【完全版】アカデミー賞で起きたこと、徹底分析!

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大袈裟ではなく、歴史が動いた第92回アカデミー賞

結果から言えば韓国映画の『パラサイト半地下の家族』が作品、監督、脚本、国際映画の4冠を獲得、今年の最多受賞作品となりました。

この快挙は韓国映画という枠組みを飛び越してアジア映画として、そして非英語作品として、初めてのことになります。

フランス映画の布陣で作られた『アーティスト』も言語は英語でした。
アーティスト (字幕版)

昨年のアルフォンソ・キュアロン監督作品の『ROMA/ローマ』がスペイン語作品で、初の非英語作品の受賞の可能性があったのですが、惜しくも作品賞を逃してしまいました。

そんな中で『パラサイト半地下の家族』は6部門中4部門、しかも作品の根幹の部分に関わる部門を完全制覇したうえでの、最多受賞なので文句のつけようがない完全勝利と言っていいのでしょう。

大袈裟ではなく、歴史が動いた第92回アカデミー賞のその前夜から授賞式直後までの詳報をお届けします。

まず、下に24部門の受賞作品をまとめました。

【受賞結果】

作品賞:『パラサイト半地下の家族』

監督賞:ポン・ジュノ(『パラサイト半地下の家族』)

主演男優賞:ホアキン・フェニックス(『ジョーカー』)

主演女優賞:レニー・ゼルウィガー(『ジュディ虹の彼方に』)

助演男優賞:ブラッド・ピット(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)

助演女優賞:ローラ・ダーン(『マリッジ・ストーリー』)

脚色賞:タイカ・ワイティティ(『ジョジョ・ラビット』)

脚本賞:ポン・ジュノ、ハン・ジヌォン(『パラサイト半地下の家族』)

長編アニメーション賞:『トイ・ストーリー4』

短編アニメーション賞:『Hair Love』

国際長編映画賞:『パラサイト半地下の家族』

メイクアップ&ヘアスタイリング賞:『スキャンダル』

視覚効果賞:『1917 命をかけた伝令』

音響編集賞:『フォードvsフェラーリ』

録音賞:『1917 命をかけた伝令』

編集賞:『フォードvsフェラーリ』

撮影賞:ロジャー・ディーキンス(『1917 命をかけた伝令』)

長編ドキュメンタリー賞:『アメリカン・ファクトリー』

短編ドキュメンタリー賞:『Learning to Skateboard in a Warzone (If You’re a Girl)』

衣装デザイン賞:ジャクリーン・デュラン(『ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語』)

美術賞:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

短編実写映画賞:『向かいの窓』

主題歌賞:“(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン”(『ロケットマン』)

作曲賞:ヒドゥル・グドナドッティル(『ジョーカー』)


    ライタープロフィール

    村松健太郎

    村松健太郎

    村松健太郎 脳梗塞と付き合いも10年目に入った映画文筆家。横浜出身。02年ニューシネマワークショップ(NCW)にて映画ビジネスを学び、同年よりチネチッタ㈱に入社し翌春より06年まで番組編成部門のアシスタント。07年から11年までにTOHOシネマズ㈱に勤務。沖縄国際映画祭、東京国際映画祭、PFFぴあフィルムフェスティバル、日本アカデミー賞の民間参加枠で審査員・選考員として参加。現在NCW配給部にて同制作部作品の配給・宣伝、イベント運営に携わる一方で各種記事を執筆。

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