚えることでしょう。

醍醐さんが言うとおり、やっぱり、「“起承転結”の“結”は大切」ですね。ドラマを最後までご覧いただいたら、きっと含蓄あるこの言葉の意味が分かりますよ。

<作品情報>

WOWOW「連続ドラマW 闇の伴走者〜編集長の条件」
2018年3月31日から毎週土曜夜10時放送(全5話 第1話無料放送)
原作:長崎尚志「編集長の条件-醍醐真司の博覧推理ファイル-」(新潮社刊)
監督:三木孝浩
出演:松下奈緒、古田新太、津田寛治、白石隼也、今野浩喜、小宮浩信(三四郎)、八木亜希子、温水洋一、野間口徹、前野朋哉、真野響子、森本レオ、田中泯、平泉成、岩松了 ほか

八雲ふみね fumine yakumo

八雲ふみね大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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