AIを騙せ。世界を手に入れろ。
7月4日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショーとなる映画『キャンドルスティック』は、かつてないスケールと知的トリックで観客の想像を裏切る、マネーサスペンス・エンタテインメント。

©2025CANDLESTICK PARTNERS
主演を務めるのは阿部寛。
そして、菜々緒、アリッサ・チア、リン・ボーホン、さらには津田健次郎ら豪華俳優陣が名を連ね、世界4ヵ国6都市を舞台に、AIを欺く前代未聞のミッションが繰り広げられます。

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天才ハッカー vs AI ——「平成最後の日」に仕掛ける、10人のアウトローたちの頭脳戦!
デジタル金融の裏側を突いた本作。
物語の決戦日は2019年5月7日。
そう、平成から令和へと元号が移り変わった、まさに“日本の金融システムが最も隙だらけだった”その瞬間を狙い、10人の“ろくでなし”たちが世界中から集結します。
計画を仕掛けるのは、刑務所上がりの元・天才ホワイトハッカー野原(阿部寛)。
かつて一世を風靡しながらも転落した彼が描くのは、AIそのものを出し抜くという、限りなく不可能に近い詐欺計画。
そのアンサンブルが、まるでスパイ映画のような緊迫感とスリルを生み出します。
菜々緒×津田健次郎の切なくも静かな火花——数学者・功の存在感が観客の心を掴む
注目すべきは、野原の作戦に関わる謎の数学者・功を演じる津田健次郎。

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低音ボイスの代名詞である津田が、本作では一転、セリフは少なめながら、圧倒的な“佇まい”と“沈黙の色気”で物語の深層に静かに刺さる存在として君臨しています。
功は、ヒロイン・杏子(菜々緒)の元夫という役どころ。

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彼女が新たな愛へと向かう姿を、決して邪魔することなく、ただ見守る——しかしその静かなまなざしの中に潜む、知性と哀愁。
まさに津田健次郎の“真骨頂”とも言える役柄です。
授業中、生徒に「それ、テストに出るんですか?」と訊かれ、「出ないよ」と微笑む功。
彼が授業中に語る“フルーツ理論”は、やがて為替市場を揺るがすAI攻略の鍵へと繋がっていく…。
その静けさの奥に秘めた爆発力が、スクリーン越しに観客を惹きつけてやみません。
監督の米倉強太は、「津田さんの演技は毎テイク違って、それなのに全部OKにしたくなる。俳優としての魅力に驚かされた」と語ります。
国境も、言語も超える“ろくでなし”たちの逆転劇!
共演陣には、台湾の名女優アリッサ・チアがAI開発企業の幹部リンネとして登場。
さらに『オーバー・エベレスト』で役所広司とも共演したリン・ボーホン、金馬奨新人賞のタン・ヨンシューなどアジアの精鋭たちが揃い、よりリアルでグローバルな視点で描かれるのも本作の魅力です。
さらにYOUNG DAIS、サヘル・ローズ、マフティ・ホセイン・シルディ、デイヴィッド・リッジスら国際色豊かなキャストが集結。
観客は、彼らの駆け引きと裏切り、そして信じる者のために踏み出す一歩に、胸が熱くなることでしょう。
津田健次郎が“演技で語る”男を全身で表現
津田健次郎といえば、その“声”で多くの視聴者の心をつかんできました。
しかし『キャンドルスティック』では、その“声”よりも“表情”と“沈黙”が雄弁に語ります。
54歳の誕生日を迎えたばかりの津田が体現するのは、“知性と影”。AIという現代的なテーマの裏にある「人間の感情と選択」が、彼の存在によってより際立つものとなっています。
AIに騙されるのではなく、AIを騙す。
その矛盾に満ちたミッションの先に待ち受けるのは、人間の欲望と再生、そして“愛”なのかもしれません。
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🎬映画『キャンドルスティック』
2025年7月4日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー
- 出演:阿部寛、菜々緒、津田健次郎、アリッサ・チア、リン・ボーホン、YOUNG DAIS ほか
- 原作:川村徹彦『損切り:FXシミュレーション・サクセスストーリー』
- 監督:米倉強太
- 配給:ティ・ジョイ
- エンディングテーマ:「I need you」DUAL
- 公式サイト:candlestick.jp
- 公式X/TikTok:@candlestick_jp #キャンドルスティック