ロシアのヒーロー映画『ガーディアンズ』は、中学2年生の心を持つ全員が観るべきなんだ!

© 2017, Enjoy Movies LLC

本日1月20日より、ロシアが放つスーパーヒーロー映画『ガーディアンズ』が公開されます。本作は “まさにロシア版『X-MEN』!” や “マーベルへの挑戦状だ!” などと評されており、ヒーローものの“ツボ”を押さえまくっている素晴らしい映画でした! 以下からその魅力をお伝えします!

1:メンバーそれぞれの特殊能力が超カッコいい! クマちゃんに変身したり、半円形に曲がったブレードで敵を殲滅するぞ!

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本作の内容を端的に表せば、“特殊能力を持つヒーローたちがチームになって戦う”という、『アベンジャーズ』や『ファンタスティック・フォー』を彷彿とさせるもの。何よりも語らなければいけないのは、メインキャラの4人それぞれが、中学生2年生の心を持つ誰もが惚れるほどにカッコいいことでしょう!

何せ、彼らは“念動力で鉱物を操る賢者”と“擬態能力で忍び寄る美女”と“獣のパワーを持つ天才科学者”と“超音速を誇る剣の達人”なのですから……それぞれについて簡単に紹介します! 

【念動力で鉱物を操る賢者:レア】
髭面でダンディな見た目の彼の能力は“石を集めて作った手袋でぶん殴る”。元レスラーであるため体力も存分、片手で象を持ち上げ、一撃で壁に穴を開けられるほどに力持ちだ!

【擬態能力で忍び寄る美女:クセニア】
透明人間になることができるぞ! 多少の温度変化もへっちゃらで、水中でも自由に泳ぐことも可能。元アクロバット体操選手なので、その俊敏さと戦闘能力も折り紙付きだ!

【獣のパワーを持つ天才科学者:アルスス】
ハンサムかつ長身の彼は、ゲーム『獣王記』を思わせるかわいいクマちゃん(獣人)に変身できるぞ! しかもガトリング砲をぶっ放したりもするよ! しかも動物とコミュニケーションだって取れちゃうんだ!

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【超音速を誇る剣の達人:ハン】
半円形に曲がったブレード(二刀流)を使いこなし、短距離であれば超音速で移動できるという、ハイブリッドな能力を持って敵を殲滅していくぞ! ニンジャのように手裏剣も常備しているんだ!

いかがでしょうか……大人になって飼いならしていたはずの“中二心”が疼いてこないでしょうか……。彼らそれぞれが特異な力で困難に立ち向かい、時には連携して敵を打ち倒す姿は痛快愉快、誰もが大興奮して楽しめることでしょう!

特に、超音速を誇る剣の達人は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のバッキーというキャラそっくりのカッコいい見た目ながら、さらに“曲がったブレード”、“二刀流”、“超音速”という「男の子ってこういうのが好きなんでしょ?」な要素をマシマシで盛り込んでくれるのですからたまりません。これらにビビッと来た方は、絶対に観ましょう!

2:メンバー1人1人にカウンセリングをしてくれる女性指揮官にも注目だ!

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スーパーヒーロー映画では、『アベンジャーズ』のニック・フューリーや、『ジャスティス・リーグ』のバットマンの執事のアルフレッドのように、直積的には戦いに参加しない指揮官や、補佐的な役割を担うキャラが重要になることもよくあります。

この『ガーディアンズ』では、女性指揮官が4人のメンバーそれぞれのところに赴き、まるでカウンセラーのように話を聞いてあげる、というのも素敵です。彼らは違法な遺伝子操作をされてしまい、それから50年の月日を過ごさなければいけなくなった孤独な存在……それぞれの悩みを聞いて、女性指揮官が「うんうん」と優しい眼差しで聞いてあげるセラピーシーンは、誰もがほっこりとした気持ちになれるのではないでしょうか。

3:ハリウッドの大作映画に比べると圧倒的な低予算! だけど満足度は高いぞ!

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本作の総製作費は3億ルーブル、日本円にして5億8670万円ほどと、ハリウッドの大作映画と比べるとかなりの低予算です(ただし、この予算でもロシアでは珍しいらしく、同規模の映画はこの20年で4本しか作られていないのだとか)。

しかしながら、製作期間が2年に及んだこともあり、スタント、CG、セットに至るまで安っぽさはありません。大風呂敷を広げた迫力のアクション、ヒーローたちが惜しげもなく能力を披露する見せ場が「これでもか!」連続するため、きっと満足できるでしょう。

“獣のパワーを持つ天才科学者”役のアントン・パンプシニはよほど自信があるのか、「皆が本作を予算3億ドルのアメコミ映画と比較するだろう。望むところだ、受けて立つ!」いう強気な発言をしています。

日本のキャッチコピーも「日本よ、これが露(ロシア)映画だ。」という『アベンジャーズ』の「日本よ、これが映画だ。」を彷彿とさせる、非常に挑発的なものになっています。

ぜひとも、この挑発に乗ろうではありませんか。低予算であっても、ロシアのクリエイターたちが本気を出した映画がどれほどのものか……劇場で見極める価値はあるはずです!

