中村監督を苦笑させた竹内結子の質問とは?映画『残穢』記者会見リポート

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10月25日(日)、映画『残穢-住んではいけない部屋-』の記者会見が行われ、竹内結子さん、橋本愛さん、中村義洋監督が登壇しました。

今作は、第26回山本周五郎賞を受賞した小野不由美の同名ホラー小説が原作の映画。
作家である「私」(竹内結子)の元に、読者の久保さん(橋本愛)から自宅での怪奇現象について書かれた手紙が届いたことから物語が始まります。ふたりはその原因を突き止めるべく元住人やその土地に関わる人たちについて調査していきますが、想像もしない真実にたどり着きます。

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5年振りに中村監督の作品に出演した感想を尋ねられ、今まで中村監督の作品に多数出演し築いた信頼感について話しながらも「今回に関しては、なんで受けちゃったんだろう」と竹内さん。というのも、竹内さんはすごく恐がりなんだそう。
「中村監督の作品です。とお話をいただいた時は断る理由なんてなかったので、やります!とお返事したのですが、そのあとで怖い話だと知って後悔しました」と話していました。

一方、初めて中村作品に参加する橋本さんは、「『アヒルと鴨とコインロッカー』という作品が好きで、いつかご一緒したいなと思っていて。今回は10年振りのホラー映画ということで、監督としてもいつも以上の心意気なんだと思いましたし、そんな作品に参加できたことをうれしく思いました」と監督への思いを伝えます。
ちなみに橋本さんは、フィクションや作り物と分かっていればホラーも全然平気とのことで、それを聞いた竹内さんは「えーっ!?」と声をあげて驚いていました。

記者に混じって竹内さんからも質問が…?

マスコミからの質疑応答もあり、女優の二人には「海外の監督の作品に出てみたいか」、中村監督には「久々のホラーで新たな発見はあったか」など、さまざまな質問が出た中から一部を紹介します。

現場での役作りに関して、「演じた役は全くもって怪奇現象を怖がっていないんですね。なので、私自身から恐怖を取り除くことと素と違う思考回路に持っていくために、「怖くない、怖くない。何も信じてない」と唱えながら現場にいました」と竹内さん。家では明かりをつけたまま寝ていたくらい怖かったそうで「観たら後悔すると思います」とぽろり。会場に笑いが起こしていました。

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そして、橋本さんは「役名も「久保さん」と、記号的な存在でしたし、物語を進めていくドライバーのような役割だと思いました。久保さんによほどの好奇心がないと、あの結末まで2時間ひっぱっていけないと思ったので、冒頭では好奇心から出発していることを意識しました。それからは、好奇心と恐怖心のバランスを意識していたように思います」と客観的に役をみて、役作りをおこなっていたようです。

「映画ならではの魅力は?」という質問に、中村監督は「原作の小説よりも少し先まで描いていることですかね。でも、嫌な物読んじゃったな(笑)というような読後感と感触は一緒だと思います」と、原作ファンも気になるコメントを。また、完成したものを観る時はすべて忘れてお客さんと同じ気持ちで観るようにしているそうで、「最終的に僕自身もビビって観ちゃう映画になっていました」と怖さをアピールしていました。

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ちなみに現場では心霊現象と思われる出来事もあったそうで、「最後のシーンの撮影中に、空中で女の人が話してる声が聞こえて怖い思いをしました。あと、出るはずのないところに手が映ってたというのもあります」と中村監督が自身の体験を語ります。
それを聞いた竹内さんは監督に質問したいと挙手。
「私はあまりの怖さに試写会を途中でギブアップしたんですが、今の話を聞いたら、これからちゃんと観ようと思っていた気持ちが折れそうになったので、観なくてもいいですか?」と尋ねますが、「ダメでしょ! 公開もまだ先だし取材ももっと受けるんだから」と苦笑する監督でした。


    ライタープロフィール

    大谷和美

    大谷和美

    高校2年の時に観た「バトルロワイアルⅡ」に衝撃を受け、映画の道を志すも、縁あって雑誌編集者に。特撮誌、若手俳優グラビア誌等の編集・ライター、WEB編集者を経て、現在はフリーランスで活動中。人間の感情や社会の闇を描いた邦画が好きで、気づけばR指定のDVDばかり借りていることも。一方、元々好きだったライダー・戦隊などの特撮作品やコメディ映画も好んで観ます。他、元上司のバカタール加藤が主催するニコ生番組「崖の上の生放送」に準レギュラーで出演中。

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