『キングコング:髑髏島の巨神』が首位スタート!今週の全米興行収入レポート!!

全米興収ランキング(3/10〜3/12)


1位(NEW)『キングコング:髑髏島の巨神』
2位(↓) 『ローガン』
3位(↓)『Get Out』
4位(↓)『The Shack』
5位(↓)『レゴバットマン ザ・ムービー』
6位(→)『Before I Fall』
7位(→)『Hidden Figures』
8位(↓)『ジョン・ウィック:チャプター2』
9位(↑) 『ラ・ラ・ランド』
10位(↓) 『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
(速報値/Box Office Mojo参照)

 3年前のサマーシーズンに公開され、1億ドルに迫るオープニングを記録した『GODZILLA ゴジラ』に続き、レジェンダリーピクチャーズが制作を務めた『キングコン:髑髏島の巨神』が、最初の週末を1位で飾った。
キングコング:髑髏島の巨神 場面写真


(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT, LLC



 本作はレジェンダリー版の怪獣映画シリーズのフランチャイズ第2作目。2019年には『Godzilla2』が控え、その翌年には『Godzilla vs. Kong』が予定されているので、弾みをつけるためにも大ヒットは欲しいところだろう。

 興味深いことに、『GODZILLA ゴジラ』は初週末で9300万ドルを超えるスタートを切ったものの、瞬く間に失速し、全米で2億ドルをようやく超えた15週目で上映期間を終えた。その要因は、サマーシーズンの開幕を飾る5月中旬の公開で、翌週から相次いでブロックバスター作品が公開されたために、7月に入る頃には当初の10分の1までシアター数を減らしてしまったからに他ならない。今回は春シーズンではあるが、またしても書き入れ時の序盤での封切り。これから数多くの大作が公開してくることを考えれば、ある程度の失速は否めないだろう。

 比較対象として挙げるべきか正直微妙なところだが、2005年にユニバーサルが制作したピーター・ジャクソン版の『キングコング』は、オープニング5000万ドルほどだったので、今回の『髑髏島の巨神』はオープニング成績ではすでに勝利を果たしている。それでも、近年もっとも不作だった2006年の正月シーズンに公開された同作は、ライバル作に恵まれて最終的に2億1800万ドルまで数字を伸ばしている。最終的な目標は、ここか『GODZILLA ゴジラ』か、いずれにしても2億ドルの壁は超えることはそう簡単にはいかないだろう。

 先週、華麗なスタートダッシュを見せた『ローガン』は、公開5日目の火曜日に1億ドルを突破すると、今週末で1億5000万ドルを突破。先週書いた通り、『X-MEN』シリーズはスピンオフを含めた10作すべてが1億ドルを突破したのだ。あと3000万ドルほどで、シリーズ通算20億ドルを突破することになるが、それもほぼ間違いない。


(c)2016 TWENTIETH CENTURY FOX



 また、『Get Out』も3週連続トップ3に食い下がる驚異的な粘り腰で、1億ドルを突破。『スプリット』から今年最大のサプライズヒット作の称号を奪い取る勢いだ。今週からは北米以外での公開もスタートするが、果たしてこの勢いをどこまで持続させることができるだろうか。

 先週注目したアカデミー賞関連作勢だが、相変わらず『Hidden Figures』は好調を持続。12週目に入っても、ベストテン圏内で順位を維持。また、『ラ・ラ・ランド』にいたってはシアター数を増やし、ランクをひとつ上げることに成功した。
ラ・ラ・ランド サブ4


(C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.



対照的に栄冠を勝ち取ったはずの『ムーンライト』は、先週から500館以上もシアター数を減らし、早くも祝福ムードは下火に入ってしまった模様。


(C)2016 Dos Hermanas, LLC. All Rights Reserved.



 さて、来週も拡大公開作は1本だけ。今年の春シーズンの最大の目玉である『美女と野獣』が、4000シアター以上の大規模でついにそのベールを脱ぐ。本作同様にディズニーが名作アニメの実写化に挑んだ、一昨年の『シンデレラ』は初週6000万ドル超で、華々しく1位で飾っていた。今回はそれ以上に輝かしいスタートを飾る可能性が充分だ。
 また、90年代ヨーロッパ映画の金字塔にして、のちのオスカー監督ダニー・ボイルの代表作『トレインスポッティング』の続編『T2 トレインスポッティング』がファン待望の公開を迎える。こちらは限定公開なので、1館あたりのアベレージに注目することにしよう。

(文:久保田和馬)

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