「こんな物語は見たことがない」、『リリーのすべて』ジャパンプレミアレポート

『リリーのすべて』のジャパンプレミアが9日、都内で行われ主演のエディ・レッドメインとトム・フーパー監督が登壇した。またレッドカーペットも行われファンたちにサインするなど束の間の交流を楽しんだ。

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同作は世界で初じめて性別適合手術を受けた男性とその妻の純愛を描いた作品。またゲルダ役んアリシア・ヴィキャンデルはアカデミー助演女優賞を受賞している。

トムは会場に現れると「こんばんわ、トムです」と日本語であいさつ。それを受けエディも「こんにちわ、エディ」ですと日本語であいさつした。

トムは「こんばんわようこそイベントへ。エディと私を歓待していただきありがとう。『リリーのすべて』は私とエディが情熱をかけて作った作品。この映画を最初にエディに渡したのは『レ・ミゼラブル』の撮影中だった。脚本を渡すと翌日エディはやりたいといったことから始まった」とあいさつした。

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エディは「日本には以前一度来ている。でもほんとに短い滞在だったので見て回れなかった。今回は長く滞在して、皆さんと触れ合い、サポートを感じることができる。こんな体験は初めて」と嬉しげな様子。

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トムは「ほんとに嬉しい。今回の旅を特別なものにしてくれた皆さん、アリシアが受賞したアカデミー助演女優賞もあり、特別な作品となった」と感無量。

エディにリリー役をオファーしたことについてトムは「実はエディとの関係は10年以上になる。22歳のときに最初のテレビの出演依頼をしたのは私だった。その作品のなかで彼を若い反抗者として描いた。劇中彼の役が死刑を宣告されたときの演技がとても素晴らしかった。そのとき私は素晴らし英国俳優を見つけたなと思い彼を主役にして作りたいと思った。そして今回初めて主演にできた」と以前を振り返った。

またエディは「初めて渡されたとき、茶封筒の中身は何かいってくれなかった。中身は脚本で、ほんとに素晴らしいラブストーリーがあった。読み終わったあとトレーラーから飛び出し出演したいと熱くいったら、監督に落ち着けといわれた。それから制作まで3~4年かかった。この役をくれた監督にほんとに感謝している」と熱烈に感謝を告げた。

リリーという役については「一番難しかったのはリリーの心の旅を生み出すこと。映画のなかのフラストレーションは順撮りじゃないこと。同じ日にいろいろな物語のタイミングのリリーを演じることが大変だった。しかし役者の夢は興味深いキャラクター・物語を綴ること。そういう意味ではリリーは最高だった」と語った。

アカデミー助演女優賞をアリシアが受賞したことについてトムは「アカデミー賞のときは二人が座っている後ろで聞いていた。彼女の名前がいわれたときは世界で一番嬉しかった。そのあと彼女をいっぱい抱きしめた。私にとっても幸せな瞬間だった」と喜びを語った。

エディは「初めてアリシアがきたときにオーディションを忘れることはない。舞踏会の次の日のシーンをオーディションで演じた。そしていつまでたっても監督のカットの声がかからなかった。なんでと思ったら監督が泣いていた。その時ヒロインは彼女に決まったなと思った。彼女の受賞は本当に嬉しい」と彼女とのオーディションを思い出し、受賞を祝福した。

日本について聞かれるとエディは「ほんとに満喫している。妻とロスからきて、翌朝は時差ぼけで朝4時頃起きたので築地にいっていた。でもその時間は観光客は入れなかった。仕方なく明治神宮にいくと、雨が降っておりとても綺麗だった。その後、渋谷にもいってみた。世界で一番凄い人ごみが見られるかと思っていたら朝早すぎて全然みられなかった」とはしゃぎながら答えた。

トムは「私は5回目になる。何度もこれて嬉しい。今回は浅草の浅草寺にいき、映画の成功を祈ったりした。すばらしい国で何度来ても楽しい」と日本をべた褒め。

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最後にエディは「自分がはじめて脚本を読んだときのように感じてくれたら嬉しい。こんな物語は見たことがない。20世紀最大のラブストーリーと感じた。同じように感じてもらえたら嬉しい」と話した。

『リリーのすべて』は3月19日から全国ロードショー。

(取材・文:波江智)

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