『スター・ウォーズ』サーガのほんのちょっとしたトリビア①

大不評だったTV初放送時の
日本語吹替版

『スター・ウォーズ』は日本公開と同時期に英語&日本語のダイジェスト・ドラマ版LPが発売され、そのときの日本語吹替キャストはルーク(神谷明)、レイア(藩恵子)、ハン・ソロ(羽佐間道夫)というキャスティングでした。
続いてリバイバル日本語吹替版が劇場公開されたときはルーク(奥田瑛二)、レイア(森田理恵)、ハン・ソロ(森本レオ)。ここまではまっとうでした。

しかし、1983年10月5日、日本テレビ『水曜ロードショー』枠で、夜8時から3時間特別編成で『スター・ウォーズ』がテレビ初放送された際、その吹替キャストはルーク(渡辺徹)、レイア(大場久美子)、ハン・ソロ(松崎しげる)といった面々で、これが大不評。

しかも夜8時になってもタモリや研ナオコらがずっと登場するバラエティ番組的な構成がなされていてなかなか映画が始まらず、テレビ局には苦情が殺到。

これを反省してか日本テレビは85年10月11日、2度目のテレビ放映(金曜ロードショー)の際、キャストをルーク(水島裕)、レイア(島本須美)、ハンソロ(村井国夫)に改め、また映画評論家・水野晴郎の通常解説以外の余計な仕掛けなどは一切やめて放映しました。

以後、VHS&DVD&ブルーレイはまた異なるキャスティングがなされていて、02年の『金曜ロードショー』ではまた別キャストと、さまざまなバージョンが存在します。

個人的には85年吹替版が好みですが、久々に83年版も見直してみたいと思うことも、実はあったりしています⁉

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(文:増當竜也)

『スター・ウォーズ』サーガのほんのちょっとしたトリビア②
『スター・ウォーズ』サーガのほんのちょっとしたトリビア③

映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は2015年12月12月18日(金)18時30分、全国一斉公開。

スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒

予告編

公式サイト
http://starwars.disney.co.jp/movie/force.html

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(C) 2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved


    ライタープロフィール

    増當竜也

    増當竜也

    増當竜也 Tatsuya Masutou 鹿児島県出身。映画文筆。 朝日ソノラマ『宇宙船』『獅子王』、キネマ旬報社『キネマ旬報』編集部を経て、フリーの映画文筆業に就く。 取材書に『十五人の黒澤明』(ぴあ刊)、『特撮映画美術監督・井上泰幸』(キネマ旬報社刊)など。 編集書に『40/300 その画、音、人』(佐藤勝・著)『神(ゴジラ)を放った男/映画製作者・田中友幸』(田中文雄・著)『日記』(中井貴一・著)『日記2』(中井貴一・著)『キネ旬ムック/竹中直人の小宇宙』『同/忠臣蔵映画の世界』『同/戦争映画大作戦』(以上、キネマ旬報社刊) その他、パンフレットやBD&DVDライナーノートへの寄稿、取材など多数。 ノヴェライズ執筆に『狐怪談』『君に捧げる初恋』『4400』サードシーズン(以上、竹書房刊) 現在『キネマ旬報』誌に国産アニメーション映画レビュー・コーナー『戯画日誌』を連載中。近著に『映画よ憤怒の河を渉れ 映画監督佐藤純彌』(DU BOOKS刊)がある。

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