『LOGAN/ローガン』は、男(ヒーロー)の最期を描いた感動作!

(c)2016 TWENTIETH CENTURY FOX

映画『ローガン』を観てきました。

アメリカンコミック「マーベル・コミック」の人気シリーズ『X-メン』の中に出てくるキャラクター『ウルヴァリン』を主人公にした映画作品の3作目となる作品です。

ちなみに1作目は『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』、2作目は『ウルヴァリン: SAMURAI』。『ウルヴァリン: SAMURAI』では日本が舞台であることも話題となっていました。

ローガンと謎の少女・ローラとの最後の物語が始まる

まずはあらすじからご紹介したいと思います。

ミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で心身共に疲弊しきったウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマン)は不死身の治癒能力が失われつつあった。体内に埋め込まれたアダマンチウムの毒に蝕まれ、治癒能力が衰え、生きる目的を失ったローガンは、雇われリムジン運転手として働き、老衰したプロフェッサーXことチャールズ(パトリック・スチュワート)とキャリバン(スティーヴン・マーチャント)とひっそり暮らしていた。

そんなある日、ローガンの前にガブリエラ(エリザベス・ロドリゲス)と名乗る女性が現れ、ローラ(ダフネ・キーン)という謎めいた少女をノースダコタまで連れて行って欲しいと頼む。

組織に追われているローラはローガンと同じく、アダマンチウムの爪を持つ少女だった。図らずもローラを保護する事になったローガンはチャールズと共に逃避行を繰り広げることになるのだが…。

謎の少女・ローラ役のダフネ・キーンが素晴らしかった!

この映画で一番注目したいのは主役のローガンと言いたいところですが、
ここではあえて今回キーとなるローラ役のダフネ・キーンを挙げます。

(c)2016 TWENTIETH CENTURY FOX

予告編の冒頭からかわいげがあると見せかけて、大人顔負けの戦闘能力を持つローラ。
劇中では非常に台詞が少なく、表情豊かではないすごく寡黙な存在。

そんな彼女が戦うときには一変。
ローガンにも負けない野性味あふれるアクションシーンが素晴らしかったです。

ローガンとのやり取りもまるで親子のようです。
言い合いばかりですが、ローガンのことを信頼していくのがすごくわかります。

それがわかるのは劇中後半のローラがローガンを膝枕するシーン。
これはこの映画でも印象的なシーンではないかと思います。

LOGAN/ローガン サブ1

(c)2016 TWENTIETH CENTURY FOX

これは『ローガン』の全てを描ききったとも言える作品

今回は映画のタイトルの通り『ローガン』を描いている映画です。

X-メンの中では中心人物とも呼ばれる存在で、特殊な爪で敵を切り裂いて活躍します。
いわばヒーロー的な存在です。

ですが、映画の序盤ではローガンが運転手として働くシーンはかつてのヒーローとはかけ離れたものです。
また、劇中の至る所でマーベル・コミックが出てきて「コミックは作り物だ。現実はこうはならない」とローガン本人もウルヴァリンというヒーロー像を壊します。

LOGAN/ローガン

(c)2016 TWENTIETH CENTURY FOX

そんな生きる意味を失ったローガンがローラという少女と出会い、組織に追われ逃避行を行う中で少しずつヒーローらしさを取り戻していくように見えました。

それは世界的なヒーローではなく、身近なローラにとってのヒーローという意味で。

戦いのたびに傷付き、瀕死の状態にも関わらずに必死でローラを守る姿はどうみてもヒーローです。
そんな姿がスクリーンに映るたびに、こちらも感情移入して、応援して、負けるなと心の中で叫んでしまいます。

今回の作品はウルヴァリンシリーズ最後の作品としても話題となっています。
その最後の作品として、申し分ない素晴らしい作品になっていると思います。

ローガンをミュータント、超能力がある人間としてではなく、1人の人間として描いていると思います。

ネタバレになるので詳しくは控えますが、映画のラストでローラがとあることをするのですが、そのシーンには胸を打たれます。本当にラストまで見逃せない映画でした。

ぜひ映画館で彼の姿を観ていただきたいです。

(文:澤田孝志)

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