ジブリファンの方に合わせて見てほしい3つの作品

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ジブリが大好きな方はたくさんいらっしゃるでしょう。宮崎駿監督作品に限らずジブリ作品を数多くご覧になられている方も多くいらっしゃると思います。そんなジブリ作品で“厳選オススメ”しても好みが人それぞれ&そういう記事も出尽くしており今更用無しかな…。

ということで、今回ジブリファンの方にご紹介するのは“ジブリの舞台裏を描いたドキュメンタリー映画&ドキュメンタリー番組”です。

初級⇒中級⇒上級と3作品ご紹介して参ります。

初級:ドキュメンタリー映画
『夢と狂気の王国』

夢と狂気の王国 [DVD]

まずご紹介するのは2013年に公開された砂田麻美監督のドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』。118分の尺の中で、タイトル通りスタジオジブリの“夢と狂気”が描かれるドキュメンタリー映画です。

2012年秋頃から約1年間ジブリに密着して撮影された映像を中心に構成されています。(昔の貴重な映像も出てきます!)ちなみにこの1年はズバリ宮崎駿監督『風立ちぬ』、高畑勲監督『かぐや姫の物語』の制作真っ只中であり、スタジオジブリを牽引してきた二人の真の姿へと迫っていきます。

118分と普通の映画の長さ、そして砂田麻美監督の優しいタッチもあり非常に見やすいドキュメンタリー映画となっています。

とは言っても、決して甘い内容ではなくスタジオジブリ、宮崎駿監督、高畑勲監督、そしてスタジオジブリのスタッフたちの真実へと迫っていく内容になっています。

また、宮崎駿監督の引退についても当然触れています。引退会見の直前の模様はかなり胸に響きます。

スタジオジブリの裏側を知るにはまずこの作品からです。

中級:ドキュメンタリー番組(DVD発売済み)
「「もののけ姫」はこうして生まれた」

「もののけ姫」はこうして生まれた。 [DVD]

あの『もののけ姫』はどう制作され、どう宣伝され、どう大ヒットしていったのかに迫るドキュメンタリーです。その長さ何と400分!(6時間40分!)

しかし、これが全く長さを感じずのめり込んで一気に見てしまう面白さ!

そのメインとなるのは『もののけ姫』の制作過程。着想の段階から、企画・制作・完成までの紆余曲折を詳細に追っています。

日々の制作風景が描かれるので宮崎駿監督の喜怒哀楽も『夢と狂気の王国』以上に見えています。制作風景をメインとしながら、大ヒット後に様々な人物が当時を振り返るインタビューもあり、客観的に俯瞰して『もののけ姫』を考えるきっかけになります。

制作風景や映画の詳細解説から『もののけ姫』をより深く理解できるようにもなるので、『もののけ姫』が好きな方は必見のドキュメンタリーとも言えます。

もう一つの見どころは、鈴木プロデューサーを中心に“如何にして大ヒットに導いたか”に迫るパート。要するにマーケティングのお話です。鈴木プロデューサー、電通や日テレの担当者の振り返りインタビューなどからどれだけ大掛かりな宣伝施策だったかを改めて知ることになります。

スタジオジブリそのもの(=制作風景)を7割近く描きつつ、後半は広告代理店、テレビ局を巻き込んだ総力戦を描くこのドキュメンタリー。

クライマックスもとても感動的な仕上がりで、宮崎駿監督、鈴木プロデューサー、そしてスタジオジブリ、『もののけ姫』が大好きになるドキュメンタリーでもありました。

個人的には一番のオススメです!!

上級:ドキュメンタリー番組(DVD発売済み)
「「ポニョ」はこうして生まれた」

ポニョはこうして生まれた。 ~宮崎駿の思考過程~ [DVD]

最後にご紹介するのは『崖の上のポニョ』の制作に迫ったドキュメンタリー「「ポニョ」はこうして生まれた」。

これは本当に上級向けです。

まず、長さが752分!!(12時間32分!!)

もう一度言います、12時間32分です!!

「「もののけ姫」はこうして生まれた」をイッキ見したジブリ大好きの私でもこのドキュメンタリーは休み休みで鑑賞をしました。

「「もののけ姫」はこうして生まれた」と構成も異なります。『崖の上のポニョ』の制作のだいぶ前、まだ長編映画の制作に取り掛かる前の段階から宮崎駿監督を追っています。

つまり、なかなか『崖の上のポニョ』の制作(=本題)に入りません。新作に入れず苛立つ宮崎駿監督だったり、制作中にもかなり苛立つ宮崎駿監督だったり、宮崎駿監督が苦しみながら新しい作品を生み出す過程を多く映します。

これは見ているこちらもなかなか辛いものがあります。プロフェッショナルの中のプロフェッショナルはここまでして1つの作品を生み出すんだというあまりにも別次元の努力を目撃するからです。

また、12時間を超えるドキュメンタリーなので、なかなか情報を頭で整理できないのも正直なところありました。(筆者である私が馬鹿なのもありますが・・・)

とにかく長さ故に上級という位置付けにはなりますが、このドキュメンタリーを見ると『崖の上のポニョ』を涙なしには見れなくなります。

『崖の上のポニョ』に込められた思いを知ることが出来るので、是非「ジブリ大好き!」「宮崎駿監督大好き!」な方にはチャレンジして頂きたいです。

まとめ

他にも宮崎駿監督に迫ったドキュメンタリーは「プロフェッショナル仕事の流儀」など様々存在します。

プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 映画監督 宮崎 駿の仕事 「風立ちぬ」1000日の記録/引退宣言 知られざる物語 [Blu-ray]

まずはここで上げた

初級『夢と狂気の王国』

中級「「もののけ姫」はこうして生まれた」

上級「「ポニョ」はこうして生まれた」

をご覧になられてから、他のドキュメンタリーも是非チェックしてみてください。

この3作品を見ることで、もっとジブリを好きになり、深く知ることができ、新しい視点でジブリ映画を楽しむことができるようになるはずです。ゴールデンウィークにお時間ある方は是非チャレンジしてみてくださいね。

(文:柳下修平)

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