映画コラム

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2016年04月04日

『家族はつらいよ』が健康にも良い!?面白いと噂の映画がどれだけ笑えるか計測してきました!

『家族はつらいよ』が健康にも良い!?面白いと噂の映画がどれだけ笑えるか計測してきました!

サムネ


皆様、ごきげんよう!編集部公式ライターのじぇみ じぇみ子です。

予想以上の反響で大ヒット中の『家族はつらいよ』が、物凄く笑えると聞いて実際に観てきました!

ただ見て「笑えました~」って書いても疑わしいですよね!?ということで、今回は科学の力を使って証明してしまいます(*’ω’*)!なんかすごい企画!!

私以外にも公式ライター2名の計3名が招集され“笑いを計測”しちゃいます!

お呼ばれしたのは新宿ピカデリー。地下道を通ってススイのスイで到着しました。
(参照:http://cinema.ne.jp/recommend/sinpika2015082116/

笑うって物凄く健康にいいらしい・・・!


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映画を観て笑ったり泣いたりするのがストレス発散に役立ったり、ボケ防止に良いと聞いたことはあったのですが、実際にどれくらい良いのか、どういうメカニズムなのか、というのは知りませんでした。

今回は笑いを数値化して計測するラフグラム・リサーチ株式会社の池田社長にお越しいただいて説明&計測してもらいました。

笑うことで期待される体への効果


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上記のように“笑う”というのは色々な良い効果があるんだそうです。

なぜこういった効果が生まれるかというと、笑いというのは専門的に言うと『呼気の断続』の状態だそうで、横隔膜や腹筋などが素早く動きます。この動きが血流を促進し様々な効果が生まれるんだそうです。
言われてみれば大笑いをたくさんしたときお腹が痛くなったりしますね!

また、予測と違うことをされるのは本来脳にとってダメージなんだそうですが、無意識に体の器官を動かすことで脳が一旦思考を止めるため、脳の混乱を解除できるんだとか。
私は緊張するとヘラヘラ笑ってしまうのですが、混乱を解除していたのかも知れませんね!(大真面目です!)

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※写真はラフグラム・リサーチ株式会社 池田社長

なお、健康効果はスマイルでも効果があり、作り笑いであっても効果があるんだそうです。
アッハッハッハと声を出して笑うことが一番高い効果を生み、作り笑いであっても脳が騙され楽しいと感じ健康効果も出るんだそう。

こういった研究結果が出る、ずーーーーーっと前から日本では“笑い祭”と呼ばれる笑いに関するお祭りがあり、神棚に向かって全員で笑ったりする祭事があるんですって!

健康に効くと考えられる笑いの量とはどれくらいなのか


「健康に良いから笑いましょう」と言っても、人によって感覚が様々なので医学の観点などからいくと難しい部分も。また無意識に笑っていますので今日何分笑ったなど全く覚えていないですよね。

ということで、“笑いを計測”するために作られたのがこの「アッハメーター」です!
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最初はお腹で計測していたそうなんですが、もっと感度が高く正確、そして手軽に計れる方法として声帯の震えで計測する方法に変わったそう。単位は“アッハ”で、笑い声の中のアとハの数を数えているんだとか。
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お腹と首、どちらの計測方法でも一回のアッハッハッハッハで測れる笑いは5アッハ。大体1秒の笑いです。成人だと1日の笑いをギュッと縮めると平均30秒ほど声を出して笑っているそうで、単位に直すと約150アッハ。

健康に効くようにするのであれば、目標は1日1000アッハなんだそうですよ!結構大変ですね|д゚)

では実際に映画を観ながら笑ってみよう!!


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笑いの凄さを超真剣に教えてもらった後は、実際に映画を観てみるのですが、さらにポイントがあるんですって!

まずは超大事な準備体操から


ジェットコースターは怖いけど安全だと分かっているから楽しめるように、笑いに関しても“今は真面目な状態でなくて良し!”というモードにすることで笑いが起きやすくなるそうです。

そのためにまずは手を顔の前でスリスリしながら、わりと大き目な声で「レモンティー」と言います。池田社長に促され私たちもやってみることに。
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全員:「レッ・・・レモンティー!!!」
シュールな光景にニヤニヤし始めてしまいます。効果抜群ですねw

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続いて顔の筋肉を伸ばします。実際に体操していたので写真がなくて恐縮ですが、池田社長はかなり全力で伸ばしていましたねw

続いて指で作った輪っかを頬にくっつけ“たこ焼き”の状態に。
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「たこ焼きぐるぐる美味しいなぁ~」と呪文を唱えつつ内回しと外回しを行います。

こういった体操は「笑いヨガ」と呼ばれ、お教室なんかもあるんだそうですよ!

装置を首につけます!


体操が終わりましたら装置をそれぞれ装着し計測できるか試します。
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問題なかったのでそのまま移動です。この機械の良いところは装置自体が無音で、声帯の振動を感知して計測するため会場が暗くてもまったく問題ないところですね。

新ピカの6番スクリーンへお邪魔して『家族はつらいよ』鑑賞


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このときの『家族はつらいよ』の上映は何の仕込みもなくほぼ満席で、平均年齢が70歳近いか超えてそうで驚きました。

そして皆さん声を出して笑うし、しゃべるし、何だか自由!松竹の方も「昭和のころの映画館みたいな雰囲気なんですよね」と仰っていましたが、本当にアットホームな感じでほんわかな空気に包まれていました。
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この映画に関してはそれが大正解で、つられて一緒に笑ってしまいます!池田社長も人が密集していると笑いが起きやすいので、大勢で暮らしている方が笑いが増えやすいとのことでした。それなら映画館って笑うのに最適な環境かも知れないですね!

上映終了後も皆さん口々に「あ~本当面白かったわ~」なんて良いながら帰っていかれて関係ない私までなぜか嬉しくなってしまいました。

計測結果を確認したところ驚きの結果が!
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「鑑賞中は声を我慢してしまった部分もあるし、そこまで笑ってないかなぁ」とか思っていましたが、結果はなんと驚きの1位!
隣の席の笑い上戸なおばあちゃんに感謝しかない結果となりました(n*´ω`*n)

数値は620アッハで、1日の目標の半分以上をたった1本の映画でクリアできました。前述の通り1日の成人の平均は150アッハですので4日分以上大笑いしていたことに!

残りの体験したライター2名も3日分以上は笑っていました!スゴイ、スゴイですよ『家族はつらいよ』!!
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また、笑いの計測値をグラフ化すると大体みんな笑っている場所が同じですが、よく見ると盛り上がり方が人によって違います。

池田社長は健康促進の目安にも使えるけど、笑いどころが同じかどうかというものを“相性診断に組み込んだりしても面白いと思う”とおっしゃっていました。確かに!

4日分笑ってじんわり泣ける『家族はつらいよ』絶賛上映中です!


家族はつらいよ


ドタバタとしたコメディですので、この記事にあるように準備体操をして“笑うぞ!”という意気込みの元で観ていただくと、とっても面白いと思います。

熟年離婚が題材となっている家族の話ですので30代半ば以降は“分かるなぁ”って思って笑ってしまうポイントが多そうです。
おばあちゃんやお母さんを誘って観に行ってはいかがでしょうか(‘ω’)ノ

ちなみに某俳優さんのドアップで大爆笑してしまった私は、別の番組で見かけても笑ってしまいます(*ノωノ)気になる方は是非見てみてくださいね♪

それでは皆様ごきげんよう!

(取材・文:じぇみ じぇみ子)

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