『隣の家族は青く見える』子供を持たない選択をした事実婚カップル・平山浩行×高橋メアリージュン対談

フジテレビ系にて、毎週木曜放送中の『隣の家族は青く見える』。主演の深田恭子さんと松山ケンイチさんが演じる、不妊治療に臨む五十嵐夫妻を中心に、コーポラティブハウスと呼ばれる集合住宅に暮らす4組の家族が、それぞれに抱える問題と向き合っていくドラマです。

今回、シネマズby松竹では、事実婚カップルとしてコーポラティブハウスに入居した川村亮司と杉崎ちひろを演じる、平山浩行さんと高橋メアリージュンさんにインタビューを実施。

自身の親との関係から子供を望まないちひろと、そんな彼女を受け入れながらも、前妻との子供・亮太を引き取ることになった亮司について、お話を伺いました。

──お二人は事実婚カップルから、ちひろにとって血縁のない子と暮らすステップファミリーという家族のかたちに変わりましたが、演じるうえでステップファミリーについて勉強されたりしたのでしょうか?

平山浩行さん(以下、平山):現場になにか用意をしていくということはなかったです。家族ごとのそれぞれの役割を現場で見たり、演じながら、家族のかたちがどういうものか、感じることが多かったですね。

──では、ステップファミリーということに特に構えずに、現場に入られたんですね。

平山:毎回、今後の展開がどうなるかわからない状態ということもあり、変に構えることはなく演じていますね。

高橋メアリージュンさん(以下、高橋)」最終的にどうなるかも、決まっていなかったんです。

平山:だから僕らも視聴者の方と近い目線で、次の回が楽しみ、という状態で演じています(笑)。

高橋:私は『グットナイト・ムーン』という映画が好きなんです。その作品でジュリア・ロバーツが演じる継母のようになりたいな、というイメージで演じていました。ジュリア・ロバーツ演じるイザベルが子連れの男性と結婚して、家族になるという話です。

平山:まさにちひろのような境遇なんだ。

高橋:イザベルは子供を子供として扱わないんですね。彼女のそういう姿が好きでしたし、台本を読むと、ちひろもそういう対応をしていたので、亮太と対等でいようというのは意識しました。

──では、お二人で演技プランを相談したりということは?

高橋:ないかなぁ?

平山:ないですね。

──家族というかたちにこだわるのではなく、ベースにある恋愛関係を大切に演じられたということでしょうか?

平山 お互い好きだという気持ちがあって、ある種なんでも許せてしまう関係。喧嘩したり、強いことを言っても、絆で繋がっているという気持ちは常に僕は持っているつもりでいましたね。何があっても彼女を信じきる。ちひろがいてくれるだけで亮司としてはありがたいという思いですね。

高橋:相談しなくても、そういう空気感に自然となってましたね。

──ちひろは芯が強くて、女性らしいところもあって、素敵な女性だなと思うんですが、演じるうえで一番大切にされたことはなんですか?

高橋:まずひとつは子供を産まない、というポリシーですね。あと、虐待されていた過去があるので…犬に例えると、親犬から生まれてすくすくと兄弟と一緒に育った犬でなく、ペットショップの犬というのを意識したんですよ。どこか寂しいというか。親から愛情をちゃんともらっていないので、亮司と離れたらまた結局ひとりなんだって思う、それが怖いのかなって。

平山:愛情に飢えてるのかもしれないですね。

高橋:飢えてると思う。ひとりになるのが怖いし。でも、心を開いた人にはすごくオープンになるので、亮司の前ではすごくかわいいちひろでいたいなと思いました。

──では、平山さんご自身が感じる、ちひろの魅力を教えてください。

平山:なんだかんだ子供が好きなんだなっていうのが、亮太を通して見えてくるところですね。やっぱりそこは素敵だなって。亮司の血が繋がってる子供だから、なおさらなのかもしれないけれど、その接し方がすごく母親のような気持ちにさせてくれて、そういうところがすごく魅力的だなって思います。亮太と対等でいる姿にも、すごく優しさを感じますね。

──子供を持たないという意志は世の中に理解されづらい部分もある中、「子供を持つことが正しい」という小宮山さんの主張に対するちひろの反論にとても共感したのですが、その辺りはどのように捉えて演じられたのでしょうか?

高橋:私はもともと子供が欲しいと強く思っている方なので、ちひろは自分とは真逆なんです。でも、産まないと決めてる友達もいるので、話を聞いたり、本を読んだりして、いろいろ知ることができました。

そのなかで多かったのは「子供を持つ自分を想像できない」という話ですね。想像できないということに対して、「あぁ、なるほどな」って腑に落ちた感じがしました。小宮山さんに対して感情をむき出しにするシーンは、自分の価値観を押し付けられるということへの怒りとして表現しました。

平山:でも、もし、子供ができてしまった場合に、ちひろはどうするんだろう。もちろん避妊はしているんでしょうけど。

高橋:それも考えましたね。まず亮司に相談するかどうか。考えて、相談はすると思ったけど…結局、どうなんだろう。

平山:まず誰に相談するんだろう。奈々(深田恭子)ちゃん?