4:上映時間は89分! 退屈なんか一切させない!

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本作の上映時間は、なんと89分! 『ジャスティス・リーグ』がチームものにも関わらず、121分というタイトな上映時間になったことも話題になりましたが、本作はそのたった3/4の時間で物語を紡いでいくのです。

超ハイテンポで展開するため、退屈することは一切ありません。チームが集まるまでも驚くほどスピーディーで、後はとにかくアクションのつるべ打ちというバランスには清々しささえ覚えるのではないでしょうか。この「サクッと観られる」ライトな印象も、ハリウッドの大作ヒーロー映画にはない魅力です。

5:これはロシア版『HiGH&LOW』だ! ツッコミどころも愛している!

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本作を観たほとんどの方が言及していること……それは「ツッコミどころが多い」ということです。5分に1回くらい「なんでこんな状況になってんだよ」、「スキありすぎだろ」などと心の中で言わざるをえなかったり、ボスキャラの見た目があまりに弱そうだったり、明らかに必要なシーンが足りていなかったりと、お世辞にも物語の完成度が高いとは言えません。見せ場が連続するのは嬉しいけど、一方で“アクションを成り立たせるための強引な話運び”も散見される、というのが正直なところです。

しかしながら、そのツッコミどころ、見せ場のための話運びが多いという欠点さえも愛らしく思えるというのも、『ガーディアンズ』の素敵なところです。この特徴は、日本で熱狂的なファンを生み出したアクション大作『HiGH&LOW』シリーズにも似ているではないですか!

『HiGH&LOW』シリーズは、物語や舞台装置の“スキ”や“ツッコミどころ”さえもファンたちが嬉しそうに語り合い、“応援上映”で実際にツッコミが入りまくる(そして爆笑を生む)という愛され方をしてきました。それは、ベースにハリウッド顔負けの大迫力アクションや、登場人物たちの魅力があってこそ。この『ガーディアンズ』も、『HiGH&LOW』と同様に“ツッコミどころさえも笑って愛してしまう魅力”と“ハリウッド大作に並ぶほどのビジュアル”と、何よりも“ブッ飛んだ面白さ”に満ちているのですよ!

大絶賛が巻き起こっている公開中のインド映画『バーフバリ 王の凱旋』もまた、ツッコミどころを吹き飛ばすほどのアクション大盛り&力でねじ伏せる豪快な物語のおかげで「実質的に『HiGH&LOW』だ」などと言われていますが、筆者もこう断言しましょう。「『ガーディアンズ』は実質的にロシア版『HiGH&LOW』だ」と!

まとめ:上映館数が少ないけれど、応援上映をして欲しい!

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『ガーディアンズ』を1月20日から公開する劇場は全国わずか16館、検索すると『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』という家元のヒーロー映画のほうがたくさんヒットするという厳しい現状があります。だからでこそ、「我こそはヒーロー映画が大好きだという方に本作を観て欲しい!」と声をあげたいのです。

また、前述した通り『HiGH&LOW』に通ずる魅力がたっぷりとあるのですから、ぜひ応援上映も実施して欲しいところ。ツッコミでこそ、場内が大盛り上がりすると思いますよ!

おまけ:“二足歩行ロボット”が超カッコいい監督の次回作も要チェックだ!

本作の監督であるサリク・アンドレアシアンはなんと現在33歳。2014年にはヘイデン・クリステンセンとエイドリアン・ブロディ主演の『クライム・スピード』でハリウッドデビューも果たしており、そちらは兄弟の絆と軋轢を描いた、見ごたえのあるクライムサスペンスになっていました。サリク監督は確かな実力のある俊英と言っていいでしょう。

そんなサリク監督の最新作は、2019年に公開予定の『STATION 88(英題)』。予告編を観ると、『スター・ウォーズ』シリーズのAT-ATや、『ロボコップ』のED209や、ゲーム『メタルギア』の兵器を彷彿とさせる、“二足歩行ロボット”が登場するようで、これがまためちゃくちゃカッコいい!

この『STATION 88』のようなロボット兵器は、『ガーディアンズ』の冒頭でも大活躍して、中学2年生の心をわしづかみしてくれるのでお楽しみに!

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(文:ヒナタカ)

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    ヒナタカ 「カゲヒナタの映画レビューブログ」運営中のフリーライター。All Aboutでも映画ガイドとして執筆中。なぜか中高生向けの恋愛映画もよく観ています。

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