【超会議2017】シネマズライターがたった一人でどこまでレポートできるか




2017年4月29日・30日に幕張メッセで開催となった「ニコニコ超会議2017」。来場数はこの2日間で15万4,601人にのぼり、生中継の視聴者数は505万9,967人だったことが発表されました。

筆者はシネマズby松竹のライターとして3年連続で参加。しかし超会議は、あの幕張メッセをフルに使っているイベントですから、たとえ2日間かけて取材したとしても筆者1人ではとても回りきれないボリュームであることは、皆さんも容易に想像できるかと思います。




出展数が多いのも理由のひとつですが、ブースそれぞれがしっかりと魅力を持っていて、どれも見ようとするとあっという間に時間が経過しちゃう。

まぁ、単刀直入に言うと今年も全ブースを回りきれませんでした! と先に言い訳をしつつ、ニコニコ超会議2017で見てきた内容を写真とともに振り返る、まとめレポートをお届けしたいと思います!

小池都知事、あの問題はどうなったの!?



やはり、最初にお伝えしておきたいのは、小池百合子東京都知事の来場でしょう! 29日(土)の午後、超トークステージでは小池都知事をゲストに迎え、ドワンゴ取締役でコメンテーターとしても活躍している夏野剛さんと実況者の加藤純一さん、それに一般来場者を交えたトークイベントが行われました。




2020年、東京オリンピック・パラリンピックの開催により、東京ビッグサイトがしばらく営業できないことから、コミケ(コミックマーケット)など多くのイベント開催に支障が出るのではないかという質問に、小池都知事は「仮設の会場を検討します」と返答すると、夏野さんは「ここ(幕張メッセ)でやればいいんじゃん!」と小池都知事をフォロー。




また、政治家は選挙に勝つためにお年寄りに重きを置いているが、若者の問題も山積しているなかで、若者に夢を持たせるにはどうしたらいいのか、という質問に対して小池都知事は「若い人たちが選挙に行けばいいんです。みんなが大きく動けばいいんです」と、若者のことをしっかり考えている政治家を選ぶためにも若者は選挙へ行くべきだといったメッセージを送りました。




最後に「未来はみんなで作るもの。ずっと思い出に残る東京オリンピック・パラリンピックにしたいと思ってます」と、東京オリンピック・パラリンピックを無事に開催することを約束しました。そういえばこのトークイベント、築地市場の移転問題についてはまったく触れられなかったのが残念です。。。




群衆で超踊ってみた


圧巻だったのが「超踊ってみた」のエリア。ダンス配信者の華麗なダンスが生で見られるだけでなく、振付け師によるダンスレッスンなどもあり、見るよりもどちらかというとみんなで踊って楽しむ感じでした!




アリーナにいる皆さん、どこで練習してきたの!?と思えるほど、ステージ上のお手本ダンスを見てサッとやっちゃう凄さ。




これには階段の上から眺めるギャラリーもみんな驚いていましたよ!




石黒研究室の恋愛実験神社で次々とカップルが成立


2つの部屋に男女がひとりずつ座り、1対1のコミュニケーションが試される企画が「石黒研究室の恋愛実験神社」です。数分の会話のあと、両者が同じ方向の出口に現れれば見事にカップル(友達)成立となる、しっかりしたゴールのある企画。他の来場者はふたりを部屋の外で見ながら応援します。




なんと、これ、自由な会話ができないのが特長なんです。その都度表示される異なる2種類のセリフから1つを選んで相手にメッセージを発し、相手もセリフを選んで返答。これを繰り返して会話していくシステムなんです!す、すごいですね!!ちなみに、相手の顔ははっきり正面に見えます。




普段はなかなか異性とトークできない内気な人も、2択のセリフを選ぶだけでいいのでコミュニケーションしやすかったのではないでしょうか。スクリーンの前では今まさに奥でトークしている2人の中継映像を見てソワソワしながら応援している自分がいました。これ、いい企画ですね〜!

筆者が見学していた十数分の間に、3組ほどのカップル(友達)が成立し、見ているこちらもハッピーになれました。えんだああああああああああ!!

お笑い芸人・銀シャリが登場


30日(日)の超パチンコ&パチスロフェスティバル2017ステージでは、M-1グランプリ2016で優勝したお笑い芸人コンビの銀シャリが登場。自身らが出演するWEBバラエティ番組「ちょい」の公開収録が行われ、炎の三番勝負!と題した対決で会場を沸かせました。




銀シャリは一般参加者のプレイするすぐ隣の台に座ってのパチスロ対決も実施。「電車で来たけど満員でした」と超会議の人気に驚きを隠せなかったボケ担当の鰻和弘が勝利。ツッコミ担当の橋本直は悔しい表情を見せました。




なんと、最後にはネタの披露も!一般来場者へは銀シャリが来場するとの情報が出回っていたのかどうかはわかりませんが、M-1覇者による生の漫才を見られた会場の皆さんはラッキーだったのではないでしょうか!




プロ棋士と1対nの将棋勝負!


超会議には将棋のエリアもあり、筆者がちょうど訪れた時間帯には中村桃子 女流初段と対戦するたくさんの挑戦者がいました。




コの字に並んだテーブルにいる最大10人の挑戦者を相手に、プロ棋士が同時に勝負するというもの。中村桃子 女流初段は一手指しては隣の挑戦者に移るのですが、淡々とこなすその様子が凄くてつい見入ってしまいました!




第2期電王戦に登場の代指ロボットアーム「電王手」の最終形態と対局できるブースもあり、電王戦出場気分を体験する参加者もいましたよ。




浮遊球体ドローンディスプレイ


NTTのブースでは「NTT ULTRA FUTURE MUSEUM 2017」を実施。NTTドコモが開発した世界初となる「浮遊球体ドローンディスプレイ」を展示し、デモ飛行では訪れた人々を驚かせていました。




浮遊球体ドローンディスプレイは高速回転する環状フレームにLEDを搭載したドローンで、回転するフレームの光の残像が映像として見える、といった仕組みになっています。




舞台演出や広告向けに2018年度の商用化を目指しているそうなので、アドバルーンのように空に浮いている浮遊球体ドローンディスプレイを見られる日はもうすぐですね!




地方アピール(淡路島、鳥取、土佐、岩手)


若者がたくさん集まるとあって、各都道府県は超会議に熱い視線を寄せているようです。淡路島、鳥取、土佐、岩手といった地域の出展ブースではVRを活用したり、ゆるキャラを導入したりと、超会議らしい手法で地元をアピール。




筆者も個人的に地域活性化には興味があるので、ここでのアピールが将来的に超会議来場者の旅行や移住のきっかけになると良いなと思いました。




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