高橋:う〜ん、子供を望んでいる奈々ちゃんには相談できないです…。でも、ちひろは意志が強いし、責任感も強いと思うので、やっぱり絶対にできないようにしていると思います。

平山:そこは、きっちりと。

──亮司はちひろが子供を欲しくないことを受け入れて、一緒にいることを選んだというのが大前提にあると思います。でも、その気持ちというのは、ちひろの過去まで受け止めたうえでの気持ちなのか、それとも、亮太という血の繋がった子供がいることで、“彼女との子供”にはそこまでこだわりがないのか、それともまた違う思いなのか、というのが気になっていたのですが。

平山:一番は彼女のことが好き、ということ。あとは、彼女と付き合う条件に子供を望まないということがあったと思うので、そこを飲み込めていなかったら、そもそも付き合ってなかったんじゃないかな。それでもやっぱり彼女が好きという気持ちが大きかったから、一緒にいると思います。

──もし、彼女が産んでくれるといってくれたらうれしい、と亮司は考えると思いますか?

平山:僕もひとり子供がいますし、好きな女性が自分の子供を産んでくれたらうれしいんじゃないかなと思いますね。亮司も子供が好きだと思うので。ちひろが亮太と接している姿を見て、母親像みたいなものを感じて、あぁ、ちひろとの間にも子供がいてくれたら素敵だなっていう思いはあると思います。

──亮太役の和田庵くんとは、撮影中どんな感じなんですか?

平山:彼は、そのまんまなんですよ(笑)。

高橋:そう! まんま(笑)!

平山:クールというか、シャイ。ちょっと仲良くなってくると、素の感じも出してくれるんですけど、そうじゃないときは全然平気そうに見えて、実はすごく緊張しているときもあって。見た目とはまた違う、子供らしさを感じることもありますね。ただ、本当に亮太という役柄にぴったり。

高橋:ハマりすぎですね。

──では、現場ではそんなにわいわいと賑やかにしている感じではなく。

平山:そうですね。でも、ぱっと近くに寄ってきたり、横に座って、何か話すわけでもなく本を読んでたり。そこがかわいいですよね。

高橋:私は役どころ的に、最初は距離をおいていたんです。でも、最近はドラマの展開的に仲よくしてもいい感じになってきたんで、話しかけてます。あと、前は「かわいい」とか、あまり言わないようにしてたんですけど、今は言っちゃいます(笑)。「うちの子、かわいいでしょ!」って(笑)。

──最後に、今後の見どころをお願いします。

平山:僕たちの家族でいうと、亮太とちひろとの距離が縮まってきて、ひとつの家族になってきているというか。そういう変化を感じてもらえると思います。

高橋:またひとつの家族のかたちになってきていますね。

平山:最終回には、それぞれの家族の結末みたいなものがすべて描かれているので、きっと視聴者の方も満足していただけるような内容になっていると思います。最後まで楽しみに見ていただけたらうれしいです。

高橋:ぜひ、それぞれの家族を応援していただければと思います!

スケッチブックトーク<亮司×ちひろ相性診断>

平山さんと高橋さんに、亮司とちひろとして、3つの質問に答えていただきました!

Q1:亮司はちひろのどこが一番好きだと思う?


高橋:正義感が強いところ
平山:実は子供が好き


高橋「あ〜! 迷ったんです」
平山「そこももちろん素敵ですよ」

Q2:二人の家で、一番お気に入りのスポットは?


高橋:ソファー
平山:ソファー


平山「なんでもソファーですから」
高橋「仲直りもね!」

Q3:ちひろのご機嫌をとるには●●をする!


高橋:「愛してるよ」と言って抱きしめてKiss
平山:ハグ

平山「お! 当たった!」
高橋「ちひろはこれでコロッと(笑)」

劇中ではすれ違いや想定外の出来事を超えて、絆を深めたお二人。さすがの回答でした!

ドラマ『隣の家族は青く見える』はフジテレビ系で、毎週木曜22時より放送中です!

(写真:HITOMI KAMATA、文:大谷和美)

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    ライタープロフィール

    大谷和美

    大谷和美

    高校2年の時に観た「バトルロワイアルⅡ」に衝撃を受け、映画の道を志すも、縁あって雑誌編集者に。特撮誌、若手俳優グラビア誌等の編集・ライター、WEB編集者を経て、現在はフリーランスで活動中。人間の感情や社会の闇を描いた邦画が好きで、気づけばR指定のDVDばかり借りていることも。一方、元々好きだったライダー・戦隊などの特撮作品やコメディ映画も好んで観ます。他、元上司のバカタール加藤が主催するニコ生番組「崖の上の生放送」に準レギュラーで出演中。

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