映画「ホワイトリリー」は限界ヌードとエロ全開!完全にAVを越えた!

ホワイトリリー ロマンポルノ ポスター

(C)2016日活

2月11日より新宿武蔵野館他で全国順次公開中の、「ロマンポルノ・リブートプロジェクト」最終作品「ホワイトリリー」。今回は、初日舞台挨拶付きの上映で本作を鑑賞してきた。

予想以上に幅広い客層が集まった場内は、チケット完売の満員状態!個人的にもかなり期待して見に行った本作だが、果たしてその出来はどうだったのか?

予告編

ストーリー

傷ついた過去を慰めあうように、お互い寄り添い生きてきた二人の女、有名陶芸家の登紀子と、その弟子として住み込みで登紀子の身の回りの世話をしている、陶芸家志望のはるか。
ある日突然、彼女たちの秘密の生活に踏み込んできた男・悟によって、それぞれの愛が暴走をはじめる。(プレス資料より)

中田秀夫X三宅隆太!Jホラー映画最強コンビによるロマンポルノは、やはり凄かった!

「ロマンポルノ・リブートプロジェクト」の最後を飾る、この「ホワイトリリー」の監督と脚本は、「女優霊」「リング」の中田秀夫監督と、スクリプトドクターでもある三宅隆太監督の、いわばJホラー映画界最強の組み合わせ!もはやこの布陣で期待するな、という方が無理な相談だと言えるだろう。

実際、本編冒頭に飛鳥凛演じる「はるか」が、登紀子に頼まれて背中のファスナーを上げるというシーンがあるのだが、ある理由で両手が使えない「はるか」は、自分の口でファスナーを咥えて、登紀子の言うがままに引き上げる。「はるか」の口元のアップを捉えたそのショットだけで、この二人の関係性と後に続くであろう「エロシーン」への観客の期待は既にMAX!

恥ずかしながら、この部分を見ただけで「さすが中田監督、上手い!」と、心の中で喝采を送ってしまったほどだ。

確かに「ロマンポルノ」の名に相応しく、本作には並のAV以上の激しいSEX描写が盛り込まれているのだが、前述した素晴らしい脚本と演出により、心理描写に重きをおいた恋愛ドラマとしても、十分に楽しめる作品に仕上がっている。

例えば、登紀子に拾われるかの様に弟子となった「はるか」の過去については、作品中では一切説明されないのだが、ラストの「雨が止む」展開からの彼女が見せる、全てから解放されたかのような笑顔の素晴らしさの前には、そんなことは全く気にならなくなる。

あえて観客それぞれが、彼女の過去を自由に想像出来る余白を残した脚本の上手さと演出の勝利なのだが、往年の「日活ロマンポルノ」精神を見事に継承したその内容にも、まずは拍手を送りたい。

ホワイトリリー 中田秀夫監督 日活ロマンポルノ1

(C)2016日活

飛鳥凛の初ヌード!女同士の美しく激し過ぎるラブシーンに大興奮!

本作の最大の話題は、仮面ライダーWの「園咲若菜」役でブレイクした飛鳥凛の女優魂!今回オールヌードでこの役に挑んだ彼女の、体当たり演技と覚悟も素晴らしいのだが、実は共演の山口香里も、それ以上の存在感とキレた演技を見せており、正にお互いの「女優魂」を賭けた真剣勝負となっている。

二人が見せるSEXシーンは、昨年公開されて話題となった「過激派オペラ」を越える過激さ!内容も描写も下手なAVを越えるだけに、男性にとってはまさに大興奮の作品となっている本作なのだが、同時に女性同士の絡みは、あくまでも綺麗に美しく撮られている。

そのため、女性が見ても十分に楽しめる作品となっているので、女性の方にも勇気を持って劇場に足を運ぶことをオススメします!

ホワイトリリー ロマンポルノ 00087

(C)2016日活

最後に

中田秀夫監督&三宅隆太脚本という、あの傑作「クロユリ団地」のコンビが新たに世に送り出した傑作、それがこの「ホワイトリリー」だ!

今回製作された「ロマンポルノ・リブート」作品の中でも、ポルノ映画、いや恋愛ドラマとして間違いなく傑作であり、何より中田秀夫監督のホラー演出がポルノに合うという、その事実を目撃するだけでも、映画館に駆けつける価値は十分過ぎるほどにあると言えるだろう。

今回劇場で鑑賞して、女性同士や女性が一人で来場されている姿を、度々目にすることが出来た。(実際、自分の隣の席も女性一人での鑑賞だった)

時代は移り変わり、自由に自分の興味に従って鑑賞出来る状況が存在することを、実感しながら鑑賞した本作。

新たな観客、新たな価値観のもとに製作・上映された、今回の「ロマンポルノ・リブートプロジェクト」作品群が、果たして日本映画界に今後どのような旋風を巻き起こして行くのか?個人的に大いに注目・応援して行きたいところだ。

まずはこの傑作「ホワイトリリー」が、多くの観客の眼に留まることを願って止まない。

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(文:滝口アキラ)

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    ライタープロフィール

    滝口アキラ

    滝口アキラ

    滝口アキラ
    映画ライターにしてブルース・リー研究家。主な著書に、「ブルースリー超全集」「俺たちのジャッキーチェン」「俺たちの007」などがある。映画のコミカライズや、日本オリジナル映画主題歌などの、「失われた映画カルチャー」にも造詣が深く、TBSラジオ「ウイークエンドシャッフル」へのゲスト出演、今関あきよし監督作品への声優出演、更には「実際に映画に出演する映画ライター」として、現在「毎月1本必ず映画に出る」をノルマに活動中。その抜群の企画力と、交友関係の広さには定評がある。

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